アンケート調査

【住みたい路線ランキング|首都圏版】男女491人アンケート調査

首都圏で住みたい路線

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電車移動が主となる首都圏で暮らす場合には、「どの路線の沿線に住むか」は住まい選びの重要なポイントになります。

暮らしやすさや働きやすさを左右する重要なポイントであるからこそ、沿線選びに迷う人も多いのではないでしょうか。

今回は全国の男女491人を対象に、「首都圏で住みたい路線」や「路線に求める条件」についてアンケート調査を実施しました。

【調査概要】

  • 調査対象:全国の男女
  • 調査期間:2025年12月1日~2日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:491人(女性324人/男性167人)
  • 回答者の年代:10代 1.6%/20代 22.6%/30代 29.1%/40代 25.5%/50代 15.1%/60代以上 6.1%

首都圏で住みたい路線1位は「JR山手線」

首都圏で住みたい路線

男女491人に「首都圏で住みたい路線」を聞いたところ、1位「JR山手線(19.3%)」、2位「JR中央線(13.6%)」で、JR路線が1位と2位に。

3位「東急東横線(12.4%)」、4位「東急田園都市線(4.1%)」と、東急線が続きます。

ターミナル駅に直結し、主要エリアを短時間で行き来できる路線が上位に入りました。

通勤・通学や外出のしやすさが、沿線選びの大きなポイントになっていることが浮かび上がりました。

一方で京浜東北線や田園都市線など、都心から23区外・郊外に伸びる路線も人気。

日常の便利さと騒がしすぎない生活環境など、バランスを求める姿勢も見えます。

1位 JR山手線

  • 基本的に東京都内を行動することが多く、山手線沿いに住んでいればある程度の移動の融通がきくためです。乗り換えに関しても、都内の主要の駅と路線につながりがあるため、都内で自宅を探す際は基本的に山手線を意識しています(20代 男性)
  • 都心の主要な駅を網羅しており、どこへ行くにも便利だからです。また終電後もタクシーでの帰宅が容易で、治安も比較的安定しているエリアが多いと感じています(30代 女性)
  • もともと恵比寿や目黒に住んでいて、暮らしやすかったので(40代 女性)

1位は「JR山手線」でした。

JR山手線は東京を代表する路線のひとつで、東京都心をぐるりと一周しています。

「新宿」「渋谷」「池袋」「東京」といった主要ターミナル駅を結んでいることから、どこへ行くにも乗り換えしやすいのが特徴です。

移動の便利さという点でいうと、かなりメリットの大きな路線と言えます。

実際に山手線沿線に住んでいたり住んだ経験があったりして、便利だと実感した人も多くなっています。

2位 JR中央線

  • 都心へのアクセスの便利さ、そして落ち着いた雰囲気があるからです。新宿や東京などへの通勤通学にも便利ですし、カフェや商店街、娯楽施設など生活に必要なものが揃っている環境に魅力を感じます。公園や自然も多いため、子どもができたあとの休日もゆっくり過ごせると思います(10代 男性)
  • 「中野」「高円寺」「阿佐ヶ谷」「吉祥寺」と、住んでみたい町がたくさんあるから(50代 女性)
  • 中央線は主要駅へのアクセスが良く、快速が多くて移動が便利な点に魅力を感じています。静かな住宅街も多く、生活環境として落ち着いていそうなところにも惹かれています(60代以上 男性)

「JR中央線」が2位でした。

中央線は、東京駅から「新宿」などを経由して高尾まで伸びる路線です。

「中野」「高円寺」「吉祥寺」といった人気のエリアを通るため、沿線の雰囲気に惹かれて住みたいと答えた人も多くなりました。

郊外まで延びており落ち着いた住宅地も沿線に含まれるため、「通勤・通学の利便性」と「比較的自然に近い住環境」を重視する人にとってはメリットのある路線です。

3位 東急東横線

  • 雰囲気が落ち着いていて街並みも洗練されており、普段の生活がしやすいと感じるから(30代 女性)
  • 渋谷や代官山などおしゃれな街へのアクセスが良いからです(40代 男性)
  • 駅周辺の商店街やカフェも充実しており、徒歩圏でほとんどの用事が済む便利さも魅力です。「都会すぎず、郊外すぎず」というちょうど良い距離感が、自分の暮らしに合いそうだと思っています(50代 男性)

3位は「東急東横線」です。

東横線は渋谷から横浜までを結ぶ東急電鉄の路線。

都内では「代官山」「中目黒」「自由が丘」を沿線に抱えているため、おしゃれなイメージから住みたいと答えた人もいました。

また神奈川県内の沿線には、武蔵小杉など大規模な再開発が進むエリアがあります。

沿線には商店街や駅に隣接したショッピングモールなども多く、便利さから人気が高くなっています。

4位 東急田園都市線

  • のどかなのに、渋谷まで直通で行けるから(30代 女性)
  • 渋谷へのアクセス。また東京メトロ半蔵門線や東武伊勢崎線・日光線との相互直通運転により、都心各方面への移動もスムーズ。電車の本数も多く、10分以上待つことはあまりない路線だと思います(30代 女性)
  • 路線の民度が高そうで、電車に変な人がいなさそう。沿線は緑が多い住宅街のイメージがある(60代以上 男性)

「東急田園都市線」が4位となりました。

田園都市線は渋谷から「二子玉川」「たまプラーザ」などを経由して、神奈川県の中央林間までを結ぶ路線です。

郊外から都心の渋谷まで直結できる路線であり、東京メトロ半蔵門線と相互乗り入れしているため、「都心へのアクセス」と「落ち着いた住環境」を両立しています。

のどかな場所に住みながら、便利さもあるという環境に魅力を感じている人が多いとわかりました。

「二子玉川」「たまプラーザ」の駅前には、大型の商業施設も整備されています。

5位 JR京浜東北線

  • 埼玉住みなので憧れ。大宮からなら混まない(30代 男性)
  • 会社まで通うのが便利だから。大きなターミナル駅がいくつもあるから(40代 女性)
  • 山手線ほど都会ではないので、住宅費を少し押さえられそう(50代 女性)

「JR京浜東北線」が5位に入りました。

京浜東北線は大宮から「上野」「東京」「品川」「横浜」を経由して大船まで延びる長い路線。

首都圏のターミナル駅を複数つないでいるため、便利と考える人が多くなりました。

また路線が長いため沿線には郊外も含まれ、「家賃・地価が都心よりは少し安そう」という期待も聞かれました。

同率5位 東京メトロ丸ノ内線

  • 東京駅の新幹線をよく利用するため、利便性が高い(20代 男性)
  • 丸ノ内線は比較的空いているのでよく使う。新宿へのアクセスがいいし、急がないのであれば銀座にも一本で行ける。雨の日も寒い日も快適(30代 女性)
  • ステータス性があるかな、と(40代 男性)

同率5位は「東京メトロ丸ノ内線」でした。

丸ノ内線は池袋から「東京」「新宿」を経て荻窪までを結ぶ路線です。

東京駅や新宿駅などの主要ターミナル駅を通っているため、他路線を利用したいときに便利。

また銀座なども通っているため、プライベート利用でも価値を感じやすい路線です。

首都圏で住みたい路線に求める条件は「混雑が少ない」

首都圏で住みたい路線に求める条件

「首都圏で住みたい路線に求める条件」として、最も多かった回答は「混雑が少ない(32.8%)」で、30%以上の人から回答を得ました。

2位「他路線も使いやすい(24.4%)」と答えた人も多くなっています。

次ぐ3位は「電車の本数が多い(13.8%)」、4位は「都心に出やすい(12.0%)」でした。

移動のストレスが少なくなるような、快適に移動できる路線を求める人が多くなりました。

つまり「混雑や遅延が少ない」などですね。

「他路線が使いやすい」「都心など、行きたい場所へのアクセスがいい」といった利便性が高まることでも、移動が快適だと感じやすくなります。

1位 混雑が少ない

  • 通勤や通学などによる混雑が少ない(20代 女性)
  • 混雑は少ないほうがいいです。しかし首都圏なので強くは求めません(30代 男性)
  • 中央線は非常に混雑するため、その点では理想的とは言えません。ほとんど座って移動できないため、もし座れる機会が増えれば、さらに快適だと思います(50代 女性)

1位は「混雑が少ない」でした。

ぎゅうぎゅう詰めの満員電車で毎日通勤や通学していると、職場や学校に着く前に疲れてしまいますよね。

そのため、混雑の少なさを求める人も多くなりました。

現実的には首都圏の主要路線は、ピーク時には混雑してしまいます。

しかし、少しでも負担を軽くしたいと思っている人が多いとわかりました。

どうしても座りたい場合には、沿線の中でも始発駅を狙うといった工夫ができます。

2位 他路線も使いやすい

  • 複数路線が通っていることだと感じます。首都圏に住むと車移動ではなく電車移動が増えるため、「距離」よりも「乗り換えなし、もしくは1回乗り換え」で行ける範囲が広いといいと考えております(20代 男性)
  • 電車遅延時など、他路線に切り替えやすい(40代 男性)
  • 他路線の乗り入れがある(50代 女性)

「他路線も使いやすい」が2位でした。

複数路線が使いやすい路線だと、行動範囲が広がります。

また遅延や運休などのトラブルが発生したときに別の路線が使えることは、リスクヘッジにもなります。

複数路線を使えることは、便利さだけではなく安心感にもつながっているとわかりました。

3位 電車の本数が多い

  • 電車の運行本数が多いこと(30代 女性)
  • 本数が多いこと。乗ろうとした電車を逃してもすぐに次の電車が来ると、本当に助かる(40代 男性)
  • 電車の本数が多く、駅での待ち時間が発生しないこと(50代 男性)

3位は「電車の本数が多い」です。

電車の本数が多いほど、移動の自由度は増えます。

数分おきに電車が来るなら、時刻表を見て、電車の時間に合わせて駅に行く必要がないからです。

一本逃してもすぐ来るという安心感も、忙しい人には大きなメリット。

ホームでの待ち時間が短ければ、暑い日や寒い日のストレスも減ります。

4位 都心に出やすい

  • ひとつは都心へのアクセスがいいことです。首都圏に住むのであれば、都心へのアクセスがいいのは必要不可欠だと思います(10代 男性)
  • 都心部(港区)へのアクセスが楽(20代 女性)
  • 都内まで乗り換えなしで行ける(50代 男性)

「都心に出やすい」が4位となりました。

職場や娯楽が集中するのは、やはり都心部です。

そのためスムーズな動線で都心部に出られることは、日常生活の利便性を高めます。

乗り換えなしや、少ない乗り換え回数で都心へアクセスできれば、移動の負担は軽くなりますね。

逆に都心まで時間がかかる路線だと、「移動のために睡眠時間が削られる」「移動が面倒で、行動が制限される」などのデメリットがあります。

5位 商業施設が多い

  • 駅ビル内のお店が充実している(20代 男性)
  • スーパーなどが近くて、飲食店もそこそこあると嬉しいです(30代 女性)
  • いろんな商業施設へ行くのに便利なのがいいです(50代 女性)

「商業施設が多い」が5位に入りました。

駅周辺に商業施設が多いと、買い物や外食が気軽に済ませられ、生活がとても便利になります。

そのため駅周辺に、スーパーや飲食店、複合型の駅ビルなどが充実していると、暮らしの満足度が上がります。

最寄り駅ではなくても沿線に商業施設が多いとショッピングの幅が広がり、利便性も高まります。

6位 治安がいい

  • 治安が安定している地域であることを求める。深夜でも徒歩移動がしやすい街灯の多さや、駅周辺の見通しの良さなど、日常の安心感につながる環境も重要だと考えている(20代 男性)
  • 治安が落ち着いていて、夜でも安心して歩ける雰囲気があると嬉しいです(30代 女性)
  • 夜道が明るく、パトロールや監視カメラが整備されているかなどの治安と、安心感(40代 女性)

6位は「治安がいい」でした。

いくら路線自体が便利でも、治安が悪いと安心して暮らすのは困難です。

そのため、夜道の明るさやパトロール体制、監視カメラなどのインフラを重視している人もいました。

「駅前がにぎやかだと治安リスクが減ると思う」という声も寄せられています。

「街全体の治安が良さから、乗客の治安も良いこと」という意見もあり、沿線の治安と電車内の雰囲気が連動するのではないかと考えている人もいることがわかります。

7位 好きなエリアがある

  • よく遊びに行く場所の最寄り駅がラインナップに入っているか。主要路線は都心の大きな駅に停車することがほとんどだと思うので、走行本数が多くとも混雑は避けられないかと思います。そのため引越しなどで路線を決める際は、「通勤」よりも「暮らし」に重きを置いて考えることが多いです(20代 女性)
  • 魅力がある街であり、住みやすいことです(50代 女性)
  • 人気のエリアが多い(60代以上 男性)

「好きなエリアがある」が7位です。

よく遊びに行く街や好きな場所が生活圏にあることで、日常の楽しさが増します。

そのため好きな街が沿線にあると、「◯◯沿線に住んでいる」という満足度が高まります。

首都圏の主要路線はどうしても混雑してしまうため、快適性については現実的に諦めざるを得ないことも。

別の価値を求めたとき、「好きなエリアがある」という判断基準にたどり着いた人もいました。

同率7位 ターミナル駅に行きやすい

  • 大きな駅で停まる(20代 女性)
  • ターミナル駅に直結している(40代 女性)
  • 主要なターミナル駅まで乗り換えなし、または1回乗り換えで、30分以内に行けること(60代以上 男性)

「ターミナル駅に行きやすい」も同率7位です。

ターミナル駅に出やすいと、複数路線への乗り換えがしやすくなります。

そのためターミナル駅の近さは、行動できる範囲の広さにつながります。

またターミナル駅の周辺にオフィスや商業施設があるので、ターミナル駅に出やすいことで通勤や娯楽へのアクセスもしやすくなるのがメリット。

利便性を求める層にとっては、使いやすいターミナル駅がある路線かは、欠かせない判断ポイントです。

9位 通勤しやすい

  • 遠くてもいいので、職場まで乗り換えなし(20代 女性)
  • 勤務地まで乗り換え1回以内(40代 女性)
  • 通勤・通学がしやすい(50代 男性)

「通勤しやすい」が9位に入りました。

毎日職場に出勤する働き方であれば、通勤しやすい環境は、毎日の生活の質を決定づける大きな要素です。

具体的には「乗り換えが少ない」「座れる可能性が高い」「短時間で移動できる」などの条件が挙げられました。

10位 遅延が少ない

  • 遅延しても大きく遅れないことです(30代 女性)
  • 定時通りの運行。事故が少ない(40代 女性)
  • 年間を通して、安定して時間通り乗車できる(40代 男性)

10位は「遅延が少ない」でした。

電車が遅延すると、仕事や学校に遅れたり、混雑がひどくなったりと、大きなストレスが発生します。

相互乗り入れ運転が増えたことにより、遠くで起こった事故が自分の乗る電車に影響することもありますね。

そのため遅延に敏感になっている人も多いと推測できます。

遅延の少なさが安心感につながります。

まとめ

住みたい沿線としては、「山手線」「中央線」など主要ターミナル駅や都心に出やすく、乗り換えにも便利な路線が多く挙がりました。

一方で首都圏の路線に求めることとして挙がったのは「混雑が少ない」です。

主要路線に混雑軽減を求めるのは難しいと理解しながらも、やはり快適さを求めてしまう人が多くなりました。

「利便性優先だが、本音では混雑は避けたい」という思いが見えます。

同じ路線でも使う駅が違えば便利さや快適性は変わってくるので、使いたい路線がある場合には、複数の駅を見比べて物件を探すのもいいですね。

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この記事の監修者

株式会社AlbaLink社長の河田憲二です。弊社は空き家やなど訳あり物件の買取再販を行う不動産業者です。弊社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」「訳あり物件買取ナビ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。【保有資格】宅地建物取引士

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