【確定申告は自分でする?税理士に任せる?】男女500人アンケート調査

確定申告の時期が近づくと、「今年も自分でやるべきか」「外注したほうがいいのかな」と悩む人も多いのではないでしょうか。
確定申告の手続きはオンライン化が進み、年々簡単になっている一方で、書類の準備やミスへの不安など、負担を感じる声も少なくありません。
今回は確定申告をしている男女500人にアンケート調査を実施し、「自分で申告するのか、税理士に依頼するのか」を調査。
「確定申告で負担に感じていること」についても聞いています。
- 調査対象:確定申告を行っている人
- 調査期間:2025年12月20日~22日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人(女性317人/男性183人)
- 回答者の年代:20代 11.8%/30代 32.2%/40代 28.8%/50代 19.4%/60代以上 7.8%
目次
今年の確定申告は「自分でする」が87.0%

確定申告を行っている500人に「今年の確定申告はどうするか」を聞いたところ、「自分でする(87.0%)」と答えた人が最も多く、90%に迫りました。
一方「税理士に依頼する(7.4%)」「申告代行・サポートサービスを利用する(5.6%)」は合わせて13.0%で、外部サービスの利用はあまり浸透していないことが伺えます。
なお税理士事務所以外のサポートサービスとしては、クラウドソーシングサイトなどを経由して依頼できる「記帳代行」などがあります。
確定申告を自分でする理由

確定申告を自分でする理由の1位は、「自分でできる(50.1%)」で全体の半数を超えました。
2位「お金がかからない(32.4%)」、3位「自分で確認したい(5.3%)」、4位「勉強になる(3.2%)」が続きます。
- e-Taxを使って、自宅でできるようになったから(50代 男性)
- 今までも自分で申告作業をしてきていて慣れている。また小さいスケールで生活しているため、複雑な申告項目がなく、自分で申告作業ができるので(50代 女性)
- 自分の好きなタイミングでできるし、勉強になるから(20代 女性)
- 費用をかけたくないのと、自分で覚えたいから(30代 女性)
- 医療費や固定資産税を把握しておきたいため、自らが行っている。第三者に頼むと何かしらの問題も起きかねないのが、不安でもある(40代 女性)
「慣れていて知識がある」「量が少ない」「簡単な仕訳しかない」などの理由で、自分でやっている人もいます。
「自分でできるなら、お金もかからないし自分でやろう」となるのですね。
e-Taxと連携した会計ソフトから確定申告できるなど、確定申告の手続きも簡単になっているので、自分でできると感じやすくなったと推測できます。
また「自分で確認したい」「勉強になる」といった声も。
ビジネスや家計をしっかり把握できる、税金の知識が身につくなど、前向きな気持ちで確定申告に取り組んでいる人もいることがわかりました。
確定申告を税理士に依頼する理由

確定申告を税理士に依頼する理由の1位は「ミスが減る(45.9%)」です。
2位「手間がかからない(29.7%)」、3位「自分では難しい(21.6%)」と答えた人も20%を超えており、多くなりました。
- 間違えると嫌なので。煩雑で面倒くさい(40代 女性)
- 専門知識が必要で、間違いがあると困るので、税理士に依頼します(50代 男性)
- ミスもなく、わからないこととかも聞けるし、領収書などを送るだけで自分の仕事を優先できるから(50代 女性)
- 不動産投資を始めたため、わからないことが多いから(20代 女性)
- 自分が確定申告の知識をもっていないため、毎年税理士に依頼しています(40代 男性)
税理士に確定申告を依頼している人からは、「ミスのない正確さ」や「ミスがないことによる安心感」を重視する声が多く挙がりました。
確定申告の内容に間違いがあると、修正や更正する手間が発生しますし、場合によっては追徴課税などのペナルティを課されることもあります。
とくに確定申告に慣れていなかったり申告内容が複雑だったりして自信がないと、ミスについての精神的な負担も大きくなるため、税理士に任せたくなるのですね。
また「手間がかからない」「時間がもったいない」といった声もあり、確定申告を外注することで、仕事や生活を優先できると考えている人もいました。
確定申告で負担に感じることは「必要な資料をとりまとめる」

「確定申告で負担に感じること」を聞いたところ、最も多かった回答は「必要な資料をとりまとめる(30.6%)」でした。
2位「税務署に行く(16.2%)」、3位「会計ソフトを操作する(8.4%)」が続きます。
確定申告の負担は、申告時期に、確定申告の書類を作ったり提出したりする作業そのものによる負担だけではないとわかります。
書類作成の前段階にある「添付資料のとりまとめ」や「日々の会計ソフト入力」も負担だと感じられていました。
もちろん「税務署へ行く」など、申告時期に一時的に発生する作業も負担となっています。
ちなみに「自分でできるから自分でやっている」と答えた人からも、「資料をとりまとめるのは負担」「漏れがないか不安」という声はありました。
実際に自分で確定申告していても、楽々とこなしている人ばかりではないとわかります。
1位 必要な資料をとりまとめる
- 添付資料が多く、集めることが面倒(30代 女性)
- レシートや領収書を集めて、合っているか確認する作業が一番大変です。ソフト入力はあまり難しくないのですが、書類の抜けやミスがないか見直すのに時間がかかって、毎年負担に感じます(40代 男性)
- デジタルと紙の領収書が混在しているため、まとめるのに手間がかかってしまう(50代 男性)
1位は「必要な資料をとりまとめる」でした。
確定申告においては、「レシートや領収書」「控除に関係する各種書類」など、集めて確認して保管しておくべき資料がたくさんあります。
領収書など随時発生するものに関しては、普段から整理しておく習慣がないと、申告時期に一気に作業が集中してしまい、大きな負担となります。
特定の時期にならないと発行できない書類などもあるのでジリジリしながら待つことも。
上記のような資料集めや整理に時間を取られると、会計ソフトやe-Taxへの入力作業に時間的余裕がなくなってしまい、ミスへの不安も高まりがちです。
結果として、確定申告全体が大変な作業という印象になってしまいます。
2位 税務署に行く
- オンラインで提出できたらいいですが、私はまだマイナンバーカードをもっていないので、提出するのに税務署に行くのが負担です。申告時期は本当に混雑しています(30代 女性)
- わからない部分を税務署員さんに聞いたりするが、混雑するので余裕をもった行動が必要。済ませたい日に済ませられないことがある(40代 男性)
- 確定申告会場が遠いので、自転車で片道1時間かかります。すごく混むので予約時間を設定され、「3時間後に来てください」のような感じ。さらにいざ確定申告しようにも、すごく混んでいて何時間もかかります(50代 女性)
2位は「税務署に行く」でした。
オンラインでも確定申告はできるものの、「疑問点があり、税務署で確認したい」「e-Taxを利用できない環境である」などの場合には、申告時期に税務署へ出向くことになります。
ただ確定申告時期の税務署は混んでいて、待ち時間が長くなることも多く、時間的な負担が発生します。
住んでいる場所によっては、税務署への移動時間が長くなることも。
すると思うように予定が組めず、仕事や家事との両立が難しくなり、行くだけで疲れ、確定申告自体が負担に感じられます。
スマホやマイナンバーカードを使ってe-Taxを利用できるように環境を整えると、オンラインで確定申告書を提出できるので、税務署に行く機会は減ります。
3位 会計ソフトを操作する
- 会計ソフトはe-Taxよりも使いやすいが、埋めないといけない項目が多すぎる。「どこを埋めなければいけなくて、どこは埋めなくていいのか」も難しい(20代 女性)
- 会計ソフトの操作に慣れていないこと(40代 男性)
- 会計ソフトの入力項目が多くて、どこに何を入れるべきか迷うこともあって、精神的にも時間的にも負担が大きいです(50代 女性)
3位は「会計ソフトを操作する」でした。
会計ソフトは、主として日々の仕訳(売り上げや経費などの入力)に使います。
e-Taxと連携して確定申告にも使えるものもあって、便利なツールです。
ただ「入力項目の多さ」「わかりにくい画面構成」などによって、入力時に戸惑うことも多く、ユーザーの負担となっていることがわかりました。
とくに確定申告の画面は、基本的に年1回しか見ないので、操作に慣れるのが難しいという面もあります。
慣れていないと、入力に時間がかかるだけでなく、正しくできているか不安になり、精神的な疲れにつながってしまいます。
ソフトによっては「チュートリアル画面」「動画での説明」「チャットで質問できるサポート機能」などがありますので、活用してみるのもいいですね。
4位 ミスへの不安が大きい
- 書類不備や記入漏れがないか不安。確定申告は毎年行っているが、いつも流れや方法を忘れてしまう(30代 女性)
- 初めてするので、不備がないか不安。とくにインターネット上で行うことになるので、理解できるか不安(30代 男性)
- 添付資料を見ながら申告をするのだが、「本当に正しいのか」「間違って解釈しているのではないか」と不安に感じることがとても負担である(50代 女性)
4位は「ミスへの不安が大きい」です。
確定申告はお金を扱う公的な手続きであり、間違っているとペナルティが課されることもあるため、間違えてはいけないという意識をもつ人も多数。
そのため「ミスしていないか」「あまり理解していないけど、このまま進めていいか」という不安を抱きやすく、精神的な負担につながります。
不安が大きくなる理由としては、原則年1回しか行わない手続きであることから、「去年やったことを今年は忘れてしまう」という声も寄せられました。
またルールや変わることもあるため、「去年まではOKだったけど、今年はどうなの?」という不安も起こり得ますね。
不安が大きいと、マニュアルを読んだり確認したりといった作業に時間がかかり、確定申告にかかる時間が多くなり、しんどく感じられます。
5位 専門用語が多い
- 専門用語が難しくて、1人だとよくわからないところがあった(20代 女性)
- わからない専門用語が多くて、理解できない。その結果入力ミスがあり、あとで市から課税のお知らせが届いたときに、税金が多くなっていることに気づき、税務署で訂正することもあります(40代 女性)
- 青色申告をしていて、簿記についての専門用語が難しい(50代 男性)
5位は「専門用語が多い」でした。
国税庁などが公開している確定申告についてのページを読んでみると、税務や会計に特有の言葉が多く登場して、内容を理解するのに時間を要することもあります。
税務や会計関連の知識がある人なら問題ないかもしれませんが、前提知識がないと「難しい」と感じてしまう原因になりますね。
期限もあるので意味を十分に理解できないままに作業して、結局後からやり直しが必要になるなど、余計な手間を生んでしまった例もありました。
自分で解説を読んでも理解が難しい場合には、税務署などで相談する方法があります。
今後の確定申告は「自分で行いたい」が77.8%

「今後の確定申告はどうしたいか」を聞いたところ、「自分で行いたい」と答えた人が77.8%でした。
一方で「税理士(10.2%)」「サポートサービス(10.2%)」などの外部サービス利用意向のある人は、合わせて20.4%となっています。
今年の確定申告については「自分でする」と答えた人が87.0%で、外部サービス利用は13.0%だったため、来年以降は自分でやらずに、何らかの外部サービスを利用したいと考えている人が増えています。
「今年は自分でやるけど、来年以降は外注したい」と考えている人の回答を見ると、「個人事業主になってしばらく経つが、なかなか慣れないので、自分でやらないほうがいいと思う」などの声がありました。
まとめ
確定申告はオンライン化が進んでいるため、自分で申告するハードルが下がっています。
そのため「自分でできるから、自分でする」と答えた人も多くなりました。
ただ自分でできると言っても、資料のとりまとめや会計ソフトの入力に負担を感じている人も多数います。
一方で自信や時間がなかったり、申告内容が複雑だったりして、税理士に任せるケースも。
申告内容の量や難しさに応じて、対応を選択していることがわかりました。
仕訳の量が多かったり複雑だったりして、本業以外に時間を取られるのを避けたい場合には、外注するのもひとつの方法です。
空き家や築古アパートなどの収益物件を探すならアルバリンクへ
「高利回り」の収益物件をLINE登録者限定で公開中!
【LINE登録者限定】高利回りの未公開物件を配信しています!







