【近所の空き家をどう思ってる?】地域のイメージへの影響について500人アンケート調査

近所に空き家があることで、迷惑を被ったり不安を感じたりしている人も多いのではないでしょうか。
今回は近所に空き家がある500人を対象に、「空き家があることについてどう思っているか」や「空き家の放置による地域のイメージ」などについてアンケート調査を実施しました。
- 調査対象:近所に空き家がある人
- 調査日:2026年5月12日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人(女性340人/男性160人)
- 回答者の年代:20代 14.6%/30代 33.2%/40代 29.4%/50代 17.6%/60代以上 5.2%
目次
近所に空き家があることについて「迷惑・不安」と思っている人が73.4%

近所に空き家がある500人に「近所に空き家があることについて、率直にどう思っているか」を聞いたところ、「迷惑・不安」と回答した人が、「とても(10.4%)」「やや(63.0%)」を合わせて、73.4%にのぼりました。
空き家についてはマイナスの印象を抱いている人が多いとわかります。
ただ詳しい回答を見ると、「きちんと管理されているなら気にならない」「一軒だけなら問題ない」という声も。
「放置されているのか、管理されているのか」「空き家が増えているのか」など、物件や地域の状況によって受け止め方が変わるようです。
空き家が放置されている地域のイメージは「治安が悪い」

「空き家が放置されている地域のイメージ」を聞いたところ、圧倒的1位は「治安が悪い(42.0%)」でした。
2位「活気がない(22.8%)」、3位「衛生面で不安がある(11.6%)」、同率4位で「住みたくない(10.8%)」「景観が悪い(10.8%)」が続きます。
「安心できなくなる」「活気がなく寂しい」など、空き家の放置が地域全体に対して悪い影響を及ぼすと考えている人が多くなっています。
放置されている空き家は、建物や庭の手入れが行き届きません。
そのため見た目が悪くなり、周辺にも悪い影響を及ぼしてしまうのですね。
空き家問題は単に空き家の建物内や敷地内だけの問題にとどまらないとわかります。
1位 治安が悪い
- 空き家は全体的に古かったり、窓サッシが歪んでいたり、門扉付近の雑草が生い茂ったりしている。「周囲に関心をもたなくなった」と思われ、治安が悪いイメージをもたれそう(20代 女性)
- 街の治安が悪いというイメージがつきそう(30代 男性)
- 地域の安全性が低下して、犯罪や災害を引き起こす原因となってしまうと感じます(50代 男性)
1位は「治安が悪い」でした。
空き家が放置されていると、不法侵入やいたずら、ゴミの不法投棄などが起こりやすくなります。
管理されていない空き家があることで、誰も関心をもたない場所という印象になってしまい、周辺のモラルが低下することを危惧する人も。
「子どもがいる家庭では、不安が大きいと思う」という声もあり、安全性を重視する人ほど地域に悪い印象をもちやすくなることが伺えます。
「治安が悪い地域」「危ないことが起こりそうなエリア」だと思われると、人気が下がってしまう恐れもあります。
2位 活気がない
- 近所に空き家が放置されていると、街全体の活気がなくなり、少し寂しい印象になると感じます(30代 女性)
- 劣化が進むにつれ寂れた感じが強くなり、過疎化のイメージも強いと感じます(50代 男性)
- 空き家は何軒かあります。共通しているのは、家周りに草が生えて誰も住んでいないとすぐにわかることです。かつてはきれいな住宅地でしたが、ポツンポツンと数軒あるだけで寂れた印象を受けます(60代以上 女性)
2位は「活気がない」でした。
空き家が増えると、周辺地域から生活感が薄れていき、人の気配が少ない街という印象を与えやすくなります。
「近所に空き家が数軒あり、寂れてた感じがする」という声も複数ありました。
一軒だけならあまり気にならなくても、空き家が増えると、寂しさを感じやすくなるとわかります。
また、手入れされていないことがすぐわかる空き家も、寂しさを感じさせるポイントとなっています。
3位 衛生面で不安がある
- ポイ捨てゴミなどが散乱しているので、衛生的に気になる(30代 女性)
- 不衛生な街に感じます(40代 女性)
- 野生動物が住み着くなど衛生面での不安がある(60代以上 男性)
「衛生面で不安がある」が3位となりました。
周辺に空き家があることで、不衛生な印象を受けるという人もいます。
放置された空き家は、虫や動物の住処になってしまうことも多いからです。
また敷地内にゴミが残されたままだったり、ゴミを投げ入れられたりすると、不衛生になってしまいます。
悪臭やカビなどの問題につながって周辺に影響することもあり、「安心して暮らせない地域」という印象になりやすいと考えられます。
4位 住みたくない
- 「住みたくない街」というようなイメージダウンにつながると感じます(30代 女性)
- 魅力的ではないイメージがあるので、新規入居者が減りそう(20代 女性)
- 周りの人も「引っ越ししようか」など、ネガティブな気持ちになりがち。町内会の世帯も減少しそうなイメージがある(60代以上 男性)
「住みたくない」が同率4位です。
放置された空き家の目立つ地域は、「治安が悪い」「活気がなく、将来性を感じられない」といった印象を与えてしまいます。
住環境の魅力が低下してしまうのですね。
そのため「新しい住人が入ってこない」「今周辺に住んでいる人も出て行ってしまう」という危惧を抱いている人も多くなりました。
住人が減ればさらに活気が失われ、将来的には地域全体の持続性にも影響を及ぼしかねません。
同率4位 景観が悪い
- 街の景観が悪くなってしまう(20代 女性)
- 窓ガラスの割れている空き家があり、観光地のため景観が損なわれている(30代 女性)
- 草刈りができていないため、雑草を放置して伸び放題。雑草のせいで私の家も外観の見栄えが悪くなりつつあるので、迷惑です(50代 女性)
同率4位は「景観が悪い」でした。
空き家を放置すると、「外壁の劣化」「割れた窓」「伸び放題の雑草や庭木」といった問題が起こります。
上記のような状態は敷地の外からでもぱっと見て確認できるため、周辺の景観にも大きな影響を与えます。
とくに住宅の密集した住宅街や、景観を大切にする観光地では、一軒の荒れた建物が周辺全体の印象を大きく損ねることも。
「近隣住宅の外観まで暗く見えてしまう」という体験談もありました。
地域の魅力低下にも直結しやすい問題です。
6位 地域の価値が低い
- 第一印象があまりよくなく、地域の価値が下がったように感じる(30代 女性)
- 空き家の状態によるが、明らかに古ければ周辺の価値が下がりそう(40代 男性)
- 住む価値のない地域だと思われて印象が悪くなるし、地価も下がりそう(40代 男性)
6位は「地域の価値が低い」でした。
空き家が増えると、「人が離れている地域」「需要が低い地域」という印象をもたれやすくなります。
また「治安が悪い」「衛生的によくない」といった印象も、地域全体の価値低下につながります。
結果として、居住地としての魅力が低下し地価が下がってしまうのでは、と感じている人もいました。
「地価が下がることまでは考えていないが、地域の魅力が下がることはある」という声も寄せられています。
7位 全体的に暗い
- 暗いイメージになるので、小さな子どもがいる家庭は不安に感じると思う(20代 女性)
- 人気のない場所ができてしまって事件や事故につながり、結果として地域の価値やイメージが暗くなってしまうと感じる(20代 女性)
- 街並みの印象が一気に暗くなりそう(40代 男性)
「全体的に暗い」が7位となりました。
空き家が放置されることで、人の気配を感じられない場所が増えます。
物理的にも、夜になっても空き家には灯りが灯りません。
そのため街全体に暗く沈んだ印象を与えやすくなり、「夜に近くを通るのは怖い」といった不安も生みます。
近隣住民が許容できる空き家の管理状態は「草木が手入れされている」

「許容できる空き家の管理状態」の1位は「草木が手入れされている(50.4%)」で、約半数の人から回答を得ています。
2位「外観がきれいに保たれている(34.8%)」と答えた人も3割を超えました。
以下、3位「管理者が出入りしている(19.8%)」、4位「掃除が行き届いている(17.2%)」、5位「倒壊の危険がない(4.8%)」の結果でした。
まとめると「空き家でもちゃんと手入れされているなら、許容できる」という意見になっています。
そして、手入れされていると感じる指標として、「草木の手入れ」「外観がボロボロではない」「管理者の出入りが確認できる」などがあるのですね。
上位に入った項目の特徴としては、「外から見て確認しやすいもの」「日常的に感じられるもの」が多くなっています。
近隣住民が勝手に建物の中にまで入ることはできないので、日常的に見える範囲で安心を得ている形です。
また「草木の手入れ」「倒壊の危険がない」といった回答からは、周囲の家に迷惑をかけないでほしいという意識も読み取れます。
1位 草木が手入れされている
- 隣が空き家となり、植栽の枝が越境し落ち葉も多く、掃除が大変です。せめて周りの家に掃除の手間を増やさないでほしいと思います(30代 女性)
- 最低限雑草の手入れくらいされていれば、通りすがりの人は気づかないので問題にはならないと思う(40代 男性)
- 樹木や草木が定期的に手入れがされており、樹木の枝が隣家や道路に越境して伸びてこない(60代以上 女性)
1位は「草木が手入れされている」でした。
空き家の草木が管理されていない状態は、敷地の外から見てすぐにわかります。
そして「虫の発生を招く」「管理されてないことが一目でわかるので、犯罪につながる」といった心配があります。
そのため、雑草や庭木の管理を求める人も多くなりました。
雑草や樹木が伸び放題になると、枝が隣家や道路へ越境したりするため、隣人の負担が増えるという面もあります。
2位 外観がきれいに保たれている
- 庭も家自体もボロボロな状態じゃなく、ある程度誰かの手が行き届いていると一目見てわかるくらいきれい(20代 女性)
- 定期的に管理をしてくれて、汚さを感じない。明らかにパッと見て空き家だとわからないと、迷惑とは感じない(30代 女性)
- 窓ガラスが割れていない。ドアもきれいな状態(50代 女性)
2位は「外観がきれいに保たれている」でした。
建物の外観も、草木と同じく外から見えやすい要素です。
外壁の汚れや割れた窓、傷んだドアなどが目立つと、管理されていない危険な場所というイメージにつながりやすいため、維持管理を求める人も多くなりました。
反対に外観がきれいに維持されている空き家は、人が住んでいなくても「人の手が入っている」「管理されている」と感じられます。
「ぱっと見で空き家とわからない状態くらいに、管理してほしい」という声もありました。
外観管理が心理的な不安軽減に役立っていることが読み取れます。
3位 管理者が出入りしている
- 定期的に業者や所有者が手入れに来ている(30代 男性)
- 定期的に人が出入りしているとわかる状態であれば、まだ許容できると思います(40代 女性)
- 管理会社や持ち主が定期的に訪れて管理されていることがわかれば、安心します(50代 女性)
「管理者が出入りしている」が3位となりました。
空き家に管理会社の担当者や所有者が定期的に出入りしている状態を求める人もいます。
責任ある人が定期的に訪問していれば、「放置されていない」「管理されている」という安心感につながるからです。
また何か問題が起こったときでも、早めに気づいて対処できます。
「管理者の連絡先を知らせておいてほしい」という声もあり、空き家で何かあったときに連絡できる相手がいることも、安心感につながるとわかりました。
4位 掃除が行き届いている
- たまに掃除に来てくれたらいいかなと思う。完全放置だと虫とかすごそう(30代 女性)
- 家の周りにゴミが放置されていない(40代 女性)
- 周辺や窓などが定期的に清掃されている(50代 男性)
「掃除が行き届いている」が4位です。
建物周辺にゴミが放置されていたり、窓や敷地が汚れていたりすると、不潔な印象を与えてしまいます。
実害として、害虫・悪臭の発生や、さらなるゴミの投棄なども起こりかねません。
不潔な建物は防犯面への不安や地域イメージの悪化につながり、隣家に被害が及ぶことも考えられるため、掃除を求める人も多くなりました。
5位 倒壊の危険がない
- 崩れる心配がなく、強風でも隣家に被害を出さない(30代 女性)
- 建物はしっかりとしていて倒壊の危険がないのであれば、まだ許容できる(30代 男性)
- 草はともかく、ちゃんと建物が管理されていること。倒壊しないようにしてほしい。もし老朽化して倒壊したら、うちの出入り口が通れなくなるので、とても困る(50代 女性)
5位は「倒壊の危険がない」でした。
空き家になると手入れの頻度が落ちてしまうため、建物の老朽化が進みやすくなります。
とくに古い建物だと、地震や台風などで倒壊したり、屋根や外壁が飛散したりといった不安も出てきます。
命や財産に関わることなので、最低限「安全に維持されていること」を求める人もいました。
まとめ
空き家は近隣住民に不安を与えたり、迷惑と思われたりするリスクがあります。
空き家には、治安の悪化など、地域の魅力低下につながるイメージがあるからです。
しかし空き家になったから即迷惑というわけではなく、「きちんと管理されているならば許容できる」という人も多くなっています。
アンケートの結果、とくに外から見えやすく景観に影響を与えやすい庭や外観についての手入れを求める近隣住民がくいとわかりました。
空き家を所有する場合には、周囲に不安や負担を与えない形で適切に維持管理することが大切です。
空き家や築古アパートなどの収益物件を探すならアルバリンクへ
「高利回り」の収益物件をLINE登録者限定で公開中!
【LINE登録者限定】高利回りの未公開物件を配信しています!









