「残置物の撤去にはどのくらいの費用が掛かるのだろうか…」
「どうすれば撤去費用を節約できるだろう…」
そのようにお悩みではありませんか？
結論を言えば、残置物撤去の費用は間取りと残置物の量によって異なります。
残置物の撤去は、不用品回収業者などに依頼可能ですが、実績豊富で見積もりをはっきり明示できる業者に依頼するのが重要です。
この記事を読むことで、残置物撤去の費用相場や業者の選び方について知ることができます。
また、少しでも安くするためにするべきことも紹介します。
弊社AlbaLink（アルバリンク）は、訳あり物件を数多く取り扱ってきたため、多くの実績とノウハウを有しています。
査定や相談だけでも可能ですので、ぜひ一度気軽にご相談ください。
目次
残置物撤去費用の相場
残置物撤去費用の相場は、残置物の量と間取りによって決まります。
| 間取り例 | 残置物の量 | 費用目安 |
| 1R | 2～10㎥ | 35,000～150,000円 |
| 1DK | 2～12㎥ | 35,000～200,000円 |
| 1LDK・2DK | 3～20㎥ | 50,000～300,000円 |
| 2LDK・3DK | 5～35㎥ | 80,000～500,000円 |
| 3LDK・4DK | 8～50㎥ | 120,000～700,000円 |
| 4LDK・5DK | 10～70㎥ | 150,000～950,000円 |
費用が変動する要因には、以下のものがあります。
- リサイクル・リユースできる残置物の量
- 作業環境の違い
比較的容易に作業できる場所であれば費用が安くなりますが、高所作業などがある場合や当日作業するスタッフの人数が多い場合などは、コストがかさむため注意しましょう。
残置物撤去が依頼できる業者3選
残置物の撤去作業は、物の量や状態によって最適な業者が異なります。
今回は、残置物の撤去に対応できる代表的な3つの業者をご紹介します。
撤去作業を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
不用品回収業者
残置物撤去を依頼できる業者の一つに、不用品回収業者が挙げられます。
不用品回収業者は、家電製品や家具、生活用品といった不用品を回収し、処分してくれる業者です。
以下のタイプの人は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
- 残置物が多い人
- 分別を業者にやってほしい人
- 引越しなどで時間が取れない人
不用品を単品で回収したり、トラックへ乗せ放題のプランを用意するなど、様々なニーズに対応してくれるため、残置物の量や種類に合わせて柔軟に依頼できます。
ニーズに合わせて利用を検討しましょう。
遺品整理業者
相続時に利用を検討したいのが遺品整理業者です。
以下のタイプの人は、遺品整理業者の利用が向いています。
- 遺品整理以外にも気持ちを整理したい人
- 供養が必要なもの（仏壇や人形など）を整理したい人
遺品整理士の資格を持ったスタッフが対応してくれる業者もあるため、事前に問い合わせてもよいでしょう。
彼らは、遺品整理の専門知識だけでなく、ご遺族の気持ちに寄り添い、心の整理に関する相談にも乗ってくれます。
遺族が立ち会わずとも作業をしてもらえますが、立ち会わない場合、大切な品物が誤って処分されてしまうリスクがあります。
特定の品物を残しておきたい場合は、立ち会った方がよいでしょう。
特殊清掃業者
部屋に住んでいた方が孤独死してしまったり、部屋がゴミ屋敷になっているようなケースでは、特殊清掃業者に依頼することになります。
特殊清掃業者は、残置物の仕分けや処分だけではなく、原状回復も行ってくれるため、非常に頼りになります。
依頼を検討した方がよいのは、以下の要望を持っている人です。
- 孤独死の現場の清掃（部屋の除菌や害虫駆除）を必要としている人
- 残置物を取り除き、同時に原状復帰もしてほしい人
しかし、料金はかなり高くなるケースがあることを知っておきましょう。
残置物撤去費用が高くなる理由
遺品整理や空き家の片付けで発生する残置物の撤去作業は、一般的な引っ越しと比べて多くの費用がかかります。
その理由として、作業環境の悪さや物の状態、さらには処分方法による追加料金など、いくつかの要因が重なっています。
ここでは、残置物撤去費用が高額になってしまう主な理由について詳しく解説していきます。
家の中が汚くて撤去しにくい
残置物の撤去費用が高額になる理由の一つとして、家の中が散乱しているなど作業効率が大幅に低下する環境が挙げられます。
作業員が一つ一つの物を丁寧に確認しながら片付けなければならないためです。
例えば、部屋の使用者が突然亡くなった場合、生活用品や書類が床一面に散らばったままになっていることがあり、それらを整理するには通常より多くの時間を要します。
部屋の散乱状態は作業人員や時間の増加につながり、結果として費用が高くなってしまうのです。
搬出の導線が確保しにくい
搬出導線の確保が難しいというケースも、費用が高くなりがちです。
搬出経路に障害物があったり、経路自体が狭かったりする場合、作業効率が大幅に低下します。
例えば、エレベーターがない建物で階段を使って大型家具を搬出したり、窓からクレーンを使って搬出したりする必要がある場合は、追加の費用が発生します。
さらに、トラックを家の前に停車できない場合は、遠方からの運搬が必要となり、費用がかさむでしょう。
搬出導線の確保が困難な状況では、さまざまな追加作業や費用が発生するため、結果として撤去費用が高額になってしまうのです。
廃棄処分料がかかる
残置物の廃棄処分量が必要な場合も、撤去費用が高くなります。
その代表は家電リサイクル法の対象品です。
| 種類 | 料金 |
| エアコン | 990円～ |
| テレビ | 1,320円～ |
| 冷蔵庫・冷凍庫 | 3,740円～ |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円 |
出典：家電製品協会「リサイクル料金 主要メーカー一覧」
また、蛍光灯や水銀温度計、水銀廃棄物などは有害物質を含むため、費用が高くなってしまうので注意しましょう。
残置物撤去を依頼する業者を選ぶポイント
大切な住まいやオフィス空間をスッキリと片付けるためには、残置物の撤去は欠かせません。
しかし、いざ依頼しようと思っても、どの業者を選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、残置物撤去業者を選ぶ際の重要なポイントについて解説していきます。
実績が豊富である
残置物撤去業者を選ぶ際には、実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
豊富な実績を持つ業者は、様々なケースに対応できる経験とノウハウを有しているため、正確な見積もりを提示し、トラブル発生率を低く抑えることができます。
こうした業者は、家屋の構造や残置物の量に応じて最適な人員や車両を手配し、スムーズな作業を実現できる可能性が高いのです。
一方、実績が乏しい業者では、作業が滞ったり、時間がかかったりする可能性があります。
迅速かつ確実な残置物撤去には、実績豊富な業者を選ぶようにしましょう。
わかりやすい見積を提示してくれる
作業内容や料金の内訳が明確な見積書を提示してくれる業者を選ぶことはとても重要です。
あいまいな見積書では、実際に作業が発生した際に、当初の見積もりと異なる費用を請求される可能性があるからです。
例えば、「作業代 ○円」とだけ記載された見積書では、作業内容や人員、処分費用などがはっきりしません。
その結果、作業日に追加料金を請求されたり、最悪の場合、作業を断られるリスクも考えられます。
適正な価格で安心して残置物撤去を依頼するためにも、詳細な内訳が記載された、わかりやすい見積書を提示してくれる業者を選びましょう。
ハウスクリーニングも依頼できる
残置物撤去と同時にハウスクリーニングが可能な業者を選ぶことも重要です。
人が住んでいた空間には必ず汚れが残っており、特に賃貸物件の片付けでは次の入居者のために清掃が必要となります。
専門的な清掃技術を持つ業者に依頼することで、自分では対処が難しい頑固な汚れも確実に除去できるでしょう。
例えば、キッチンの油汚れや浴室のカビなども、プロの専用器具と洗剤を使用することで効率的な処理が可能です。
残置物の撤去と清掃を一括で依頼することで、確実な仕上がりと時間の節約を実現できます。
残置物撤去費用を安くする方法
残置物の撤去は、費用が掛かるイメージがありますが、いくつかのポイントを押さえることで、費用を抑えることが可能です。
不要になったものを賢く処分し、予算内でスムーズな撤去を実現するための方法を探っていきましょう。
できるだけ自分で処分する
残置物の撤去費用を抑えるには、できるだけ自分で処分することが効果的です。
業者に全て任せると高額になりがちですが、自分でできる部分を増やすことで費用を大幅に節約できます。
例えば、テレビや冷蔵庫は家電リサイクル法に基づいて正しく処分することで、業者への依頼費用を抑えられます。
また、ソファやベッドなどの大型家具も、分解して粗大ごみとして出すことで、撤去費用を安く抑えることができます。
自分でできる処分作業を増やすことで、業者への依頼費用を最小限に抑えることができるのです。
価値があるものは売却する
残置物の中から価値のあるものを売却することで、撤去費用を抑えることができます。
なぜなら、残置物の中にはまだ使用可能で価値のあるものが含まれていることがあるからです。
例えば、状態の良い冷蔵庫やテレビであれば買取業者が数千円から数万円で購入してくれることがあります。
また、古い着物や掛け軸などの骨董品は、専門店で高額で取引される可能性もあります。
残置物の中から売却可能なものを見極めることで、処分費用を大幅に削減できるのです。
複数の業者に見積りを依頼する
不用品を処分するとき、複数の業者から見積もりを取ると、費用を安く抑えることができます。
業者によって料金設定が大きく異なるためです。
例えば、ある不用品回収業者では3万円の見積もりが提示されたとしても、別の業者では1万5千円で請け負ってくれるケースもあるのです。
複数の見積もりを比較することで、相場価格を把握し、不当に高い料金を請求されるリスクを減らすことができます。
まとめ
今回は、残置物撤去費用の相場や業者を選ぶポイントについて解説しました。
残置物の撤去は原則、所有者が行わなければなりません。
しかし、何らかの事情で所有者と連絡が取れない場合などは、物件の所有者が処分せざるを得ません。
撤去費用の相場は部屋の広さや残置物の量によって決定します。
最低でも、数万円から十数万円、場合によっては百万円近くの費用が必要となるのです。
少しでも安くしたいのであれば、自分で処分したり、残置物の中で価値があるものを売却したりする、あるいは、複数業者に撤去の見積もりを出してもらうといった方法があります。
しかし、残置物の撤去や業者の選定は容易なことではありません。
そこで活用していただきたいのが、残置物撤去のノウハウを持つ不動産会社です。
弊社AlbaLink（アルバリンク）は、訳あり物件の買取を数多く手がけてきた実績を持つ不動産会社です。
そのため、残置物が残った状態の物件でも買い取ることができます。
査定や相談だけでも可能ですので、ぜひ一度気軽にご相談ください。
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