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シロアリ被害物件の売却は難しい?高く売るコツや注意点も解説

投稿日:2025年3月26日 更新日:

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シロアリ被害に遭った物件の売却は、通常の物件に比べて難しいのが現実です。しかし、適切な知識と対策を持つことで、売却の可能性を高め、場合によっては高値での売却も期待できます。この記事では、シロアリ被害物件の売却における課題、売却方法、注意点、そして高く売るためのコツを詳しく解説します。

 

シロアリ被害物件の売却は難しい

シロアリ被害は、建物の構造を著しく損なう可能性があり、買主にとって大きな懸念材料となります。そのため、シロアリ被害のある物件は、敬遠されがちで、売却が難航することがあります。

しかし、適切な対策と準備を行うことで、売却の可能性を高めることができます。

 

シロアリ被害が家に与える影響

シロアリは、木材を食害することで建物の強度を低下させます。特に、柱や土台などの重要な構造部分が被害を受けると、耐震性が著しく低下し、地震時の倒壊リスクが高まります。また、シロアリは湿気の多い場所を好むため、水回りや床下などで被害が拡大しやすい傾向があります。

 

シロアリ被害で起こりうる事象

・構造部分の食害:

シロアリは、柱、土台、梁などの重要な構造部分を食害します。これにより、建物の強度が著しく低下し、耐震性が損なわれます。

・倒壊リスクの増加:

特に、地震や台風などの災害時には、倒壊リスクが大幅に高まります。築年数の古い木造住宅は、特に注意が必要です。

 

発見の遅れにも注意が必要です。シロアリは、建物の内部から食害するため、被害が進行しても発見が遅れることがあります。発見が遅れると、修繕費用が高額になるだけでなく、建物の寿命を縮めることにもなりかねません。

また、シロアリ被害のある建物は、資産価値が著しく低下します。売却時に、買い手が見つかりにくくなるだけでなく、売却価格も大幅に下がる可能性があるでしょう。

それだけではなく、住む人の精神的な負担も大きくしたり、建物への不安感や、修繕費用の心配などが、ストレスの原因となることがあります。

 

シロアリ発生のサイン

シロアリの発生には、いくつかのサインがあります。早期に発見し、適切な対策を講じることで、被害の拡大を防ぐことができます。

具体的には、下記サインがあるので見逃さずに対処しましょう。

 

羽アリの出現

4月から7月にかけて、羽アリが大量に発生することがあります。特に、夕方から夜にかけて、光に集まる習性があります。

 

蟻道(ぎどう)の発見

土と糞でできた蟻道が、基礎、壁、床下などに見られることがあります。蟻道は、シロアリが移動するためのトンネルです。

 

木材の異変

木材を叩くと空洞音がしたり、表面がへこんだりすることがあります。木材に小さな穴が開いていることもあります。

 

床や畳の沈み

床や畳がふわふわとした感触になったり、沈んだりすることがあります。これは、シロアリが床下の木材を食害しているサインです。

 

異臭

シロアリの糞や死骸から、特有の異臭がすることがあります。特に、床下や屋根裏などで異臭を感じた場合は、注意が必要です。

 

上記のように、シロアリが発生するサインは様々です。的確に対処できるよう、発生サインごとに対応策を講じることが大切です。

 

家の状態でわかるケースもある

築年数が古い家や、湿気の多い家は、シロアリ被害に遭いやすい傾向があります。また、過去にシロアリ駆除を行ったことがない場合や、定期的な点検を行っていない場合も、注意が必要です。

 

築年数の古い家 築年数の古い家は、木材の劣化が進んでいるため、シロアリ被害に遭いやすい傾向があります。
湿気の多い家 湿気の多い家は、シロアリが繁殖しやすい環境です。特に、床下や水回りの換気が悪い場合は、注意が必要です。
過去にシロアリ駆除を行ったことがない家 過去にシロアリ駆除を行ったことがない家は、シロアリが侵入している可能性があります。
定期的な点検を行っていない家 定期的な点検を行っていない家は、シロアリ被害の発見が遅れる可能性があります。

 

これらのサインに気づいたら、早めに専門業者に相談し、適切な対策を講じることが重要です。

 

シロアリ被害物件の売却方法

シロアリ被害物件の売却方法は、大きく分けて4つあります。それぞれの方法にはメリット・デメリットがあるため、物件の状態や状況に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

 

シロアリを駆除、建物を修繕して売却する

シロアリを駆除し、被害を受けた建物を修繕してから売却する方法です。買主は、安心して住める状態の物件を購入できるため、売却価格を高めに設定できる可能性があります。ただし、駆除や修繕には費用と時間がかかるため、費用対効果を慎重に検討する必要があります。

 

メリット デメリット
・買主は、安心して住める状態の物件を購入できるため、購入意欲が高まる。 ・駆除や修繕には費用と時間がかかる。
・売却価格を高めに設定できる可能性がある。 ・修繕費用を売却価格に上乗せできない場合、売主の負担が大きくなる。
・契約不適合責任のリスクを軽減できる。 ・修繕後も、シロアリ被害の痕跡が残る可能性がある。

 

売却する際は、信頼できるシロアリ駆除業者と修繕業者を選び、見積もりを比較検討しましょう。駆除・修繕履歴を記録し、買主に提示できるようにしておくのもおすすめします。修繕後も、定期的な点検やメンテナンスを行うようにもしておきましょう。

 

古家付き土地として売却する

建物を解体せずに、古家付きの土地として売却する方法です。解体費用を抑えられるため、比較的安価に売却できます。ただし、買主は建物の解体や建て替えを検討する必要があるため、購入層が限られる可能性があります。

 

メリット デメリット
・解体費用を抑えられるため、比較的安価に売却できる。 ・買主は、建物の解体や建て替えを検討する必要があるため、購入層が限られる可能性がある。
・建物の状態によっては、リフォームして再利用したい買主が見つかる可能性がある。 建物の状態によっては、解体費用がかさむ場合がある。
・シロアリ被害の状況によっては、土地の評価が下がる可能性がある。

 

古家付き土地として売却する場合は、建物の状態を正確に把握し、買主に情報開示しましょう。周辺の土地の売却事例を参考に、適切な売却価格を設定するのも手です。不動産会社と連携し、古家付き土地の売却に強い買主を探しましょう。

 

更地にして売却する

建物を解体し、更地にして売却する方法です。買主は、自由に建物を建てられるため、土地の立地条件が良ければ、高値での売却も期待できます。ただし、解体費用がかかるため、費用対効果を慎重に検討する必要があります。

 

メリット デメリット
・買主は、自由に建物を建てられるため、土地の立地条件が良ければ、高値での売却も期待できる。 ・解体費用がかかるため、費用対効果を慎重に検討する必要があります。
・シロアリ被害による建物のリスクを解消できる。 ・解体後に、地盤改良や造成工事が必要になる場合がある。
・土地の境界を明確にすることで、買主とのトラブルを回避できる。 ・更地にするまで時間がかかる場合がある。

 

更地にして売却する場合、解体業者を選び、見積もりを比較検討しましょう。土地の境界を明確にし、測量図を作成するのも手です。

 

不動産買取業者に売却する

不動産買取業者に直接売却する方法です。買取業者は、シロアリ被害のある物件でも買い取ってくれるため、売却の確実性が高いです。ただし、買取価格は市場価格よりも低くなる傾向があります。

 

メリット デメリット
・不動産買取業者は、シロアリ被害のある物件でも買い取ってくれるため、売却の確実性が高い。 ・買取価格は、市場価格よりも低くなる傾向がある。
・早期売却・現金化が可能。 ・買取業者によって、買取価格や条件が異なる
・仲介手数料がかからない。
・契約不適合責任を免責できる場合があります。

 

買取業者の実績や評判を確認するのも大事です。契約内容をよく確認し、不明な点は担当者に質問しましょう。

 

シロアリ被害物件の売却は、売主にとって大きな負担となる可能性があります。しかし、適切な売却方法を選択し、十分な準備を行うことで、売却の成功率を高めることができます。

 

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シロアリ被害物件を売却する時の注意点

シロアリ被害物件を売却する際には、いくつかの注意点があります。これらの注意点を守ることで、売却後のトラブルを防ぎ、スムーズな売却を実現できます。

シロアリ被害の告知義務を行う必要が出てきます。売主は、シロアリ被害の事実を買主に告知する義務があります。告知を怠ると、「契約不適合責任」を問われる可能性があります。

また、インスペクションの実施も行う必要もあるでしょう。専門家による建物状況調査(インスペクション)を実施し、シロアリ被害の状況を把握することが重要です。

その他、シロアリ被害の程度や修繕費用などを考慮し、適切な売却価格を設定することも大切です。売却する際は、シロアリ被害物件の売却に強い不動産業者を選ぶことも検討に入れましょう。

これらの注意点を守り、慎重に売却活動を進めることで、シロアリ被害物件でもスムーズな売却ができるでしょう。

参考:雨漏りした家を売却する方法とは?告知義務や放置するリスクも解説

 

シロアリ被害物件を高く売却するコツ

シロアリ被害物件でも、工夫次第で高く売却することが可能です。以下のコツを参考に、売却戦略を立ててみましょう。

複数の不動産業者に査定を依頼し、比較検討することで、適正な売却価格を把握できます。また、シロアリに被害にあった物件の室内の清掃や整理整頓、家具の配置などを工夫することで、物件の魅力を高めることができるでしょう。

買主の不安を解消する必要も出てきます。シロアリ駆除や修繕の履歴、アフターサービスなどを提示することで、買主の不安を解消し、購入意欲を高めることができるので一度検討してみるのをおすすめします。

その他、思い切ってリフォーム・リノベーションを行うことで物件の価値を高められる可能性も出てくるでしょう。

上記のように、シロアリ被害物件でも、適切な戦略と工夫によって、高く売却することが可能です。以下のコツを参考に、売却活動を進めてみましょう。

 

まとめ

シロアリ被害物件の売却は、確かに難しい側面があります。しかし、適切な対策と準備を行うことで、売却の可能性を高め、場合によっては高値での売却も期待できます。

シロアリ被害物件の売却がご自身1人で難しい場合は、不動産の専門家に依頼することも検討に入れましょう。

どのように売却したら良いのか、プロから見た意見や進め方を提案してくれる場合もあるので、売却に不安を感じている方は安心でしょう。

この記事で解説した内容を参考に、シロアリ被害物件の売却を実現させましょう。



この記事の監修者

株式会社AlbaLink 代表取締役 河田 憲二

株式会社AlbaLink社長の河田憲二です。弊社は空き家やなど訳あり物件の買取再販を行う不動産業者です。弊社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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