空き家投資の利回りは本当に高い?実質利回り・成功事例までプロが解説


空き家投資に興味があるけど、「本当に儲かるの?」「リスクが高そうで踏み出せない…」と悩んでいませんか?
実は、空き家投資は仕入れ価格が安く、高利回りを狙える投資手法のひとつです。
物件を安く購入し、リフォームで価値を高めて賃貸化することで、実質利回り15〜20%を実現できる場合もあります。
一方で、リフォーム費用の過大見積もりや空室リスクなどには注意しなければなりません。
この記事では、以下のようなポイントを解説します。
最後まで読むと、「空き家投資では具体的にどれくらい儲かるのか」「どんな点に注意すれば失敗を防げるのか」が分かります。
弊社Albalink(アルバリンク)では、利回りの高い空き家投資物件の情報をLINEで配信しています。
弊社は空き家や訳あり物件を専門とする不動産業者で、「東証上場」「各自治体との連携協定」「直筆のお客様の声」など、第三者から高い評価を得ています(各詳細はこちら)。
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目次
空き家投資とは?【なぜ高利回りになるのか?】
空き家投資とは、放置された住宅を取得し、リフォームを施して賃貸物件として運用する不動産投資の方法です。
ここでは、空き家投資について、次のようなことを解説します。
空き家投資のメリット・リスク・成功のポイントについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


空き家投資の基本構造「仕入れ→再生→賃貸化」
空き家投資の基本的な流れは「仕入れ→再生→賃貸化」という3ステップで構成されています。
- 仕入れ:価格、立地、再生後の需要などを調査する
- 再生:老朽化した建物に修繕・リフォームを施し、物件の価値を向上させる
- 賃貸化:家賃設定や入居者募集などを行う
空き家投資では、各ステップでの判断が収益性を大きく左右します。
不動産会社や専門家と連携しながら、事前調査や費用の見積もり、管理体制の構築までしっかりと対応しましょう。
他の不動産投資(アパート・区分マンション)との違い
空き家投資と、他の投資方法の主な違いは、「投資額の少なさ」と「自由度の高さ」です。
それぞれの違いを、以下の表にまとめました。
| 空き家投資 | 他の不動産投資 (アパート・区分マンション) | |
|---|---|---|
| 投資額の少なさ | 物件を数十万円で取得できるケースもあり、リフォームや修繕にかかる費用を含めても少額で始められる | 数百万円以上の初期費用がかかるのが一般的で、物件の相場も高額になりやすい | 
| 自由度の高さ | 自分でDIYリノベーションを行うことで、コストを抑えつつ、収益性の高い賃貸物件へ再生できる | 建築士や施工業者と相談することで、ある程度思い通りにできるが、空き家投資と比べると自由度は低め | 
他の不動産投資と比較して、自身の戦略や資金に応じて柔軟に取り組めるのが、空き家投資の大きなメリットと言えるでしょう。
DIYを取り入れた空き家投資については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


地方の空き家が注目される背景と市場動向
近年、地方の空き家投資が注目を集めている背景には、「人口減少」と「住宅の供給過多」があります。
総務省の統計によると、日本全国の空き家数は約900万戸(2023年時点)とされ、特に地方都市や郊外では放置された古家が増加傾向にあります。
参照元:総務省「令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)結果 」
空き家の数は増加している一方、移住支援やテレワークの普及により、地方への定住ニーズも高まり、再生された空き家への需要は増加しています。
地域によっては需要の把握や賃貸管理に注意が必要ですが、地元の不動産会社との連携や入居者ターゲットの明確化によって、安定した収益運用を実現できるでしょう。
地方の空き家への投資は、収益性と社会課題の解決を両立できる方法として、今後ますます重要な役割を果たすことが期待されています。
空き家投資の平均利回り相場【表面利回りと実質利回りの違い】
空き家投資の魅力のひとつが、「高い利回り」です。
利回りの指標には「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があり、それぞれ意味が異なります。
ここでは、空き家投資の平均利回り相場と、表面利回り・実質利回りの違いについて、以下を解説していきます。
表面利回りと実質利回りの違いについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


表面利回りの求め方「家賃÷物件価格」
表面利回りとは、年間の家賃収入を物件の購入価格で割って算出する、不動産投資における基本的な収益指標です。
 計算式は「家賃収入 ÷ 物件価格 × 100」で求められます。


たとえば、購入価格300万円の空き家を月5万円で賃貸した場合、年間家賃収入は60万円です。
表面利回りは60万円 ÷ 300万円 × 100 = 20%になります。
表面利回りの数字だけを見ると、とても高い利回りに見え、空き家投資の魅力が際立ちます。
ただし、表面利回りは「表面上」の数字で、諸経費や修繕費などを考慮していない点に注意が必要です。
とくに築古の空き家は、購入後に再生費用が多く発生するケースがあり、実際の収益は異なる場合があります。
表面利回りは、物件価格と家賃のバランスを把握したり、地域や市場の相場を調査したりするときの基本指標として活用しましょう。
実質利回りとは?経費・修繕費を含めたリアルな収益
実質利回りとは、家賃収入から管理費や修繕費、固定資産税などの経費を差し引いたうえで、投資額に対する収益率を示す指標です。
たとえば、物件価格300万円+リフォーム費用100万円の合計投資額400万円に対して、年間家賃収入が60万円、年間諸経費が10万円だった場合、以下のような計算式になります。
表面利回りよりも収益性が現実的に見えるため、戦略的な判断が可能です。
空き家投資では、再生や管理に手間がかかる分、経費が発生しやすい点を考慮する必要があります。
実質利回りを元にした投資判断は、長期的な資産形成を目指すうえでとても重要です。
 数字の裏にあるコストを理解し、堅実な不動産経営を実現しましょう。
全国平均利回りの目安【都市部 vs 地方】
空き家投資における全国の平均利回りは、エリアによって大きく異なります。
基本的に、地方の空き家は物件価格が低いため高利回りになりやすく、都市部は価格が高いため利回りは低めに推移する傾向にあります。
- 都心部の区分マンション投資の利回りの目安:4〜6%(表面利回り)
- 地方の戸建て空き家投資の利回りの目安:10〜20%
物件の取得価格が低いぶん、収益性が向上しやすいのが地方の空き家の強みです。
都市部では需要が安定しているため、利回りは低くても空室リスクが少ないメリットがあります。
自分の資金力や投資スタンスに応じてエリアを選び、地域ごとの利回りの水準を把握しておくことが大切です。
都心物件と地方物件のメリット・デメリットについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


【比較表】アパート・戸建て・空き家投資の利回り比較
不動産投資にはさまざまな種類があり、「空き家」「戸建て」「アパート」の利回りにはそれぞれ特徴と違いがあります。
主な違いを、以下の表にまとめました。
| 投資タイプ | 表面利回り (目安) | 初期投資額 | 主なメリット | 主なリスク | 
|---|---|---|---|---|
| アパート投資 | 6〜8% | 高額 (数千万円) | ・一括運用 ・安定収入 | ・大規模修繕 ・空室 | 
| 戸建て投資 | 8〜12% | 中程度 (数百万円) | ・管理が容易 ・長期入居が期待 | ・立地依存 ・需要変動 | 
| 空き家投資 | 10〜20%以上 | 少額 (数十万〜) | ・高利回り ・社会貢献性 | ・修繕費 ・入居者確保 | 
空き家投資は少額で始められるうえ、表面利回りが他の投資形態よりも高いのが特徴です。
 特に初心者にとっては、少額でスタートしやすく、経験を積みながら資産形成を目指せるのが魅力です。
利回りだけでなく、投資の種類ごとの特性を理解し、自分に合う方法を選びましょう。
空き家投資の利回り傾向を「地域別」で解説
空き家投資の利回りは、地域によって大きく異なります。
ここでは、空き家投資の利回り傾向を、以下の「地域別」で解説します。
地方都市(東北・九州など)
地方都市における空き家投資は、高利回りを狙いやすい一方、リスク管理が欠かせません。
特に東北や九州などの地域では、空き家の価格が数十万円からととても安く、家賃収入とのバランス次第で表面利回りが20%を超える場合もあります。
ただし、地方では需要が限定されるため、入居者ターゲットを絞り込んだ運用戦略が必要です。
たとえば、移住者向けや高齢者向け、法人の社宅ニーズに対応するなど、地域性に合った活用方法が成功のポイントになります。
地方都市には人口減少や市場縮小といったリスクも存在するため、収益性と安定性を両立させるには、慎重にエリアを選定し、情報を集めることが大切です。
政令指定都市(郊外)
政令指定都市の郊外エリアは、空き家投資が「高すぎず安すぎない利回り」と「安定した賃貸需要」のバランスが取れているのが魅力です。
都市部の中心よりも取得費用が抑えられ、地方よりも入居者の確保がしやすいため、中長期的な資産形成を目指す投資家に適しています。
また、政令指定都市の郊外は再開発や人口流入の影響を受けやすく、将来的な価値向上の可能性もあるため、出口戦略として売却益も期待できます。
ただし、郊外エリアでも築古住宅は修繕費や管理の手間が発生するので、事前に物件の状態を調査し、将来的な賃貸需要を把握することが重要です。
数字だけでなく、運用のしやすさや地域特性も加味したうえで、新調に投資先を選びましょう。
地価・賃料相場・人口動態と関係はある?
空き家投資において、利回りは「地価」「賃料相場」「人口動態」と密接に関係しています。
一般的に、地価が安いエリアでは物件の取得費用が抑えられるため、家賃収入とのバランスによって高利回りを実現しやすくなります。
たとえば、土地付き戸建てを100万円以下で購入した場合、月3〜4万円の賃料でも20%以上の表面利回りを確保することが可能です。
ただし、賃料相場が極端に低い地域では、いくら地価が安くても利回りが思うように伸びない可能性があります。
また、人口減少が進む地域では今後の賃貸需要が減少する可能性が高く、長期運用におけるリスクになるでしょう。
投資判断をするときは、各地域の不動産会社や自治体のデータを活用し、「人口動態の傾向」「入居者ニーズの変化」「地元経済の安定性」などの情報も考慮することが大切です。
空き家投資の収益シミュレーション【実際どれくらい儲かる?】
空き家投資のシミュレーションをするときは、初期費用や家賃収入など、複数の要素を組み合わせて利益の見通しを立てる必要があります。
ここでは、空き家投資の収益シミュレーションについて、次のようなことを解説します。
初期費用(購入+リフォーム+諸経費)の相場
地方の古い住宅の場合、初期費用の相場は300万円前後です。
たとえば、物件の取得価格が100万円、リフォーム費用が150万円、登記や仲介手数料などの諸経費が50万円とすると、初期投資額は合計300万円になります。
補助金や自治体の空き家バンク制度を活用すれば、さらに費用を抑えることも可能です。
初期費用は利回りや回収年数に直結するため、無理のない資金計画を立てましょう。
補助金の活用については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


家賃設定と稼働率を考慮した年間収益モデル
空き家投資の年間収益を正確に把握するには、家賃設定だけでなく「稼働率」も同時に考慮する必要があります。
たとえば、月5万円の家賃で設定し、年間家賃収入の予想が60万円だとしても、実際の稼働率が80%なら実際の年間家賃収入は48万円になります。
 管理費・修繕費などを差し引くと、実質の利益はさらに減少するでしょう。
年間収益モデルを構築するときは、家賃相場の調査と、現実的な稼働率の理解・分析をもとに、計画を立てることが重要です。
回収年数をシミュレーション(5年・10年・15年)
初期費用をいつ回収できるかは、空き家投資のリターンを見極めるうえでとても重要です。
初期投資額が300万円の場合、5年・10年・15年の3つのパターンでシミュレーションすると、回収年数と年間実質収益の関係は次のようになります。
- 5年:年間の実質収益60万円で回収可能
- 10年:年間の実質収益30万円で回収可能
- 15年:年間の実質収益20万円で回収可能
シミュレーションを行うときは、リフォーム費や管理費などの諸経費、突発的な修繕の発生を考慮し、少し保守的に行うことで、想定外のリスクを回避できます。
複数のシナリオを立てて、不測の事態にも対応できるようにしておきましょう。
キャッシュフローとROIを最大化するポイント
空き家投資で大きな成果を上げるには、「キャッシュフロー」と「ROI(投資利益率)」をどう高めるかがポイントです。
投資した資金に対してどれだけの利益を得られたかを示す指標のこと。計算式は「利益 ÷ 投資額 × 100 (%)」で、数値が高いほど投資効率が良いと判断される。
たとえば、補助金を活用したり、DIYによるリフォームを行ったりすると、初期費用を削減できます。
 内装や設備を工夫して物件の価値を高めることで、家賃収入を増やすことも可能です。
さらに、入居者ニーズを把握した上でエリア選定や、ターゲット戦略を練ることで、空室の発生を抑制できます。
ROIの高い投資を実現するには、ただ単に高利回りを目指すだけでなく、「長期的な利益の最大化とリスクの最小化」を両立することが大切です。
出口戦略として売却益も見据えた計画を立てれば、キャッシュフローはさらに強化されるでしょう。
不動産投資における収支計画書の作り方については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


空き家投資で利回り15〜20%を実現した成功事例
空き家投資において「表面利回り15〜20%」という数値はかなり高水準ですが、的確な戦略をもって投資すると、十分に実現できます。
ここでは、空き家投資で利回り15~20%を実現した成功事例を紹介します。
【事例1】空き家投資で利回り18%を達成
まず紹介するのは、空き家投資に取り組んでいるSさんの事例です。
Sさんは静岡県裾野市にある物件を300万円で購入し、賃貸に出す前に、水回りの設備の交換や間取りのリフォームなどを行いました。
募集を開始すると、わずか2週間で申し込みがあり、4人家族+ゴールデンレトリバー1匹の入居が決定します。
家賃は月7万円で、初期費用は総額477.9万円だったため、利回り18.3%を達成しました。
Sさんは現在、20軒以上の物件の大家さんをしつつ、お金のコンサルティングサービスを行う会社を経営しています。
参照元:note 坂本光|空き家投資家「ポイ活にいそしんでいた私が、空き家投資2年で給与超えの家賃収入を作った話」
【事例2】運用中の複数の物件で利回り15%超
続いて紹介するのは、資産ゼロの状態から不動産投資を始めたPさんの事例です。
Pさんは千葉県を中心に多くの物件を運用しており、以下のように利回りが15%を超える不動産投資をいくつも行っています。
- 千葉県郊外の木造一戸建て(4LDK):利回り22.6%
- 千葉県郊外の木造一戸建て(5LDK):利回り15%
- 千葉県郊外の木造一戸建て(2LDK):利回り17.1%
空き家投資に慣れると、高利回りの物件をいくつも運用できることが伺えます。
共通点は「購入価格・再生コスト・家賃設定のバランス」
利回り15%以上の空き家投資を成功させるには、「購入価格」「再生コスト」「家賃設定」のバランスを的確に取ることがとても重要です。
成功事例に共通しているのは、相場よりも安く空き家を取得し、再生コストを抑えつつ価値を高めるリフォームを施し、現実的な需要にマッチした家賃を設定している点です。
特に、家賃の過剰な設定は空室期間を延ばすリスクになるため、地域のニーズに合わせた価格設定が欠かせません。
空き家投資で安定的かつ高収益な運用を目指すには、単に利回りだけを追うのではなく、戦略的なバランスが取れた思考力が求められます。
高利回りな空き家投資の利回りを守る方法については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


利回り計算を狂わせる3つの落とし穴
高利回りを目指せるのが空き家投資の魅力ですが、実際には収益が想定通りにならないケースが見られます。
利回りの計算で大切な要素を見落としてしまい、計画が大きく狂ってしまうことがあるのです。
ここでは、利回り計算を狂わせる3つの落とし穴を紹介します。
リフォーム費の過剰見積もり
リフォーム費用の見積もりが甘いと、利回りの予想が破綻しやすくなります。
たとえば、150万円で取得した空き家に対し、想定を超えるリノベーションを実施すると、投資額が増加してしまいます。
「すべてを新品にする必要はない」「賃貸として十分な設備水準で止める」など、合理的な判断をすることが大切です。
専門家の意見を取り入れつつ、必要最低限の再生にとどめ、収益性の高い投資を実現しましょう。
空室期間・入居付けの甘い想定
「空室リスクの過小評価」も、利回り計算で見落としやすい要素のひとつです。
たとえば、毎月の家賃が5万円で、年間60万円の家賃収入を見込んでも、空室期間が3か月あると、年45万円しか得られません。
管理費・諸経費が加わると、実質利回りはさらに下がります。
特に地方や過疎地では入居者の確保が難しいため、需要の把握とターゲット設定が不可欠です。
事前に周辺環境や人口動態を調査し、エリアのニーズに合った戦略を立てましょう。
修繕・管理コストの過小評価
利回りの計算において、見落とされやすいのが「継続的に発生する運用コスト」です。
古い物件では、年数が経つほど修繕費や管理費が増加する傾向にあり、見積もりが甘いと実質的な利益が大きく減少します。
たとえば、年間5万円の管理費に加え、2〜3年ごとに発生する10万円程度の修繕費を見込んでいなければ、キャッシュフローが乱れ、ROI(投資利益率)も低下します。
古い設備や外壁の劣化、水回りのトラブルなど、想定外の出費が発生するのが空き家投資の現実です。
 物件の管理を不動産会社に委託する場合は、手数料も発生します。
利回りの計算をするときは、「見えにくいコスト」も含めて計算し、長期的な経営に耐えうるかを判断することが大切です。
空き家投資の利回りを最大化するために重要3原則
空き家投資で高利回りを実現するには、やみくもに物件を購入するのではなく、収益性を意識した3つの基本原則を押さえることが重要です。
ここでは、空き家投資の利回りを最大化するために重要な3原則を紹介します。
購入価格を抑える
空き家投資で高利回りを実現するには、購入価格を抑えることが大切です。
 物件取得費が少ないほど、同じ家賃収入でも利回りは向上します。
たとえば、家賃月5万円で年間60万円の家賃収入を得る場合、取得価格が200万円であれば表面利回りは30%です。
400万円で購入した場合は、利回りが15%まで低下します。
ただし、価格が安くても建物の状態や立地、再生の可能性は慎重に調査しなければなりません。
安さだけではなく、「再生によって価値が向上する可能性があるか」という視点を持って物件を選ぶことが大切です。
激安物件を活用した空き家投資については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


リフォーム費を最適化する
空き家投資をするときは、費用対効果を意識したリフォームが求められます。
 なぜなら、再生の手間や費用が増えるほど初期費用が膨らみ、利回りが低下するからです。
たとえば、空き家を200万円で購入し、リフォームに150万円の予算を用意したとします。
そのうち100万円を外観の改善に使った場合、内装のリフォームに充てられる資金は限られてしまいます。
見た目は良くても、水回りの使い勝手が悪かったり、壁紙が古いままだったりすると、入居者をすぐに見つけるのは難しくなります。
リフォームをするときは、入居者が求める設備に絞って工事をしたり、補助金を活用したりして、費用を抑えつつ快適に過ごせる環境を整えることが大切です。
安定的な賃貸運用で稼働率を維持する
利回りを最大化するには、「安定した賃貸運用により稼働率を維持する」ことが欠かせません。
適切な金額の家賃を設定し、入居者のニーズに合わせて運用すれば、長期的に安定した収入を得られます。
たとえば、家賃6万円でも、稼働率が70%の場合、年間家賃収入は約50万円にとどまります。
一方、同じ家賃でも稼働率が95%であれば、年間家賃収入は約68万円になり、収益性が高くなります。
安定的な賃貸運用を実現するには、次のポイントを考慮することが大切です。
- 需要のあるエリアを選定できるか
- ターゲット層を把握できているか
- 管理や入居対応を迅速に行えているか
不動産会社や地域の専門家と連携し、入居者確保の体制を整える、稼働率を安定させましょう。
初心者が空き家投資で失敗しないための5ステップ
空き家投資は少額資金で始められ、利回りが高い点が魅力ですが、その分リスクも存在します。
ここでは、初心者が空き家投資で失敗しないための5ステップを紹介します。
空き家投資の始め方については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


利回りの目標値を設定する
空き家投資に取り組むときは、初めに利回りの目標値を設定しましょう。
たとえば、購入+リフォーム+諸経費で合計300万円かかる物件に対して、年間家賃収入が60万円であれば、表面利回りは20%です。
事前に数値目標を設定することで、物件選定やリフォーム計画の軸が明確になります。
初心者の場合は、実質利回りで10%以上を目安にするのが良いでしょう。
利回り目標が曖昧だと、投資判断がブレやすくなります。
 具体的な数字でゴールを設定したうえでシミュレーションを行い、投資の戦略を立てましょう。
相場より安い物件を見極める
高利回りを実現するには、相場より安くて価値のある物件を見極めることが大切です。
たとえば、同じエリア内でも空き家バンクで紹介されている物件は、不動産会社を経由するより安く購入できるケースがあります。
築年数が古くても、立地や土地の広さ、リフォームの内容よっては十分に魅力的な投資対象になります。
価格だけでなく、入居者の需要や地域の将来性なども加味して、投資する物件を選びましょう。
修繕コストを正確に見積もる
修繕やリフォームにかかる費用を正確に見積もることも、空き家投資において重要です。
古い空き家は、購入価格が安くても、修繕費用が予想以上にかかり、利回りを大きく圧迫する要因になる場合があります。
屋根・配管・基礎など、見た目では分からない部分に大規模修繕が必要な場合、数十万円から100万円単位の出費が発生するかもしれません。
DIYで初期費用を抑える方法もありますが、すべてを自己判断で行うのはリスクが高いため、必要に応じて専門家に調査や工事を依頼しましょう。
管理体制を構築する(自主管理 or 委託)
空き家投資において、安定的な賃貸経営を行うには、「管理体制の整備」が欠かせません。
家賃回収やトラブル発生時の対応をどう行うかによって、稼働率やストレスが大きく異なります。
自主管理の場合、コストは抑えられますが、時間や手間がかかるため、近隣に住んでいるか、ある程度の対応力がある投資家に向いています。
遠方の物件に投資したり、複数の物件を同時に運用したりする場合は、不動産会社への委託が現実的です。
管理費用は家賃の5〜10%程度が相場ですが、空室対策や設備トラブルへの迅速な対応を含めれば、コスト以上の価値があります。
空き家投資をするときは、運用を見据えた管理体制を整えましょう。
出口戦略(売却 or 長期保有)を決める
空き家投資では、最初の段階で「この物件をいつ、どうやって手放すのか(あるいは保有し続けるのか)」という出口戦略を決めておくことがとても重要です。
たとえば、5年後に売却益を狙うのであれば、土地の資産価値や将来的な開発計画などを踏まえて物件を選ぶと良いでしょう。
長期保有で家賃収入を継続的に得る戦略の場合は、稼働率の安定性や修繕サイクルを考慮する必要があります。
また、物件を売るときに備え、譲渡所得税や不動産会社への仲介手数料などの諸経費も考慮した方が良いでしょう。
空き家投資では、最初に「どう終えるか」を考えることで、収益とリスクのバランスが取りやすくなります。
空き家投資にかかる費用
空き家投資をするときは、次のような費用がかかります。
- 物件取得費(購入費用や仲介手数料)
- リフォーム・リノベーション費用(内装・外壁・水回りなどの工事)
- 設備交換費
- 耐震補強の費用
- 断熱対策の費用
賃貸経営をする場合は、管理委託費や定期的なメンテナンス費も必要です。
補助金制度や空き家バンクを活用すれば、費用の一部を削減できる場合がありますが、必ずしもすべての物件に適用されるわけではありません。
空き家投資をするときは、目に見える価格だけでなく、将来発生する運用コストや出口戦略まで含めた「総コスト」をシミュレーションしておきましょう。
空き家投資にかかる費用については、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。


空き家投資にかかるリスク
空き家投資には、高利回りの投資を実現したり、小額から始められたりと、さまざまな魅力がありますが、もちろんリスクも存在します。
空き家投資にかかる主なリスクは、次のとおりです。
- 長期空室によって収益が悪化する
- 老朽化が進み修繕頻度が多い
- 相続登記ができておらず所有権トラブルが発生する
- 接道義務を満たさない再建築不可物件の可能性がある
- 売却先が限られる
空き家投資のリスクを回避するには、物件の状態と立地を徹底的に調査するほか、修繕・管理コストの見積もりを丁寧に行うことが欠かせません。
投資前に複数のケースを想定し、シミュレーションや資金計画を綿密に行うことで、想定外の事態にも柔軟に対応できるようになります。
空き家投資のリスクについては、こちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。


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空き家投資は、うまく運用できれば年間の家賃収入が100万円を超える、魅力的な投資方法です。
しかし、空室が長期化して利回りが悪化したり、売却時に購入希望者が見つからなかったりと、さまざまなリスクがあります。
空き家投資特有のリスクを避けるには、専門家と連携するほか、長期的に安定した利回りを確保できる物件を見つけることが大切です。
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まとめ
空き家投資は、他の不動産投資と比べて初期コストが低く、高い利回りを実現できる可能性があることから、近年注目を集めています。
うまく運用できれば、15〜20%もの実質利回りを狙うことも可能です。
しかし、リフォーム費用の過剰見積もりや管理コストの見落としといった要因で、想定していた利回りが大きく狂ってしまうケースもあります。
リスクを避けつつ、安定した利回りを確保するには、利回りの高い物件に投資することがとても重要です。
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