「ゴミ屋敷を売却する方法を知りたい」
「ゴミ屋敷を処分せず放置するとどんなリスクがあるの?」
ゴミ屋敷の処分に困ってはいませんか?
大量のごみを個人が処分作業を行うことは難しく、業者に処分を依頼すると多額の費用がかかります。
また、処分を怠り放置するとさまざまなリスクが生じてしまいます。
では、ゴミ屋敷の処分にはどのような方法があるのでしょうか?
本記事では、ゴミ屋敷を処分する方法や処分費用の目安、ゴミ屋敷を放置するリスクをご紹介します。
最後までお読みいただくと、ゴミ屋敷の所有で悩むことがなくなり、迅速に売却を行えるようになるでしょう。
目次
ゴミ屋敷とは屋内外に山積みになっている家
ゴミ屋敷とは、屋内外に大量のゴミが山積みになっている家を指します。
たとえば、リビングやキッチン等に大量の生活ゴミが放置されている、敷地内に古い家電や使われていない家具が山のように積まれているなどで、一個人では処分自体が難しい状態です。
また、大量に積まれたゴミから悪臭や害虫の発生、景観の悪化等により近隣迷惑となっているケースもあります。
ゴミ屋敷に明確な定義付けはありませんが、一般的に屋内外にゴミが山積みになっている家をゴミ屋敷と呼んでいます。
ゴミ屋敷を売却する方法5選
本章では、ゴミ屋敷を売却する方法をご紹介します。
- ゴミを撤去してから売却する
- ハウスクリーニングやリフォームをして売却する
- ゴミ屋敷を解体して更地の状態で売却する
- 古家付き土地として売却する
- 訳あり物件専門の不動産買取業者に売却する
ゴミを撤去してから売却する
ゴミを撤去してから売却する方法があります。
ゴミ屋敷の処分方法としては、最もオーソドックスなものと言えるでしょう。
なお、大量のゴミ処分は素人では難しく、一般的には粗大ゴミ等を回収する専門業者への依頼が一般的です。
これら回収業者は、大型トラック等を使いゴミを一気に回収します。
ゴミを撤去してから売却できれば、不動産を最も売りやすい状態にできるメリットがあります。
ハウスクリーニングやリフォームをして売却する
ハウスクリーニングやリフォームをして売却する方法があります。
ゴミの跡が付いているフローリングやクロス、ゴミを放置したことによる悪臭等を排除でき、不動産を売りやすくなります。
なお、ハウスクリーニングやリフォームを行うには事前にゴミの撤去が必要です。
よって、この方法ではハウスクリーニングおよびリフォームの費用とゴミの撤去費用が掛かります。
ゴミ屋敷を解体して更地の状態で売却する
ゴミ屋敷を解体して更地の状態で売却する方法があります。
更地にすることで、買主はゴミの撤去や建物を解体する手間がなくなります。
また、土地の状態を確認しやすいことも買主側のメリットです。
そのため、最もゴミ屋敷を売却しやすい方法と言えるでしょう。
ただし、建物の解体費用とゴミの撤去費用を売却前に自らで負担することがデメリットです。
古家付き土地として売却する
古家付き土地として売却する方法があります。
この方法では、建物を解体することやゴミを撤去することなく現況のまま買主に引き渡せます。
そのため、売却前に最も費用負担を抑えられる方法と言えるでしょう。
一方で、敷地内外にゴミが放置されている状態ではだと、買主に与える不動産の印象は最悪です。
さらに、古屋の解体やゴミの撤去費用が多額となる可能性があります。
よって、買主にデメリットが多く売却価格は相場を下回るケースが多いでしょう。
訳あり物件専門の不動産買取業者に売却する
訳あり物件専門の不動産買取業者に売却する方法があります。
不動産買取業者であれば、どんな状態のゴミ屋敷でも必ず売却できます。
また、ゴミの撤去や建物解体などの費用負担もなく、売却を進められることもメリットです。
よって、ゴミ屋敷の処分を自己負担なく迅速に進めたいと考えるなら、不動産買取業者への売却がおすすめとなります。
なお、株式会社アルバリンクも訳あり物件を専門で買取る不動産業者であり、ゴミ屋敷を現況のまま適正価格で買取します。
まずは、弊社アルバリンクの買取査定をご利用ください。
ゴミ屋敷の売却にかかる費用の目安
ゴミ屋敷の売却では、主に下記4つの費用がかかります。
- ゴミの撤去費用
- ハウスクリーニングの費用
- リフォーム費用
- 建物解体費用
はじめに、ゴミの撤去費用は粗大ごみ等を回収する業者により異なります。
また、ゴミの量により費用が異なるので複数社に見積もりを取るのがよいでしょう。
次に、ハウスクリーニングの費用はクリーニングを行う広さや汚れ具合、また水回りのみなどクリーニング箇所を絞ることで費用が異なります。
ハウスクリーニング業者と打ち合わせしながら、見積もりを取るのがおすすめです。
続いて、リフォームはゴミを長年放置したことによるフローリングの傷みや壁面クロスの劣化等を改善する目的で行います。
費用は大掛かりなものとなれば、500万円~1,000万円程度です。
最後に建物解体費用の目安は、木造住宅で3万円~5万円(1坪あたり)程度となります。
よって、30坪の木造住宅であれば90万円~150万円程度の解体費用がかかります。
なお、解体費用は建物の構造や規模感、解体作業のしやすさ等で費用が大きく異なります。
さらに、建物解体は日常生活において身近ではなく相場観がわかりにくいので、必ず複数社に見積もりを取り比較検討するようにしましょう。
ゴミ屋敷を放置するリスク4選
本章では、ゴミ屋敷を放置する4つのリスクについてご紹介します。
- 悪臭や害虫が発生して不衛生
- 近隣トラブルに発展する
- 資産価値が低下する
- 特定空き家に指定される可能性がある
悪臭や害虫が発生して不衛生
はじめに、ゴミ屋敷を放置すると極めて不衛生な状態となります。
例えば、生ごみを放置すれば強烈な悪臭やハエ・ゴキブリ等が発生するでしょう。
また、積み上げたゴミが倒壊すると近隣建物への損傷被害等が起きることも予見できます。
よって、ゴミ屋敷の放置は不衛生且つ近隣への危険性を及ぼします。
近隣トラブルに発展する
ゴミ屋敷の放置は、近隣トラブルに発展します。
なぜなら、ゴミ屋敷から発生する悪臭や害虫、多量のゴミが敷地外にはみ出すことで近隣住民の快適な日常生活が阻害されてしまうからです。
例えば、隣地所有者からのクレームにより近隣関係の悪化や、口論等により警察が関与する事態に発展することがあるでしょう。
近隣に多大な迷惑をかけ、住民同士のトラブルが起きやすくなります。
資産価値が低下する
ゴミ屋敷の放置は、資産価値の低下を招きます。
なぜなら、ゴミ屋敷を購入したいと思う買主は極めて少なく、売却がしずらい不動産となってしまうからです。
また、住宅街にゴミ屋敷があると景観悪化を招き、近隣の資産価値低下が起きることもあります。
これにより、所有するゴミ屋敷の資産価値低下以外にも、近隣住宅の資産価値にも大きく影響します。
特定空き家に指定される可能性がある
ゴミ屋敷を放置すると特定空き家に指定される可能性があります。
なぜなら、「空き家対策の推進に関する特別措置法」により特定空き家の認定基準に当てはまってしまうからです。
例えば、特定空き家に指定されると固定資産税の評価額が1/6となる減免措置がなくなり、固定資産税が大幅にアップするリスクがあります。
よって、ゴミ屋敷を放置し自治体が特定空き家に認定すると、ランニングコストのアップにつながってしまいます。
まとめ
本記事では、ゴミ屋敷を売却する方法や売却によりかかる費用、ゴミ屋敷を所有し続けるリスクについて解説しました。
結論、ゴミ屋敷の所有にはリスクしかなく早めの処分がおすすめです。
また、処分方法はゴミを全て撤去しリフォーム等を行うことが理想ですが、多額の初期費用負担が生じるリスクがあります。
よって、ゴミ屋敷は初期費用が一切かからずに迅速に処分できる不動産買取業者への売却がおすすめです。
不動産買取業者の選定では、3社程度に見積もりを依頼し比較検討してみましょう。