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線路沿いの土地や家が売れない?高く売る方法や対処法を解説

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路線沿いの家や土地を売りたいけど、高く売れないのではないかと心配な方もいるのではないでしょうか。

路線沿いは駅から近く利便性がよい反面、電車の走行音や振動が気になるという欠点があります。

欠点さえカバーできれば立地のよさなどメリットのほうが大きくなり、買い手が付きやすく高値で売ることも可能です。

路線沿いの物件が売れにくい理由を把握し、しっかりと対策をおこないましょう。

この記事では、路線沿いの家や土地を高く売る方法を紹介しています。

最後まで読んで参考にしてください。

路線沿いの土地や家の特徴

路線沿いはその地域の中心地として栄える傾向にあります。

人気の高いエリアではありますが、電車の通過音や振動があることがデメリットになるのも事実です。

不動産価格は周辺の相場に比べて高い場合と安い場合があり、状況によって差が生じます。

どのような理由で価格の高い安いが決まるのか、資産価値や特徴、メリットなどを見ながら解説します。

周辺環境

路線沿いのなかでも駅に近いほど店や施設が多く、生活に便利な環境といえます。

生活に欠かせないスーパーやドラッグストアなどのほかにも、娯楽のための飲食店や大型ショッピングセンターなどが多いのが特徴です。

周辺に病院や銀行などもあり、役所も駅からあまり離れていない場所に所在する市区町村も多くあります。

人や車の通りが多いため車道と歩道がきちんと整備され、道路は安全面に配慮されています。

便利な一方で、 主要都市のような大きな街では繁華街があるため、夜遅くまで人が賑わい騒音が気になることもあるかもれしれません。

路線沿いのなかでも駅から離れるほど騒音は減っていくでしょう。

繁華街を外れると路線沿いを囲むようにマンションが立ち並ぶ光景も見られ、住宅街になっている場所もあります。

主要都市では騒音が気になる可能性はありますが、周辺に生活に必要な店がそろっているため便利な環境といえます。

資産価値

路線沿いの土地や家は価値が相場より高く評価されるケースと安く評価されるケースがあります。

資産価値が変わる分かれ目となるポイントがいくつかあります

どのような理由で資産価値が変わるのかを見ていきましょう。

売却相場よりも安くなる傾向にある

路線沿いは電車が通るたびに振動や音が発生するため、快適な住み心地とはいえず好まれない場合もあります。

人気のない地域では特に売れにくく、値下げをしなければ売れないこともあるでしょう。

地域のイメージの良し悪しも売却価格に影響します。

また、街そのものが衰退していて路線沿いであっても利便性を感じられなければ、高い価格で買うメリットはありません。

周辺の店が減っているような地域では相場よりも安くなる傾向にあります。

立地によっては高く売れるケースもある

人気の高い地域であれば、その土地の不動産が高騰して高く売れるケースもあります。

人気が出るポイントは次のようなものが挙げられます。

  • 特急や快速列車の停車駅がある
  • 複数の路線が利用できる駅がある
  • 通勤先の主要都市まで短時間や少ない乗り換えで行ける
  • 新しく店や施設ができて発展している
  • 治安がよくイメージの評価が高い

 

このような地域なら人気が高く買い手が多いため、高い価格設定でもすぐに買い手が付くでしょう。

路線沿いの振動や騒音はマイナスポイントになりますが、人気の条件がそろえば欠点を上回るメリットを感じられます。

路線沿いの物件を売る際には、地域の人気度が売却価格に大きな影響を及ぼします。

メリット

路線沿いの物件にはメリットが多くあり、それが売却の際の強みになります。

以下の5つがメリットとして挙げられます。

5つのメリット
  1. 駅まで近く利便性が高い
  2. 採光がとれやすい
  3. 人通りが多いため比較的安全である
  4. 生活音をあまり気にしなくてもいい
  5. 特定の人に人気がある

 

具体的な内容を解説します。

1.駅まで近く利便性が高い

先述したとおり、 路線沿いの土地は周辺環境に恵まれているため利便性が高いといえます。

駅から徒歩圏内の場所は電車を使っての通勤や通学に便利です。

周辺にはさまざまな店が集まっているため、買い物も近場で済ませられて普段の生活に困らないでしょう。

通勤・通学の時間や買い物の移動時間が短縮できるのは、大きなメリットです。

2.採光がとれやすい

路線沿いの物件は日当たりがよいことが魅力の1つです。

線路側には建物が建つことはないため、日当たりがよく後から建った建物に日差しを遮られる心配もありません。

光を取り入れるために線路側に大きな窓やベランダが設置されている物件も多く見られます。

南側に線路があればさらに採光がとりやすく、より条件の良い土地として評価が上がる傾向にあります。

将来的に日当たりを邪魔されることがない点は、購入時にプラスのポイントになるでしょう。

3.人通りが多いため比較的安全である

人通りが多い駅周辺は、 人の少ない場所に比べると安全なエリアといえるでしょう

陽が落ちてからでも周囲の店の灯りで真っ暗になることはなく、通勤や通学の帰宅時も比較的安心して歩けます。

飲食店が多いため暗くなってからも人の賑わいがあり、人気のない道を通る不安もありません。

女性で帰宅が遅くなる方や子どもの帰宅時が心配な方は、 帰宅ルートの安全面を考えた物件を希望することがあります。

安心できる程度の人通りがある環境はメリットの1つです。

4.生活音をあまり気にしなくてもいい

路線沿いでは閑静な住宅街に比べて生活音が気になりづらいというメリットがあります。

電車が通る音や車が走る音、歩く人の声などで周囲にほどよく音があり、多少の騒音はかき消してくれるからです。

総務省による「騒音に関わる苦情とその解決方法」でも、 路線沿いは静かな郊外に比べると住民同士の騒音問題が少ないという結果が出ています。

路線沿いのように適度な騒音がある住居のほうがお互いの音が気にならず、苦情になりにくいということです。

静かな環境では、朝早くに掃除機をかけただけでも近所迷惑になることもあります。

閑静な住宅街に住んでいるほど音に敏感になり、たいしたことのない音でも騒音と捉えがちです。

人によっては周りに気を使って伸び伸びと過ごせず、窮屈な生活になってしまうでしょう。

子どもや犬のいる家庭は生活音の気になりにくい路線沿いであれば、あまり気を使い過ぎずに過ごせます。

5.特定の人に人気がある

理由や事情があって路線沿いを好んで住む方たちもいます。

まずは、 振動や音のデメリットよりも通勤や通学の利便性を優先した社会人と学生です。

自宅と駅がすぐそばなら、電車の遅延による外出時間の変更も柔軟に対応できます。

駅まで数分で行けることは大きな時間の節約になり、遅い時間に疲れて帰ってきたときも安心です。

近隣にコンビニやスーパーがあり、手軽に食事の買い出しができるところも路線沿いが好まれる理由でしょう。

次に、子どもや犬がいて近所への騒音が気になる方たちです。

静かな環境では騒音が際立ってしまい、近所からの苦情につながりかねません。

一方で、 路線沿いにはあまり騒音を気にしない方たちが住むため、非常識な騒音でない限り近所とのトラブルに発展する可能性は低いでしょう。

このほか鉄道ファンにも人気が高く、自宅から好きな電車が眺められるという理由で路線沿いを選ぶことがあります。

誰にも邪魔されずに鉄道の写真が撮れるのも魅力のようです。

このように特定の理由や事情があって、路線沿いであることを条件に物件を探す方もいます。

線路沿いの土地や家が売れない理由

メリットの多いはずの路線沿いの物件が、売却に出してもなかなか買い手が付かないことがあります。

なぜ売れないのか、買い手の購入意思を下げる理由は次の5つです。

売れない5つの理由
  1. 電車の騒音や振動がある
  2. 鉄粉や砂埃が舞う
  3. 体調不良の原因になる可能性がある
  4. 電気代が高い
  5. プライバシーの問題がある

 

具体的にどのようなことなのかを解説します。

1.電車の騒音や振動がある

先述しましたが、路線沿いは電車の通過音や振動があります。

静かな環境を好む方にとっては音や振動は耐えられないものであり、住むのを避けたい場所です

路線沿いの音を騒音と捉えるかどうかは人それぞれの感覚により異なりますが、環境省の指定した騒音にかかる環境基準は以下のようになっています。

 

地域の種類 昼間の基準値 夜間の基準値
主に住居として利用される地域 55デシベル以下 45デシベル以下
住居のほかに商業・工業用として利用される地域 60デシベル以下 50デシベル以下

 

この表にある基準値を超えた大きさが騒音となります。

昼間の基準値である60デシベルは、普通の会話や走行中の車内と同じレベルです。

国土交通省の騒音の目安では、鉄道周辺地域の騒音が56〜67デシベルという、基準値を超える騒音があることが調査結果で出ています。

通過音は一時的なものですが、運行本数の多い路線では5分ごとや10分ごとに聞こえてくるものです。

基準値を超えた大きさであるため 「うるさい」「テレビが聞こえない」などとストレスに感じることもあるでしょう。

2.鉄粉や砂埃が舞う

路線沿いは鉄粉や砂埃が舞い上がる点もマイナスポイントです。

電車が走る際には車輪と線路の鉄とで摩擦が起こり、削れた鉄粉が周囲に舞い上がります

天気がよく乾燥していると、走行と同時に砂埃も発生します。

マンションの高層階であれば鉄粉や砂埃の影響は受けにくいでしょうが、 下層階や一戸建てではダイレクトに被害を受け無視できない状況です

線路側に洗濯物を干したり窓を開けていたりすると、風向きによっては多くの鉄粉と砂埃が敷地内に舞い込みます。

外壁も室内も鉄粉と砂埃で汚れが付きやすいのはデメリットといえます。

3.体調不良の原因になる可能性がある

住み始めても振動と騒音に慣れることができず、鉄粉と砂埃の被害もあり、それが体調不良につながるケースもあります。

運行本数の多い路線沿いでは、頻繁に振動と騒音に悩まされることになります。

夜の電車が居住者の就寝時間よりも遅くに走っている場合もあり、繊細な方なら睡眠に影響が出ることもあるでしょう。

昼間でも騒音そのものがストレスになり、騒音による睡眠不足の影響もあって自律神経が乱れてしまう可能性もあります。

人によっては鉄粉や砂埃でアレルギーが出るなど、体調を崩す原因にもなりかねません。

本来は体と心を休められる場所である住まいが、ストレスや健康被害の場になってしまうリスクを考えると、購入を躊躇してしまいます。

4.電気代が高い

路線沿いに住むと年間を通しての電気代が高くなる傾向にあります。

騒音や鉄粉などを防ごうと思うと、窓を閉めてエアコンを付けるしかないからです

暑さが厳しくない季節は、窓を開けておけばエアコン不要で気持ちのよい室内温度で過ごせますが、路線沿いではそれが叶いません。

空気の入れ替えも窓を開けて行えないため、空気清浄機が必要となります。

洗濯物を外に干さないのであれば、乾燥機を使ったり除湿器を設置したりと、余分に電気代を使う家庭もあるでしょう。

電気代が高いというのはデメリットの1つとして捉えられます。

5.プライバシーの問題がある

電車に乗っていて線路沿いに建つ家の中が見えた経験がある方もいるのではないでしょうか。

家と線路との距離が近いほど家の中がはっきりと見えやすく、プライバシーの問題が生じます

ほとんどの家庭ではカーテンを閉めて視界を遮るようにしていますが、うっかり閉め忘れると中が丸見えです。

特に陽が落ちて室内照明を付けた状態では、レースのカーテンをしていても外から室内がはっきりと見えてしまいます。

室内から外は見えても、外から中は見えなくできるシートを貼るなど、プライバシーを守る対策が必要です。

線路沿いの土地や家を高く売却する方法・対策

路線沿いの物件が売れにくい理由を説明しましたが、 方法や対策次第では高く売却することも可能です。

売却の知識がないと知らずに後悔をしてしまうこともあるため、事前に把握しておきましょう。

以下の4つの方法を次項で詳しく解説します。

高く売却する4つの方法
  1. 対策をして仲介業者に売却を依頼する
  2. 複数の不動産会社に査定依頼する
  3. 専門の買取業者に買い取ってもらう
  4. 不動産投資家に売却することも検討する

対策をして仲介業者に売却を依頼する

仲介業者に売却をお願いする際には、売れやすくするための対策を行ってから依頼をするとよいでしょう。

対策をすることでデメリットが減り、価値の高い物件へと変わります。

【対策】吸気口に吸音材をつける

防音効果の高い住宅でも、吸気口から入ってくる音までは防げていません。

解決策として、吸気口に防音効果のある吸音材や消音材とよばれるものを取りつける方法があります

吸音材は室内外の音を遮断する効果があり、手軽に取り付けられるのでおすすめです。

吸気口の型や大きさにより違いはありますが、安いものなら数百円で購入でき、耐久性がある高価なものでも2~3万円ほどで手に入ります。

リフォームのような工事は不要で自分でも取り付けが可能です

吸気口を開けてみて、外が丸見えになっているようなら防音対策はされていません。

そこに吸音材を詰めると音が遮断でき、厚みがある壁なら2個詰めることでより一層効果を発揮します。

吸音材はレンコンのように空気の通り道が確保されているため、吸気口に詰めても湿気が溜まりカビが生えるなどの被害は心配ありません。

手軽に騒音効果が得られる方法なのでぜひ実行しましょう。

【対策】内窓を取り付ける

窓の内側にもう1枚窓を取りつけて二重窓にすることで、遮音効果が得られます。

外窓と内窓の間にある空気が音の伝達を遮断して、室内に伝わりにくくするからです。

音には空気を伝わってくる空気音と、壁や床などの固体を伝わってくる固体音があり、二重窓は空気音を防ぐのに効果的です。

電車の走行音のほかにも工事の音人の声楽器の音などが空気音に当たり、これらは二重窓で遮断できます。

完全な遮断ではありませんが取り扱いメーカーによる調査では、 二重窓にすることで騒音が15デシベル減るという調査結果が出ています。

1枚窓のときの騒音が55デシベルだとすれば、二重窓では15デシベル軽減されて40デシベルとなります。

小さな窓であれば2万円ほどで取り付けが可能で、大きな窓だと10万円弱の費用が必要です。

他の対策に比べると高額になりますが、 二重サッシにして騒音対策を行えば物件の評価額は上がるでしょう。

【対策】遮音カーテンを取り付ける

遮音カーテンは電車の走行音を軽減してくれます。

すき間なく織られた密度が高い生地で、何層かに重ねられた厚手のカーテンです。

遮音効果を高めるために生地にコーティングがされているものや、音を反射・吸収する素材の生地が使われているものもあります。

十分に窓が覆われていないと効果を発揮できないため、長さや幅が足りないものは避けるようにしましょう

なるべくカーテンレールを天井や壁に密着して設置し、すき間を少なくすると効果的です。

遮音性能が高いものを選ぶことも重要になります。

価格は窓の大きさやカーテンの品質により異なりますが、小さなものなら1万以下、大きなものなら3万円ほどです。

品質の高いものならジェット機や踏切の音のような高音域の騒音を50%カットしてくれるものもあります。

ほかの対策とあわせて使用することでより高い効果が期待できます。

複数の不動産会社に査定依頼する

査定は多く依頼するに越したことはありませんが、最低でも3社には依頼を出しましょう。

不動産会社によって売却を得意とする物件が異なるため、査定価格にはばらつきが出ます。

郊外にある土地の売却を得意とする不動産会社や、駅近くのマンションを得意とするところなどさまざまです。

「早く売りたい」「査定を依頼するのが面倒」などの気持ちを優先して、1社のみの査定で決めてしまうと後悔につながりかねません。

何社も連絡をするのが面倒であれば、一度の依頼で複数の不動産会社の査定ができる一括査定サイトを利用するのもおすすめです

査定はよく多く、最低でも3社以上に依頼するようにしましょう。

専門の買取業者に買い取ってもらう

専門の買取業者とは、訳アリ物件のような買い手が見つかりにくい物件を買い取ってくれる業者です。

お墓の隣にある物件や騒音のあるエリアの物件など、 売却に時間がかかる物件でも積極的に買い取りをしています

専門の業者に買い取りを依頼するメリットは次の点です。

  • 早ければ1週間ほどで売却ができる
  • 売却のための対策費用がかからない
  • 契約不適合責任を負わなくてよい

 

仲介業者に依頼するよりも早く取引が成立して現金化できるため、売却を急ぎたい方にもおすすめです。

通常は騒音対策をおこなっていないと売却が難しくなりますが、専門の買取業者は気にせず買い取ってくれます。

対策に多額の費用をかけなくてよいため、手間や出費が省けるのはもちろんこと、時間短縮にもつながります。

また、 契約不適合責任を負わなくて済むのは、売り手のリスクを回避できる嬉しいメリットです

契約不適合責任とは、売却後の物件に損傷やデメリットが見つかった際に、売り主が賠償責任を負うというものです。

故意に損傷を隠していなくても、後から売り主が把握していなかった損傷が見つかり、賠償責任が発生してしまうケースもあります。

売り主にとってリスクとなり得るものなので、この責任から開放されるのは大きなメリットといえます。

不動産投資家に売却することも検討する

高く売るには売却先を一般の購入者だけではなく、不動産投資家にも目を向けてみましょう。

路線沿いの家や土地は駅が近くて利便性がよいため、投資家が運用や転売目的で買い取ってくれることがあります。

駅に近い立地は賃貸住宅や貸店舗として人気があり、投資家はそのような物件に目を付けます

一般の購入者よりも高く買い取ってくれる可能性もあるため、一度検討してみましょう。

線路沿いの土地や家を売却する際の注意点

売却時に注意したほうがよいポイントがいくつかあります。

失敗なく売却するために次の4点に気を配りましょう。

売却時の4つの注意点
  1. 防音対策していることをアピールする
  2. 値引き交渉される前提で売り出し価格を設定する
  3. 告知義務がある
  4. ターゲットを明確に設定する

 

具体的にどのようにすればよいのかを詳しく解説します。

防音対策していることをアピールする

売り出す際には、防音対策をおこなっていることをアピールしたほうが物件の好感度が上がります。

路線沿いの物件はどうしても電車の走行音や、踏切による騒音がデメリットとして捉えられがちです。

そのデメリットをカバーできれば、買い手が購入に前向きになってくれるでしょう。

路線沿いは本来は立地がよく利便性が高い場所です。

騒音というマイナス要素がなくなれば、人気の物件になり得る可能性もあります

値引き交渉される前提で売り出し価格を設定する

値引き交渉された際には多少の値引きには応じるつもりで、最初から売り出し価格を少し高めに設定しておくのがおすすめです。

不動産の売買で買い手から値引き交渉をされることは珍しくありません。

路線沿いの土地や家は特に、線路が近いことを理由に値引きの要望をされやすい傾向にあります

値引きに応じれば買い手側が購入に至りやすくなり、応じなければ購入をやめてしまう可能性が高まります。

値引きの拒否は買い手の購入意欲低下に大きく影響するため、値引き交渉に応じる前提で価格設定をしておきましょう。

告知義務がある

電車の走行音による騒音や振動鉄粉が舞い上がることについては、購入者に事前に告知しなければなりません

環境的瑕疵といわれるものがあり、騒音や振動などの生活に害があると見なされるものはこれに当てはまります。

後から言った言わないのトラブルになるのを防ぐため、きちんと契約書に記す必要があります。

契約書に記載がなければ契約後であってもキャンセルに応じなければなりません

路線沿いに騒音があることは説明がなくても想像はつきそうですが、それでも事前に通達をする義務があります。

ターゲットを明確に設定する

その地域の特色にあわせてターゲット層を見極めることが大切です。

大きな都市であれば住居以外にも店舗やビルの建築場所としての需要も高いでしょう。

あまり栄えていない路線沿いでは店舗の需要は少なく、建設会社の資材置き場や事務所として利用されるケースもあります。

朝早くから資材置き場で作業をしても路線沿いなら騒音が目立たないため、このような場所を好んで資材置き場を探す会社もあるようです。

同じ路線沿いであっても地域の発展具合で求めるターゲット層は変わってきます

不動産会社を何件か回れば、どのような需要があるか情報を集められるでしょう。

まとめ

路線沿いの家や土地を損のない価格で売るには、デメリットである騒音への対策と、複数の不動産会社への査定依頼が必要です

売却スピードを重視するのか高値で売ることを重視するのか、目的によって選ぶ不動産会社も異なります。

路線沿いの物件は訳アリ物件として扱われることも珍しくないため、なかなか売れない場合は専門の買取業者も検討してみましょう。

売れずに悩みの種となっていた物件もスムーズに買い取ってくれます。

この記事の監修者

株式会社AlbaLink 代表取締役 河田 憲二

株式会社AlbaLink社長の河田憲二です。弊社は空き家やなど訳あり物件の買取再販を行う不動産業者です。弊社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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