今日は賃貸併用住宅でも融資をしてくれる銀行について自分の経験した事を元に書いてみます。
↑こちらの記事でも書きましたが、まず賃貸併用住宅をやると決めたら自分の融資可能額を把握しなければいけなせん。
と、同時に、そもそも住宅ローンで賃貸部分までを融資して頂けるかを確認しなければ行けません。
この部分は、「ご自身で話を聞きに行く」、「電話で聞いてみる」以外に方法はありませんが、自分の場合はこうだったというのを参考までに書いておきます。
目次
賃貸併用住宅の融資に前向きな銀行
賃貸併用住宅にはみずほ銀行が一番前向き
いくつかの銀行や信用金庫には相談に行きましたが、ダントツに前向きだったのがみずほ銀行さんです。
みずほ銀行では、恐らくですがどの支店でも「休日相談会」なるものを開催しているのですが、(月1回土日)まずはそこで相談をしてみました。
それまでに、複数銀行を回っていましたが、
「賃貸部分はアパートローンになります」
「全部をまとめて住宅ローンにするのは聞いたことがありません」
などの回答を頂いていたのですが、みずほ銀行さんはあっさりOKとのこと。
伺った店舗でも何件も賃貸併用や店舗併用の融資をしているとの事でした。
一概にみずほ銀行でと決めてはいけない
みずほ銀行にいけば賃貸併用でも融資してもらえるのか!と思われるかもしれませんが、かと言って安易にみずほに決めてしまうのは危険です。
もしかしたら、近くの信金でも可能かもしれませんし、地銀でも可能かもしれません。
それに、自分の場合はみずほ銀行さんで融資が降りましたが、正直条件はよくありませんでした。(少し後悔するレベルです)
これなら
「アパートローンで自室面積の縛りなしで探した方が利回りが良いかも?」
と思えてしまう利息でしたが、まぁ現実としては住宅ローン控除もあるし、実際には長期間ローンが組めないと厳しいのでよかったかな、と。
大切なのは複数行に審査をお願いすること
重要なのは複数の銀行に審査をお願いして進めていく事かと思います。
土地から賃貸併用住宅を建てるとなると、審査時に図面や工務店の見積書も必要になりますので、いくつも審査をするのは正直骨が折れます・・・。
しかし、一社に絞って審査をしてしまうと、不利な条件を求められても交渉するのに立場的に弱くなってしまいますので。
ネット系の低金利銀行なら住信SBIネット銀行?!
ネット系で低金利の銀行なら、住信SBIネット銀行さんが賃貸併用住宅でも融資可能という情報も耳にしました。
みずほ銀行もそうだと思いますが、融資への姿勢はその時の状況や時期によって変わる事は普通にありえますし、申し込む方の年収や条件によっても結果は違ってきます。
下記の様な住宅ローンの一括相談でネット系の銀行はある程度結果がわかりますので、まずはこちらで賃貸併用住宅についてと、融資可能金額を算出してみるのがおすすめです。
結構入力項目が多いですが・・・頑張ってください(笑)
みずほ信託銀行は?
あとは、みずほ信託銀行ですね。しかし、こちらは注意が必要です。
下記を読むとわかりますが、同じみずほでも、みずほ信託の方は
- 指定のハウスメーカー
- サブリース契約
を融資の条件に掲げています。
★みずほ信託の賃貸併用住宅用ローン要項
http://www.mizuho-tb.co.jp/gaiyou/loan/pdf/harmony2.pdf
自分ならこれは絶対に利用しません・・・。(デメリットが多すぎです。まったく手を煩わせたくない方でお金に余裕があるなら検討してみても良いかも・・・)
また別の機会にも書いてみたいと思いますが、まずハウスメーカーでの建築では圧倒的に建築費が高くかかってしまうので、融資枠も大きく取れないと現実的ではないし、サブリースは持っての他です。
「え?サブリース良いじゃん!」
と思われた方、危険かもしれません。
基本的に、サブリース契約は管理会社に有利な条件になっているし、●●年保証!というのも管理を保証するだけの契約がほとんどで、家賃は当然の様に下げられます。
と、これについてはまた書きますので、住宅ローンで融資を出してくれる銀行に話を戻りします。
賃貸併用住宅に住宅ローンを出してくれる銀行を教えてください。 - Yahoo!知恵袋
↑この記事を見ると、「賃貸併用住宅ではアパートローンの対応になる」というのがベストアンサーですが、
賃貸併用住宅の住宅ローン(新規)に対応している銀行を教えてください - Yahoo!知恵袋
こちらの記事では三井住友、UFJが対応できると書いてありますね。
つまりどういう事か?
「支店や担当者によって答えが違う」
ってことです。
それが意味するのは、賃貸併用住宅に住宅ローンを出してくれるかどうかは、あなた自身で直接問い合わせをしない事にはわかりません。
この答えも、時期が変われば銀行の方針が変わるかもしれませんし、一概には言えません。
ここまで、土地を決めて、融資先を決めて、とやってきて思いますが、疑問に思った事や、解決したい事はバンバン電話や問い合わせをして、銀行なり不動産業者さんに聞いてしまった方が早いです。
で、その回答は支店やお店によって違う事が当たり前なので、あなたの実現したい事に対応してくれる銀行、不動産業者を探せば良いだけです。
ちょいと話が逸れましたが、融資先は必ず1つではなく、複数対応していくのをお勧めします。
理由は2つあって、
- 「賃貸併用住宅で住宅ローンを通してくれる銀行を少しでも多く見つける」
- 「それによって、金利交渉の時に非常に有利になる」
からです。
私の場合は、融資先を1社にして話を進めてしまいましたので、後々の金利交渉時にこちらの切り札がなく、とても好条件とは 言えない条件で融資契約をしてしまいました。
今だから言えることですが、
必ず融資先は複数検討してください。
そしてそれを一番初めに行ってください。
土地探しよりも融資先探しです。
融資先の見当がつかなければ何も先に進みません。
下記は、住宅ローン審査の一括審査を代行してくれるサイトですが、このサイトにはあとで気づきました。先に知っていれば何社も電話をかけまくる手間が省けましたね^^;
※2016年1月11日追記:
現在ではじぶん銀行さんも住宅ローンを開始しましたが、賃貸併用住宅への融資も対応しているとこのことで、自分も借り換えを検討中です。
参考記事はこちら↓
賃貸併用住宅に関するご相談などあればこちらからお気軽にどうぞ↓
KawataKenji
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