「マンションを売ろうとしているので売却相場を知りたい」
「マンションを費用をかけず高く売りたい」
「築年数ごとのマンションの売却相場を知りたい」
今回は、築年数ごとのマンションの売却相場について解説します。
マンションの売却相場は築年数によって左右されます。
そのため、高く売れるタイミングを知っていれば多くの売却益を得られるでしょう。
本記事の内容は、以下についてです。
マンションの売却相場は築年数に応じて下落する
- 【築年数別】マンションの売却価格の推移
- マンション売却の最適なタイミングは築11年~20年
- 築年数ごとのマンションを高額売却するポイント
最後まで読めば、マンションを高額売却するコツまで理解できます。
マンションを売却しようと考えている方は、ぜひご覧ください。
なお、弊社(株式会社 AlbaLink )は不動産に強い専門業者です。
ご相談くだされば、金額や日程なども含め、手付金についてサポートするのでお気軽にお問い合わせください。
目次
マンションの売却相場は築年数に応じて下落する
マンションをはじめ建物の資産価値は経年劣化していくため、築年数が大きくなるにつれて価値が減少します。
そのため、築年数が多い建物ほど売却価格が低下しやすいのです。
なお、土地は年月が経過しても価値が減少することはありません。
【築年数別】マンションの売却価格の推移
REINS TOPIC「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2023年)」で中古マンションの築年数ごとの平均価格が表示されており、築0年の7,077万円を100%として相場が低下しています。
下記の築年数ことに売却相場は異なります。
- 築0年~5年の売却相場
- 築6年~10年の売却相場
- 築11年~15年の売却相場
- 築16年~20年の売却相場
- 築21年~25年の売却相場
- 築26年~30年の売却相場
- 築31年~の売却相場
順番に解説するのでご覧ください。
築0年~5年の売却相場
築年数0〜5年の売却相場は7,077万円です。
マンションを建築してからあまり劣化していないため、売却価格も減少していません。
建物の状態が良好なので、高い価格で売却できるのです。
築6年~10年の売却相場
築年数6〜10年の売却相場は6,655万円で、築0年を100%とすると94%まで価値は下がります。
築年数が6年を超えると価値が減少し始め、売却価格が下がります。
内観や外観などの見栄えがよくても、安い金額で売却する可能性があるため注意しておきましょう。
しかし、立地条件や機能がよければ新築同様の金額で売れることもあります。
築11年~15年の売却相場
築年数11〜15年の売却相場は5,932万円で相場は83%まで下がります。
マンションは築年数が10年を超えると価値が減少し、売却金額も1,000万円以上安くなるのです。
国土交通相のマニュアルでも、マンションは12〜15年に一度は修繕を行うとされています。
築年数が10年を超えるとリフォームが必要なほど、マンションは劣化しているのです。
参照下:国土交通省|改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル
築16年~20年の売却相場
築年数16〜20年の売却相場は5,509万円で、築0年と比べて相場は77%ほどです。
築年数が16年を超えるマンションは改修工事を終えているため、品質をある程度確保できます。
そのため、築11〜15年と比べて売却相場の減少が緩やかになっているのです。
築21年~25年の売却相場
築年数21〜25年の売却相場は4,887万円で価値は69%まで下がります。
築21〜25年のマンションは2回目の大規模改修が必要になるため、価値が大きく下がります。
マンション自体の劣化も進んでいるため、把握しておきましょう。
築26年~30年の売却相場
築年数26〜30年の売却相場は3,344万円で建築時の47%ほどの価値です。
築年数が26年を超えると経年劣化していることはもちろん、建物の性能やデザインが古くなっているため買手からの需要がなくなります。
この築年数でなるべくお得に売買するには水回りだけリフォームしたり、リフォーム費用を回収できないと見込んで修繕せずに売却したりなどの方法があります。
リフォームするか慎重に検討する必要があるので注意が必要です。
築31年~の売却相場
築年数31年以上の売却相場は2,303万円で価値は32%まで下がります。
築年数が30年を超えると築古マンションとして区分され、売却金額が低いです。
立地環境や周辺の利便性がよくないと、高く売却することは難しいでしょう。
マンション売却の最適なタイミングは築11年~20年
築11〜20年の物件は以下の理由からマンション売却に最適と言われています。
- 住宅ローンをある程度返済していて、自己資金を利用せずに売却できる
- あまり劣化していないがお手頃価格で購入できるため、購入者から需要がある
- 築10年以下のマンションは住宅ローン残高の割に高価格で売却できない
- 築20年超えのマンションは売却価格が低くなりやすい
築10年以下の物件は住宅ローンをあまり返済できていないため、売却価格でローン残高を返済しきれないオーバーローンになる可能性があります。
オーバーローンの場合、自己資金で補填する必要があるため生活を圧迫しやすいです。
また、築20年超えのマンションは売却価格が低い傾向があるためおすすめできません。
マンションの劣化が激しくなく購入者に需要がある築11〜20年のタイミングで売却するのが、おすすめです。
築年数ごとのマンションを高額売却するポイント
以下の築年数ごとにマンションを高額売却するポイントを解説します。
- 築5年以下だと高値で売れやすい
- 築11年~20年は大規模修繕の時期を調べる
- 築21年~30年はリフォームや値引きを検討する
- 築30年超は専門の不動産買取業者への売却を検討する
順番に説明するのでご覧ください。
築5年以下だと高値で売れやすい
築6年以上の建物は5年以下の建物と比べて価格が落ちる傾向があります。
そのため、築浅物件を売る場合は築5年以下のタイミングで売却することがおすすめです。
建築してから5年以下のマンションの場合、条件によっては購入価格よりも高い金額で売却できることもあります。
ただ、購入時よりも高く売れる場合は譲渡所得税が発生するため注意が必要です。
マンション売却時にかかる税金については、関連記事「マンション売却にかかる税金はいくら?計算方法や節税のコツも紹介!」詳しく解説しているのでご覧ください。
築11年~20年は大規模修繕の時期を調べる
築11〜20年のマンションは、大規模修繕が完了したタイミングで売却するのがおすすめです。
修繕完了後であれば外観や設備が改修されているため、買い手が見つかりやすくなります。
また、修繕前のタイミングだと月額の修繕積立金が値上がりするため、購入者が見つかりにくいです。
大規模修繕の時期を調べて、修繕後に売却するようにしましょう。
築21年~30年はリフォームや値引きを検討する
築20年を超えるマンションは見た目の老朽化が進んでいるため、買い手があまり見つかりません。
そのため、ハウスクリーニングやリフォームを行い見栄えをよくすることが大切です。
この築年数になると、値引きをして購入者を探すといった工夫も必要です。
築30年超は専門の不動産買取業者への売却を検討する
築30年超えのマンションは、個人の買い手がなかなか見つからないため、専門の不動産買取業者への売却を推奨します。
専門の買取業者であれば問題なく買い取ってもらえます。
買取業者は築古物件にリフォームを施し事業として利用することを考えているからです。
築30年を超えたら個人ではなく、買取業者へ相談してみましょう。
築年数が古くても売却しやすいマンションの特徴2選
築年数が古くても売却しやすいマンションの特徴は以下の2つです。
- 新耐震基準で建てられている
- 立地条件がよい
それぞれ解説します。
新耐震基準で建てられている
現在は地震が頻発しているため、建物に高度な耐震性能を求める人が多いです。
そのため、マンションが新耐震基準を満たしているかは重要です。
新耐震基準
1981年6月1日以降に建築確認された優れた耐震性能を満たしていると判断される基準。
一方で1981年5月31日以前に建築確認されたマンションは、旧耐震基準であり需要が低いかもしれません。
旧耐震基準のマンションは、耐震性を上げる工事を施さないと買い手が見つからない可能性があります。
耐震基準については、関連記事「旧耐震基準とは?昭和56年(1981年)以降の新耐震基準との違いを解説」で詳しく解説しているのでご覧ください。
立地条件がよい
築年数が古くても、立地条件がいいマンションは高く売れることがあります。
とくに、以下の立地条件のマンションは高く売れやすいです。
- 駅から徒歩10分圏内
- 近くにスーパーやコンビニがある
- 病院や学校などの公共施設が近くにある
- 日当たりがいい
一方で、立地条件がよくないマンションは、個人からの需要が低いため訳あり物件に強い買取業者に売却するのがおすすめです。
AlbaLinkは立地の悪い物件でも適正価格で買い取れるので積極的にお問い合わせください。
【立地条件の悪い不動産でも高額売却!】無料で買取査定を依頼する
まとめ
本記事では、マンションの売却相場についてご説明しました。
マンションの築年数によって売却相場は変わり、築11〜20年で売却すると利益を得られやすいです。
また、不動産会社への相談は問題なく売却できるためおすすめします。
弊社(株式会社AlbaLink)は、年間相談実績が3,000件以上の不動産に強い専門の買取業者です。
ひとつの候補としてご相談くだされば、金額や日程なども含め、全力でご対応いたします。
お気軽にご連絡ください。
Writer
最新記事 by Writer (全て見る)
- 住宅ローンの返済が厳しく任意売却を検討している人 - 2024年11月20日
- 家が売れない要因7選|ストレスがなくなる対策も解説 - 2024年11月20日
- 空き家の相続放棄とは?注意点や他の処分方法も解説 - 2024年11月20日