「コンパクトマンションを売出しているのに、一向に買主が見つからない…なんでだろう?」
「この先もずっと売れないかもしれない」などと不安に感じている方もいるのではないでしょうか?
コンパクトマンションが売れないのには明確な理由があり、適切な対策を講じれば高確率で売却できます。
この記事では、中古マンションが売れない理由と売るための対処法について解説します。
なお、弊社AlbaLink(アルバリンク)は、全国の訳あり物件など市場で売れにくい不動産を積極的に買い取っている買取業者です。
売れにくい不動産を専門に取り扱う弊社であれば、あなたの中古マンションをスピーディーに、高額で買い取れます。
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目次
コンパクトマンションの特徴
コンパクトマンションとは、30~50平米程度、間取りは1LDK~2LDK程の広さで、主に単身者やDINKS(共働きで子供を持たない夫婦のこと)、シニア世帯に適しているマンションのことです。
名前の通りコンパクトなため、駅近や人気のエリアにも建てやすく、利便性が高いという特徴があります。
その利便性の高さから近年では投資用として購入する方も増えています。
コンパクトマンションが売れない理由7選
コンパクトマンションが売れないのには明確な理由が存在します。
それぞれ解説していきます。
ターゲットが限定される
コンパクトマンションには「広さが限られる」という特徴があるため、主に単身者やDINKS、シニア世帯にターゲットが絞られます。
しかし、この限られたターゲット層が、コンパクトマンションが売れにくい原因の一つと言えるのです。
単身者、DINKS世帯にとっては、将来的に生活スペースが不足する可能性があり、高齢者にとっては、バリアフリー設計や介護への対応が不十分になる可能性があることが懸念材料となります。
投資目的で購入を検討する場合でも、こういった市場の狭さが躊躇させる要因となっています。
売り出し価格が高い
売り出し価格が高いことも、コンパクトマンションが売れにくい原因の一つと言えます。
コンパクトマンションはワンルームマンションより広いとはいえ、十分なスペースがあるとは言い難いため「広さに対して価格が高い」と感じる購入希望者が少なくありません。
住宅ローン控除が使えない
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して住宅を購入した人を対象とした税制優遇措置です。
適用には一定の条件を満たす必要があり、コンパクトマンションだと条件を満たせず住宅ローン控除ができない可能性があるため、購入をためらう人もいると考えられます。
なお、住宅ローン控除を受けるための条件は以下となります。
(1)住宅取得後6か月以内に入居し、引き続き居住していること
(2)家屋の床面積(登記面積)が50㎡以上であること(注)
(3)床面積の2分の1以上が、専ら自己の居住の用に供されるものであること
(4)民間の金融機関や独立行政法人住宅金融支援機構などの住宅ローン等を利用していること
(5)住宅ローン等の返済期間が10年以上で、分割して返済するものであること
(6)控除を受ける年の所得金額が2,000万円以下であること
(7)長期優良住宅建築計画の認定通知書(又は低炭素建築物新築等計画の認定通知書)及び住宅用家屋証明書などにより証明されたものであること注:家屋の床面積が40㎡以上50㎡未満(令和6年12月31日までに建築確認を受けたものに限ります。)である場合は、(6)の要件が1,000万円以下であるときに限り控除を受けることができます。
国税庁|マイホームを持ったときより引用
この中で、コンパクトマンションは「住宅の床面積が50㎡以上あること」という条件を満たせず、住宅ローンの負担が軽減できなくなる可能性があります。
立地などの条件が悪い
立地条件が悪いコンパクトマンションは売れにくい傾向があります。
ファミリーマンションの場合、多少立地が悪くても購入希望者の家族が快適に暮らせると考えれば、売れる可能性は十分にありますが、コンパクトマンションの購入希望者は通勤や利便性を重視します。
駅やバス停から遠い場所や商業施設が少ないエリアでは、コンパクトマンションの需要が低くなってしまうのです。
また、他にも以下に当てはまると需要を下げてしまう原因となります。
・騒音がある
・地域の治安が悪い
・周辺の緑地が少ない
コンパクトマンション自体に魅力はあっても、こうした問題が自然と需要を下げてしまいます。
将来的な生活の変化に対応しづらい
「広さが限られる」という特徴があるコンパクトマンションは将来的な生活の変化に対応しづらいです。
例えば、結婚や出産で家族が増えた場合などが上げられます。
さらに、近年の社会的変化により、在宅勤務の対応や新しい生活様式への適応が求められますが、コンパクトマンションでは対応ができない場合があります。
内覧の印象が悪い
内覧時の印象が悪いと、定期的に問い合わせがあってもなかなか成約には繋がらないでしょう。
特に注意が必要なのは、居住中のマンションを売却するケースです。
居住中の物件は、空き家に比べると部屋が狭く見えてしまいます。
狭さく見えるのに加えて部屋が散らかっていたり、汚れた水回りなどがあると、購入希望者に悪印象を与えやすいです。
管理がうまくできていない
居住中のオーナーが多いマンションに比べて、マンションの所有者に投資家が多い物件は管理状態が悪くなることが多いです。
投資目的の物件では管理費を抑えるため、常駐の管理人がおらず、巡回管理になってしまうからです。
逆に入居者の多くが賃借人の場合、ゴミ出しや駐輪場のルールが守られにくく、共用部分が荒れてしまうこともあります。
コンパクトマンションを売るための対処方法7選
ここからはコンパクトマンションが売れるための対処法を紹介していきます。
適正な価格で売り出す
コンパクトマンションの売却において、適正な価格で売り出すことが成功の鍵となります。
価格設定をする上で重要なポイントは以下です。
・周辺の不動産相場を調査すること
・同規模、同築年数物件の取引価格を把握すること
・自身の物件の特徴(駅からの距離、日当たり、設備状態)などから客観的に判断すること
また、価格は一気に値下げするのではなく、市場の反応を見ながら段階的に価格を調整することが効果的です。
ターゲット層を見直す
もともと想定していたターゲット層にとらわれず、新たな層を開拓することも重要です。
例えば単身者、DINKS世帯だけでなく別荘としての需要を視野に入れることも考えましょう。
都心部にあるコンパクトマンションは、週末や休暇時の滞在拠点として魅力的です。
また、賃貸需要の高いエリアでは、安定した家賃収入が見込める投資用物件としてもアピールできます。
リフォームやリノベーションを検討する
築年数が古いコンパクトマンションの売却には、リフォームやリノベーションが効果的です。
最新のトレンドを取り入れたリノベーションは物件のイメージを一新させてくれます。
また、省エネ設備の導入やIoT技術を活用したスマートホーム化などの最新技術を取り入れると、若い世代を中心に訴求することができるでしょう。
ハウスクリーニングを行う
内覧時の印象が悪い場合はハウスクリーニングを検討してみましょう。
浴室やキッチンなどの水回りを中心にハウスクリーニングを行うと内覧時の印象が良くなります。
空き部屋にする
家具や荷物がある状態の住宅では、実際よりも狭く感じられることがあるため、空き部屋にして広さを分かりやすくすると売れやすさに繋がります。
生活感のある家は購入意欲を損なう原因になるので、居住中の方は空き部屋にして売り出すことも視野に入れましょう。
ホームステージングを行う
ホームステージングとは、家具や装飾品を配置して部屋の雰囲気を演出することです。
物件のイメージを変える場合にはホームステージングも検討してみましょう。
ホームステージングのサービスを提供する会社もあるので、チェックしてみるといいでしょう。
依頼している不動産会社を変更する
コンパクトマンションの売却が難航している場合、契約している不動産会社の専門性や戦略に問題がある可能性があります。
単純な値下げ以外の効果的な対策がない場合は、契約期間の終了を機に、別の不動産会社への切り替えをするのも選択肢の一つです。
新たな不動産会社を選ぶ際は、適切な専門性を持つ会社と契約することで、より効果的な販売戦略が立てられ、売却の可能性が高まります。
まとめ
本記事では、不動産を早く売る方法について説明しました。
物件は、不動産会社や売却方法を間違えるとスムーズに売却できません。
そのため、売りたい物件に適した売却方法を選択することが大切です。
また、高く売るためには、口コミがいい会社や実績のある会社に売却依頼をすることが重要です。
弊社(株式会社AlbaLink)は、年間相談実績が3,000件以上の不動産に強い専門の買取業者です。
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