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旗竿地で後悔する5つのトラブル事例!旗竿地のメリットや注意点も解説!

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「安さ」に惹かれて旗竿地を購入したけれど、住み始めてから後悔の連続…そんな話、実は少なくありません。独特な形状を持つ旗竿地は、その形状ゆえに様々なメリットがある一方で、住んでみて初めて気づくデメリットやトラブルも潜んでいます。

この記事では、実際に旗竿地に住んで後悔した人の体験談をもとに、よくある5つのトラブル事例を徹底解説します。さらに、旗竿地ならではのメリットや、購入前に知っておくべき注意点もご紹介。「こんなはずじゃなかった!」という後悔をしないために、旗竿地の光と影をしっかりと理解し、賢い選択をするための一助となれば幸いです。

 

旗竿地とは?

旗竿地(はたざおち)とは、道路に接する間口が細長く、奥にまとまった敷地がある土地のことを指します。その形状が、旗とそれを支える竿に似ていることから、この名前が付けられました。

具体的には、道路から私道のような細長い通路(竿部分)を通って、奥の比較的広い敷地(旗部分)にたどり着く形状をしています。都市部の住宅地などで見かけることが多く、周囲を他の住宅に囲まれているケースも少なくありません。

旗竿地は、その特殊な形状から、一般的な整形地に比べて土地の価格が安く設定されていることが多いのが特徴です。しかし、その形状ゆえに、日当たりや風通し、駐車スペース、建築工事など、様々な面で注意が必要となる場合があります。

 

旗竿地における後悔する5つのトラブル事例

実際に旗竿地に住んだ方が経験した後悔の中から、特に多く聞かれる5つのトラブル事例をご紹介します。

 

駐車スペースが狭い

旗竿地の竿部分である通路は、幅が限られていることが多く、駐車スペースを確保する際に大きな制約となることがあります。

 

よくあるトラブル

車の出し入れが困難 ・通路幅が狭く、何度も切り返しが必要

・運転に自信がないと出し入れがストレスになったりするケースがある

駐車できる車種が限られる ・通路幅や奥の敷地の形状によっては、大型のSUVやミニバンなどが駐車できない

・将来的に車の買い替えを検討している場合、選択肢が狭まる可能性がある

来客用の駐車スペースがない ・竿部分に駐車すると通路を塞いでしまうため、来客用の駐車スペースを確保できない
自転車やバイクの置き場に困る ・車だけでなく、自転車やバイクを置くスペースも十分に確保できない場合がある

・雨風に晒される場所に置かざるを得ないケースもある。

 

間口が狭いのは覚悟して建てたが、実際に車を停めてみるとギリギリだったりで、神経を使うケースが多いという声もあります。来客があった時も、近くのコインパーキングを探す必要も出てくるため、使い勝手が悪い場合もあるでしょう。

 

日当たりや風通しが悪い

旗竿地の旗部分は、周囲を建物に囲まれていることが多く、日当たりや風通しが悪くなりがちです。

 

よくあるトラブル

日当たりの悪さ ・周囲の建物によって日差しが遮られ、特に冬場は室内に日がほとんど入らない

・洗濯物が乾きにくかったり、室内が暗く感じられたりすることがある

風通しの悪さ ・四方を建物に囲まれていると、風の通り道が確保しにくく、室内に湿気がこもりやすくなる
湿気による影響 ・日当たりや風通しが悪いと、結露が発生しやすく、壁や床の傷みの原因になることがある

・アレルギー体質の方にとっては、健康面への影響も懸念される

 

実際に南向きだと思って買ったのに、隣の家の影になって日中は薄暗くなってしまったり、冬は暖房費もかさむし、洗濯物もなかなか乾かなくて困るという声も多いようです。

 

セキュリティ面に不安がある

竿部分の通路が長く、奥まった場所に建物がある旗竿地は、外部からの侵入に対するセキュリティ面で不安を感じやすいという声があります。

 

よくあるトラブル

死角が多い ・細長い通路や周囲の建物によって死角が多くなり、不審者が侵入しやすい環境になる可能性がある
人目が届きにくい ・奥まった場所にあるため、道路からの視線が届きにくく、異常があっても気づかれにくいことがある
防犯対策が必要 ・センサーライトや防犯カメラなどの設置が必要になる場合があり、追加の費用がかかることがある

 

通路が長いので、夜は特に不安を感じたりする場合もあるかもしれません。人感センサーライトを設置しても、心配が完全に消えるわけではないので、完全に不安を排除したい場合は他の対策を考える必要も出てくるでしょう。

 

想定以上に工事コストが高かった

旗竿地の特殊な形状は、住宅の建築工事や外構工事において、通常の整形地に比べてコストが高くなる場合があります。

 

よくあるトラブル

搬入経路の確保 ・竿部分の通路が狭いため、建築資材や重機の搬入が困難な場合がある

・人手による搬入が増えたり、小型の重機しか使用できなかったりして、工期が延びたり、追加費用が発生したりすることがある

基礎工事の難しさ ・地盤調査の結果によっては、特殊な基礎工事が必要になる場合がある
外構工事の制約 ・竿部分のアプローチや奥の庭の形状によっては、希望する外構デザインが実現できなかったり、特殊な工事が必要になったりすることがある
ライフラインの引き込み ・電気、ガス、水道などのライフラインの引き込み距離が長くなる場合があり、その分の費用が加算されることがある

 

建築業者に見積もりを出してもらう際、整形地の家よりもかなり高くなるケースもあるようです。例えば、資材の搬入が大変などで、追加料金がかかるケースも珍しくないでしょう。

 

エリアによっては積雪時に大変になる

積雪量の多い地域では、旗竿地の竿部分が雪で塞がれてしまうと、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。国土交通省のデータでは、全国で豪雪地帯は532市町村、特別豪雪地帯は201市町村を占めると言われています。積雪により雪かきが必要になった際、旗竿地は雪を捨てる場所が通路上のケースがあり、作業効率が悪くなる可能性もあるでしょう。

 

よくあるトラブル

雪かきの手間 ・細長い通路の雪かきは重労働であり、時間もかかる

・特に高齢者や体力に自信のない方にとっては大きな負担となる

交通手段の確保 ・雪が深く積もると、車が出庫できなくなったり、歩行が困難になったりする場合がある
除雪サービスの対象外 ・地域によっては、私道である竿部分は自治体の除雪サービスの対象外となる場合がある

 

雪国に引っ越してきた場合などで旗竿地に住む場合、冬の雪かきが大変という声も見受けられます。朝早くから何時間もかけて雪かきをしないと、車が出せない日もあるので計画性を持った対処が必要となります。

 

参考:豪雪地帯の現状|国土交通省

 

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後悔するだけじゃない!旗竿地の3つのメリット

ここまで旗竿地のデメリットやトラブル事例を見てきましたが、もちろん旗竿地には魅力的なメリットも存在します。

 

土地代を抑えられる

旗竿地の最大のメリットと言えるのが、一般的な整形地に比べて土地の価格が安く設定されていることが多い点です。

市場価格より割安という特徴があります。特殊な形状であるため、買い手がつきにくい傾向があり、相場よりも安く購入できる可能性があります。

また、予算内で広い土地が手に入る可能性があります。土地代を抑えることで、予算内でより広い面積の土地を手に入れることができるかもしれません。

 

静かで暮らしやすい

竿部分が通路となることで、奥の旗部分は道路から離れるため、騒音の影響を受けにくい静かな住環境が期待できます。

交通騒音が少ないケースも特徴です。車の走行音や人の話し声などが聞こえにくく、落ち着いて生活できます。

プライバシーが保たれやすいという点もメリットと言えるでしょう。 周囲の視線が気になりにくく、プライベートな空間を確保しやすいです。

 

コストパフォーマンスが高い家が建てられる

土地代を抑えられた分、住宅の建築費用に予算を回すことができ、結果的にコストパフォーマンスの高い家を建てられる可能性があります。

浮いた土地代を、住宅のデザインや設備、内装などに充てることができるため、こだわりの住宅を実現しやすいです。

 また、広い土地を購入できた場合、ゆったりとした広い庭のある家を実現できるかもしれません。

 

旗竿地で後悔しないための3つの注意点

旗竿地のメリットを最大限に活かし、後悔しないためには、購入前に以下の3つの注意点をしっかりと確認することが重要です。

 

立地に需要があるか確認する

将来的に売却する可能性も考慮して、その旗竿地の立地に需要があるかどうかを見極めることが大切です。

 

周辺環境の確認

駅からの距離、商業施設や公共施設の充実度、治安などを確認しましょう。

再建築の可否

古い建物が建っている場合、建て替えが可能かどうかを確認する必要があります。建築基準法上の制限などによって、再建築が難しいケースもあります。

将来の開発計画

周辺に将来的な開発計画があるかどうかを確認することも重要です。

 

間口が3m以上確保できているか確認する

竿部分の幅(間口)は、日常生活の利便性や将来的な建て替えの可能性に大きく影響します。一般的に、3m以上の間口があれば、車の出し入れや工事車両の搬入などが比較的スムーズに行えるとされています。

 

現地の確認

必ず実際に現地を訪れ、間口の広さを確認しましょう。

測量図の確認

不動産業者から提供される測量図で、正確な間口の寸法を確認しましょう。

建築業者への相談

建築業者に相談し、間口の広さでどのような制約があるかを確認するのも有効です。

 

インフラが整っているか確認する

電気、ガス、水道などのライフラインが、問題なく引き込める状態にあるかを確認することが重要です。

 

埋設管の確認

ライフラインの埋設管の位置や容量などを確認しましょう。引き込みに費用がかかる場合もあります。

接道義務の確認

竿部分が建築基準法上の道路に適切に接しているかを確認する必要があります。接道義務を満たしていない場合、建物の建て替えができない可能性があります。

下水道の接続

下水道が整備されているエリアかどうか、また、接続が可能かどうかを確認しましょう。

 

まとめ

旗竿地は、土地代を抑えられ、静かな住環境が期待できるといった魅力的なメリットがある一方で、駐車スペース、日当たり、セキュリティ、工事コスト、積雪など、特有の注意点や潜在的なトラブルも存在します。

購入を検討する際には、今回ご紹介した5つのトラブル事例を参考に、メリットとデメリットをしっかりと比較検討することが重要です。また、立地条件、間口の広さ、インフラの状況などを事前にしっかりと確認することで、「こんなはずじゃなかった!」という後悔を防ぎ、旗竿地での快適な暮らしを実現できるはずです。

安易な価格だけで判断するのではなく、将来的な生活や資産価値も見据えた上で、慎重に検討することをおすすめします。



この記事の監修者

株式会社AlbaLink 代表取締役 河田 憲二

株式会社AlbaLink社長の河田憲二です。弊社は空き家やなど訳あり物件の買取再販を行う不動産業者です。弊社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営者も務めています。同社は東京証券取引所東京プロマーケット市場にも上場している不動産会社になります。

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