【悪徳不動産業者だと思う対応ランキング|騙されないための対策は?】208人アンケート調査

不動産の購入や賃貸の契約には、大きなお金が絡みます。
住まいを買ったり借りたりするので、日常生活の快適性にも大きく関わります。
そのため、信頼できる業者に仲介してほしいと思うのは当然ですが、実際には「信頼できない不動産業者かも」と感じるケースも少なくありません。
今回は不動産業者を利用したことがある208人を対象に、「悪徳不動産業者だと思う対応」について聞きました。
騙されないための対策についても聞いています。
- 調査対象:不動産業者を利用したことがある人
- 調査期間:2026年6月2日~5日
- 調査機関:自社調査
- 調査法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:208人(女性129人/男性79人)
- 回答者の年代:20代 16.8%/30代 26.0%/40代 28.9%/50代 21.6%/60代以上 6.7%
目次
悪徳不動産業者だと思う対応1位は「契約を急かす」

不動産業者を利用したことがある208人に「悪徳不動産業者だと思う対応」を聞いたところ、圧倒的1位は「契約を急かす(37.5%)」でした。
2位「広告の内容が不正確(15.4%)」、3位「説明が不十分(13.5%)」が続きます。
「急かすなど、態度が高圧的」「情報の提供が十分ではなかったり、不正確だったりする」「顧客の希望や利益を考えない」といった対応をされると、悪徳不動産業者だと疑う人が多くなっています。
大きなお金が絡む不動産の契約ですから、じっくり比較検討したいと考えるのは当然です。
反対に考えると、「契約成立を優先するよりも、客の立場になって丁寧に情報を共有し、慎重な判断を支えてくれる姿勢」が高く評価されていると読み取れます。
1位 契約を急かす
- 人気の物件だからと言って、契約を急かす(30代 男性)
- 「他の人から内見の申し込みがあった」と言われた。「こんな良い物件はない」などと決断を急かす(40代 女性)
- 「あと1室しか空室がない」と言われて契約を急かされたのに、実際は10室近くも空いていた(50代 女性)
1位は「契約を急かす」でした。
不動産取引は買うにしても借りるにしても、重要な意思決定であり、じっくり検討したいと考える人も多くいます。
しかし急かされると、十分に検討する時間を与えてもらえないと感じますよね。
具体的なフレーズとしては「他にも検討している人がいる」「人気物件だから」「残り1室しかない」などが挙がっています。
急かすためのフレーズが嘘だったと、後からわかったケースもありました。
説明内容と事実が異なると、契約のために都合のいい話をされたという不信感につながるのは当然です。
2位 広告の内容が不正確
- 「サイトや広告に記載されている情報」と「実際に相談してみて説明された内容」に相違点がある(20代 女性)
- 広告にいい物件や条件を載せておいて、いざ相談に行くと「広告の物件はもう契約が決まった」「条件は少し下がるけど、別の物件はどうですか?」などと言い、結局広告の物件はない(30代 女性)
- 広告に徒歩5分と書いてあるものの、実際は徒歩10分かかる(60代以上 男性)
2位は「広告の内容が不正確」でした。
広告内容と実際の状況や説明が異なると、最初から正しい情報を伝える意思がなかったのではないかと感じやすくなります。
記載ミスだったとしても、掲載にあたりしっかり確認していないという不信感にはなります。
アンケートで寄せられた事例としては、「掲載物件がすでに契約済みで、いわゆるおとり物件だった」といった悪質なものもありました。
広告を見て気に入った物件があって連絡したのに結局希望の物件がないと、時間や労力を無駄にしたという感情にもなります。
3位 説明が不十分
- あまり私の話や質問に耳を傾けることなく、流すような態度を取られたとき。何か指摘したときに「それが普通だから」といった回答で終わると、適当な人だなと思う(40代 女性)
- 重要事項説明が雑(50代 男性)
- 詳しい説明もなしに、金銭的な内容の話にうつる(60代以上 女性)
「説明が不十分」が3位となりました。
不動産の売買・賃貸契約は疑問点をつぶして、納得してから実施したいものです。
大きなお金が絡みますし、一度家を買ったり借りたりすると、簡単に住む場所を変えられなくなるからですね。
不安や疑問があるのに、質問や相談にちゃんと対応してもらえないと、業者に対する不信感は高まります。
説明のあいまいさや不十分さは、誠実さの欠如と受け取られて、不信感につながりやすいと考えられます。
4位 ネガティブな情報を渡さない
- メリットばかりを強調し、物件のデメリットやリスクを隠されました(20代 女性)
- 契約直前まで、訳あり物件だったことを話してくれませんでした(30代 女性)
- いいことばかり強調する業者(60代以上 男性)
「ネガティブな情報を渡さない」が4位でした。
物件について、いいことしか言わない業者に対し、「悪徳では」と不信感を抱く人も多くいます。
いいことしか言わないと、意図的に都合の悪い情報を隠しているのではないかと感じやすくなるからです。
実際に「訳あり物件である事実を契約直前まで伏せられた」「リスクを教えてもらえなかった」という人もいました。
悪い情報を隠して契約成立を優先する姿勢は、不信感につながります。
5位 条件に合わない物件を紹介する
- 「この物件を契約してほしいんだろうな」ってわかるぐらい押し付けてくる。不動産業界で働いている知り合いに聞いたら、「その物件を契約すると不動産会社にお金が入ってくる」という内容だった(20代 女性)
- 私の希望予算や条件を無視して、やたらと利益率の良さそうな特定の物件ばかりを強引に推してくるときです(30代 男性)
- 日当たり良好の部屋を希望したが、「一人暮らしだとほぼ家にいないから気にしなくていい」と言われ、好みではない部屋を紹介された。あとから「他の人も同じ部屋を最初に勧められた」と聞いて、信用できないと思った(40代 女性)
「条件に合わない物件を紹介する」が5位です。
条件に合わない物件を紹介されることで、自分に合わない物件を仕方なく契約してしまったり、希望に近い物件を見逃してしまったりするデメリットがあります。
希望条件にまったく合わない物件を紹介されると、「自分の要望ではなく、業者の利益を優先しているのでは」という不信感につながります。
実際にあとから「特定の物件を契約すると、業者側の利益が大きくなる」などと聞き、不信感が強まった人もいました。
業者側の都合を優先する姿勢も、不信感につながるとわかりました。
悪徳不動産業者だと感じたら「他社に変更する」が最多

「悪徳不動産業者だと感じたときにどうするか」という問いには、「他社に変更する(39.4%)」と回答した人が最も多くなりました。
2位「口コミを調べる(21.6%)」も20%以上で多くなりました。
- 契約は見送り、他社にも相談します。口コミや評判を調べ、説明内容に問題がないか確認します(20代 女性)
- 担当者を変えてもらう。または違う不動産屋へ行く(40代 女性)
- 「悪徳だ」「信用できない」と感じたら、契約する前に早めにコンタクトをやめて、物件探しを他社にお願いします(40代 女性)
- 当然、以降のお付き合いは考えられないので、体よくお断りします(50代 男性)
- まず即答しません。「少し考えさせてください」と伝えて一度持ち帰ります。帰宅後は、社名をネットで検索して口コミや評判を確認。評判があまりに悪かったら、お断りして別の業者にします(50代 男性)
- 他の不動産業者ともいくつか話をして、正しい情報か確かめる(60代以上 男性)
不動産取引は金額が大きく、契約すると簡単にはやり直せません。
業者に不信感を抱くと安心して契約できなくなってしまうため、最終的には「悪徳かも」と感じた業者とは取引を止める人が多くなっています。
前段階として「いったん保留する」「他社と比較する」「信頼できる業者なのか、口コミを調べる」などがあります。
悪徳不動産業者に騙されないための対策は「複数業者を比較する」

「悪徳不動産業者に騙されないための対策」を1位は「複数業者を比較する(49.5%)」が半数近くの人から票を集めました。
以下、2位「不動産の知識をつける(24.0%)」、3位「会社について調べておく(12.0%)」が続きます。
「複数業者を比較する」「不動産の知識をつける」「会社について調べておく」といった回答から、さまざまな視点で情報収集し比較検討することを重視する人が多いとわかりました。
知識や情報の不足が不利益につながる可能性があるので、自分で判断できる材料を増やそうと考えているのですね。
また実際に業者と話すときのコツとしては、「毅然とした態度を取る」「即決を避ける」が挙げられています。
営業トークや「契約してください」というプレッシャーに流されないことも重要です。
1位 複数業者を比較する
- ひとつの業者を盲信せず、必ず複数の会社に相談して相見積もりや意見のセカンドオピニオンを取ることです(30代 男性)
- やはり複数の会社で見積もりを取ったり内見をしたりすることです。大手・地域密着型問わず行うことが大切と思います(30代 女性)
- ひとつの情報だけで決めない。複数の担当者の説明を比べると、怪しい点が浮き上がります(50代 女性)
1位は「複数業者を比較する」でした。
1社だけで物件を探したり説明を聞いたりすると、「希望条件に合う物件は本当にないのか」や「相場など、不動産業者が提供した情報は正確なのか」がわかりにくいこともあります。
そのため複数の不動産業者で話をして、対応について比較することを重視する人が多くなりました。
複数の不動産業者から話を聞けば、相場観や契約条件の妥当性を把握しやすくなります。
また担当者の対応能力や誠実さも比較できます。
2位 不動産の知識をつける
- 自分自身でもネットで地域の売却相場や法律の基本知識をあらかじめ調べておき、担当者の説明に論理的な矛盾がないか見極める目をもつこと(30代 女性)
- 不利な契約にされないように、自分で勉強することも必要(50代 女性)
- まず、基本的な不動産の知識を事前に調べておくことだと思います。「重要事項説明」や「告知義務」など、最低限の用語と仕組みを知っているだけで、おかしな説明に気づきやすくなります(50代 男性)
2位は「不動産の知識をつける」でした。
不動産取引には専門用語や独特のルールが存在しており、何も知らない状態では不動産業者の説明が正しいのかや妥当なのかを判断しにくくなります。
もちろん初心者に対し親切丁寧かつ誠実に対応してくれる業者もありますが、悪徳業者の場合には、初心者だと「カモ」になってしまう可能性もあります。
そのため不動産取引の基礎知識や、エリアの相場を事前に学んでおくことが重要だと考えられていました。
知識があることで、説明の矛盾や不自然な条件にも気づきやすくなると期待できます。
3位 会社について調べておく
- リアルな口コミを徹底的に調べる(30代 女性)
- ネット上で口コミを検索し、トラブル等がないか確認する。または、地方であれば、地元民の評価を聞く(40代 女性)
- 公式サイトや口コミなどで事前のリサーチをする(50代 男性)
「会社について調べておく」が3位となりました。
具体的には「口コミ」「過去のトラブル情報」などです。
取引を検討している不動産業者についてあらかじめ調べておけば、悪い口コミの多い業者は避けられます。
すると、安心して取引の席につけます。
業者と接触する前の段階でリスクを減らせる点が、事前に情報収集することの大きなメリットです。
4位 毅然とした態度で話す
- 下に見られないように、譲れない部分は譲らずに強気で言う(20代 女性)
- おどおどした態度を取らない(30代 女性)
- 舐められないような態度で話すことが必要だと思います(30代 男性)
「毅然とした態度で話す」が4位でした。
おどおどしていると、雑に扱われたり、無理やり条件に合わない物件を押し付けられたりしそうと考えている人も多いことがうかがえます。
反対に、「最優先の条件は譲歩しない」といった姿勢は、強引な営業を防ぐことに役立つと期待できます。
業者側に「簡単には流されない客」「意思がはっきりしている客」という印象を与えられるためです。
またアンケートでは、「女性一人だと雑な対応をされたので、男性の知り合いを連れて行くようにしている」という体験談もありました。
一人では自信がない場合には、家族や友人の力を借りる方法もあります。
5位 即決しない
- 流されないで、時間をかけて決める(30代 女性)
- 急かされても即決しない(40代 男性)
- すぐに契約せず、いったん立ち止まって冷静に精査する(50代 男性)
「即決しない」が5位です。
「悪徳業者だと思う対応ランキング」でもあったように、物件探しの場面では「今決めないとなくなる」「人気物件だから急いだほうがいい」などと契約を急かされることがあります。
しかし雰囲気や焦りに流されて判断すると、デメリットやリスクを見落としてしまう可能性もあります。
そのため、一度持ち帰って検討するという人も多くなりました。
業者のプレッシャーから離れた状態で検討することで、「物件のメリット・デメリット」や「業者の対応」について、冷静に判断できます。
まとめ
利用者の冷静な判断を妨げたり、十分で正確な情報提供を行わなかったりする不動産業者に対しては、多くの人が不信感を抱くことがわかりました。
具体的には「プレッシャーをかけて、契約を急かす」「広告と説明が食い違ったり、質問にしっかり答えてくれなかったりする」などです。
不動産の契約では、透明性の高い情報提供と、冷静に契約するかどうかを判断できる環境が求められています。
悪徳業者だと感じた際には、いったん取引を保留するなどし、他社へ乗り換える人も多くなっています。
また「最初から複数業者に相談する」「口コミを調べておく」などの対応で、騙されない工夫をしている人も多くなりました。
不動産取引で悪徳業者にあたって後悔しないためには、複数の情報源を活用しながら、慎重に判断することがポイントになるとわかります。
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