住み替えをしたいのに今住んでいる家が中々売れず困っている、という人は少なくありません。
特に新居を購入してしまっていたり、引っ越しのスケジュールが決まっている場合、家の売却が送れれれば遅れるほど大きな負担となります。
この記事では住み替えの際に家を早く売却するポイントについて詳しく解説していきますので、住み替えを検討している人は是非参考にしてみてください。
目次
住み替えで売れなかったら?不安を解消する事前対策
ここではもし家が売れなかったら、という不安を解消するための事前対策について解説していきます。
家を売却するためにまず行うべきは不動産市場の動向を確認することです。
中古住宅の需要が高まる時期に売りに出すことで、売却のチャンスを増やすことができます。
また家の魅力を高めるためにリフォームやハウスクリーニングを行うのも重要です。
売り先行で売却を進める
家を売却するための事前対策その1は、売り先行で売却を進めることです。
売り先行とは今住んでいる家を売却してから新居を購入する住み替えの方式で、逆に新居を購入してしまってから住んでいる家を売却する方式を買い先行と言います。
売り先行には資金計画が立てやすく、ダブルローンのリスクを背負う必要もないという素晴らしいメリットがありますので、特別な理由がなければ売り先行で住み替えを進めましょう。
買取保証サービスを利用する
家を売却するための事前対策その2は、買取保証サービスを利用することです。
買取保証サービスとは家を売りに出しても買い手がつかなかった際に、仲介を行った不動産業者が代わりに購入するというサービスのことです。
本来の査定額よりも買取価格は下がってしまいますが、新居の購入資金を確実に確保できるという点では魅力的な選択肢だと言えます。
買取業者に直接売却する
家を売却するための事前対策その3は、買取業者に直接売却することです。
不動産会社を間に挟まないことによって住宅を素早く現金化することができますが、その分売却価格は相場の7割から8割程度になってしまうため、利用の際は慎重な検討が必要です。
また相場よりも大幅に安い価格で家を買い叩こうとする悪徳買取業者もいるため注意しましょう。
住み替えで家が売れない場合の対処法5選
ここでは住み替えで中々家が売れない時の対処法を5つ紹介します。
家が売れない原因には価格が高すぎる、外観や内装の印象がよくない、住宅の需要が落ち着いてしまっている、などがあります。
これらの原因を一つ一つ改善していくことで売却のチャンスを広げられますので、決して諦めないようにしましょう。
売出価格を見直す
中々家が売れない時の対処法その1は、売出価格を見直すことです。
住宅相場は常に変動しているため、家が中々売れない場合、販売開始時に設定した価格が現在の相場よりも高くなってしまっている可能性があります。
対処法としては自宅と似た条件の物件の直近の成約価格を調査し、それに合わせて売出価格を設定することで早期売却を目指せます。
内覧を見直す
中々家が売れない時の対処法その2は、内覧を見直すことです。
内覧は買い手に家の魅力をアピールするための重要な機会ですので、見せ方を工夫すればするほど売却の成功率も上がります。
特に外観や内装が不潔な印象だとそれだけで敬遠されてしまいますので、ハウスクリーニングの利用も積極的に検討してみてください。
家の印象を良くする
中々家が売れない時の対処法その3は、家の印象を良くすることです。
買い手に好印象な家ほど売却にかかる時間は短くなりますので、内部の清掃や整理整頓を積極的に行い、印象アップを目指しましょう。
また小物や照明などの配置を工夫して印象をアップさせるホームステージングという手法もありますので、もし可能であれば業者に依頼することをおすすめします。
売却活動を見直す
中々家が売れない時の対処法その4は、売却活動を見直すことです。
売却したい家の広告宣伝は基本的に不動産会社が行ってくれますが、広告に使用されている写真の印象が悪ければ別の写真に変更してもらうなど、積極的に見直しを行うことをおすすめします。
また売却したい家の魅力を自分の言葉でアピールする、というのも売却の成功率を上げる上で非常に重要です。
不動産会社を変更する
中々家が売れない時の対処法その5は、不動産会社を変更することです。
不動産会社ごとに担当者の対応や販売戦略は大きく異なりますので、成果が出ない場合は思い切って不動産会社を変更するのも一つの方法です。
またその前段階として担当者だけを変更してもらう、という選択肢もありますので状況に合わせて使い分けてみてください。
不動産会社を変更する際の注意点
ここでは不動産会社を変更する際の注意点について解説していきます。
不動産会社を変更するにあたり、もっとも注意しなければならないのが媒介契約の種類です。
媒介契約とは家を売る際に依頼者と不動産会社が結ぶ契約のことで、下記の3種類があります。
- 一般媒介契約
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
これら3つの媒介契約のうち、自由に解約ができるのは一般媒介契約のみで、専任媒介契約と専属専任媒介契約は契約期間が終了する前に解約すると違約金が発生してしまいます。
よって専任媒介契約か専属専任媒介契約を結んでいる人は、契約期間が終了するタイミングで不動産会社の変更を行うとよいでしょう。
住み替えで家を早く売るためのポイント4選
ここでは住み替えで家を早く売るための4つのポイントについて解説していきます。住み替えには引越しのタイミングや住宅ローンの残債など、様々な問題がつきまといます。
ですが家が早く売れればそれらの問題を解決するための余裕が生まれますので、これから紹介するポイントを参考に家の早期売却を目指してみてください。
複数の不動産会社に査定を依頼する
家を早く売るためのポイントその1は、複数の不動産会社に査定を依頼することです。
査定を行うのが1社だけだと査定額が現在の住宅相場に合ったものか判断できないため、売却価格の設定が困難になります。
複数の不動産会社に依頼すれば適正な売却価格がわかるだけでなく、不当に安い査定額を見抜くこともできます。
家を売りに出すタイミングを見極める
家を早く売るためのポイントその2は、家を売りに出すタイミングを見極めることです。
一般的に住宅の売り時は2月から3月と言われており、その時期に売りに出すことで売却の成功率が高まります。
また夏休みや年末年始といった長期休暇の時期は不動産取引全体が停滞するため、売りに出すのは控えましょう。
住宅ローンの残債を確認しておく
家を早く売るためのポイントその3は、住宅ローンの残債を確認しておくことです。住宅ローンが残っている状態で家を売る場合、売却時に完済しなければなりません。
また家の売却価格が住宅ローンを上回っている状態をアンダーローン、逆に下回っている状態をオーバーローンと言い、オーバーローンの状態では残債を貯金で支払うなどの対策を取らないと家を売却できませんので注意してください。
実力のある不動産会社に依頼する
家を早く売るためのポイントその4は、実力のある不動産会社に依頼することです。特に売却したい家周辺の不動産市場に詳しい会社に依頼することで、早期売却が見込めます。
また不動産会社によって戸建ての売却やマンションの売却など得意分野が異なりますので、あらかじめホームページを見たり、担当者から話を聞くなどして確認しておくとよいでしょう。
まとめ
住み替えは人生における重大なイベントであり、家を早く売却できるかが成否を左右します。売却を成功させるには自分の努力も重要ですが、それ以上に不動産会社の力が重要になってきますので、慎重に会社を選び家の売却を成功させましょう。
Kaput
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- 住み替えで家が売れなかったら?対処方法やなるべく早く売るためのポイントを紹介 - 2024年12月11日