こんにちは。不動産ライターのharupanaです。過去、トップ営業マンとして不動産販売に従事した経験と自身の不動産投資経験から今回は「タウンライフ不動産売買」について実際に使ってみて噂や口コミを検証したいとおもいます。
目次
タウンライフ不動産売買とは?
タウンライフ不動産売買についてまとめました。
・総合広告会社でIT企業のダーウィンシステム株式会社が運営
・売却より住み替えメイン
・多種多様な不動産に対応
・全国300社以上と提携
・個人情報はばっちり保護!
・地方の不動産に強い!?
1つづつみていきたいとおもいます。
総合広告会社でIT企業のダーウィンシステム株式会社が運営
ダーウインシステム株式会社は総合広告商社でIT企業です。
ネット広告、アフィリエイト広告、ポスティング・折込広告、チラシ・パンフレットなどの広告制作・印刷、WEBサイト制作などを手がけています。
ダーウィンシステム株式会社の概要
ダーウインシステム株式会社は様々なタウンライフ事業を行っています。
タウンライフシリーズ
メディア事業
・ タウンライフ家づくり(注文住宅サイト)
・ タウンライフ注文住宅相談センター(注文住宅サイト)
・ タウンライフリフォーム(リフォームサイト)
・ タウンライフ不動産売買(不動産売買サイト)
・ タウンライフ賃貸(不動産賃貸サイト)
・ タウンライフ土地活用(土地活用サイト)
・ タウンライフほけん相談(保険ショップ検索・保険見直し相談サイト)
・ タウンライフほけん相談(出張保険見直し相談サイト)
・ タウンライフ塾さがし(学習塾検索・体験授業予約サイト)
・ タウンライフ塾さがし家庭教師特集(家庭教師検索・体験授業予約サイト)
・ タウンライフ旅さがし
・ KONOMI(キュレーションメディア)
アフィリエイト事業
・ タウンライフアフィリエイト(アフィリエイトサービス)
EC事業
・ ナポレオンシューズ(男性向けシューズ販売)
・ タウンライフマルシェ
元々、不動産業から一括査サイトを運営している「すまいvalue」とは違い、メディア事業の拡大から不動産一括査定サイトを運営しているといった感じですね。
売却より住み替えメイン
タウンライフ不動産売買は住み替え検討ユーザーを対象とした査定サイトです。
これはサイトに明示しています。
『タウンライフ不動産売買』は主に「住み替えユーザー」をメインターゲットとしております。
住み替えユーザーをメインターゲットにしているということは、売却査定後に新規購入物件の勧誘がある可能性があります。また、住み替えユーザーメインなのに物件の種類が多種(ビルなど)なのがちょっと疑問です。収益物件などは査定対象外の可能性もあります。
そのあたりを実際に使って検証していきたいとおもいます。
そしてこのような記載が・・・。
不動産売却を検討しているユーザーに対して不動産売却査定を提供することで、不動産売り物件の専任媒介を獲得できるコンテンツ。
でてきました。専任媒介契約。
専任媒介契約とは、媒介契約の一種で、依頼者(売主や貸主)が他の宅建業者に重複して依頼できない媒介契約をいいます。
ただし、依頼者は自分で取引相手(顧客)を探して取引することは可能です。
依頼を受けた業者にとっては、依頼者が自ら取引相手を見つけてしまう可能性はありますが、一般媒介契約の場合と異なり、他の業者に取引を横取りされる可能性はありません。そのため、営業努力が無駄になる確率は低く、それでけ積極的な努力が期待できます。専任媒介契約を結んだ宅建業者は、指定流通機構への物件登録を媒介契約締結日から7日以内に行い、登録済み証を依頼者に渡さなければなりません。また、業務処理の状況の報告を2週間に1回以上行う必要があります。(参照 ライフルホームズ)
専任媒介契約を結んだら自分で買主を見つけてこない限り、専任契約を結んだ業者を通しての契約になります。業者にとっては営業努力が無駄になる可能性が低く、一般媒介契約より好まれます。しかし、囲い込みが起こりやすく、売主にとって損か得かはよく考える必要があります。(詳しくはすまいvalueの記事を読んでみてください。)
売却査定をして専任媒介契約をごり押ししてくる業者もいる可能性もあります。そのあたりもきびしくつっこんでいきたいとおもいます。
多種多様な不動産に対応
住み替えユーザー特化のタウンライフ不動産売買ですが、マンションや戸建てオンリーかとおもいきや結構沢山の種類の不動産に対応しています
・分譲マンション
・一戸建て
・土地
・一棟アパート、一棟マンション
・投資マンション(1K,1R)
・一棟ビル
・区分所有ビル(ビル1室)
・店舗、工場、倉庫
・農地
・その他
気になったのが投資マンションの1K、1Rの表示です。
3LDKを賃貸している筆者はどうなるのでしょうか。このあたり、不動産屋っぽくないんです。辛口になりますが、やっぱり運営会社は広告会社なんですよね。サイトはとても素敵でみやすいのですが、所々でちょっと不動産業者っぽくない感じなのです。
不動産に詳しくなくても、査定業者に丸投げしてしまばいいので、なんら不都合はないんです。
しかし、やはり人生に何度もない不動産取引・・。サイトや業者選びも慎重に行いたいですよね。
全国300社以上と提携
業者の提携数が多ければそれだけ査定業者も多くなります。
査定業者が多ければ査定結果が多く届くので、より物件売却選択肢が広がります。
主な査定サイトと提携社を数を比較してみました。
イエイ | 1700社 |
マンションナビ | 900社 |
HOME4U | 1300社 |
タウンライフ不動産売買 | 300社 |
ちょっと少ないですね。
地方の不動産なんて査定できるのか心配になるくらい少ない。
しかし、査定可能会社は結構知ってる会社が多いんです。
査定可能会社一例(2019・2月時点)
・センチュリー21
・株式会社オープンハウス
・住宅情報館
・ハウスドウ
・イエステーション
などなど・・・。
大手企業から中小まで一応そろっています。
個人情報はばっちり保護!
不動産屋って個人情報保護に本当にゆるいんです。
ローン審査用に顧客の収入や財産状況なんか適当に机に置いてあったり、営業マンは対話勝負なところがあり、ITに疎い人が多いのでメールなんかも中小ですとフリーメール使うところもあります。
(知り合いの中小企業はヤフーメールでした・・・。汗)
そんなゆるい情報管理の中に、自分の資産状況を知らせるのは嫌かもしれませんがタウンライフ不動産売買は比較的情報管理はしっかりしている印象です。
個人情報の暗号通信SSL&プライバシーマーク取得
当サイトはKDDIウエブコミニュケーションズ社の認証のもと、暗号通信SSLを採用しています。お客様の情報は大切に保護されます。
SSL化はサイトを作成した経験かある方ならわかるとおもいますが簡単に説明すると「情報を暗号化して送る仕組み」です。つまり「タウンライフ不動産売買を通して情報を送信すると暗号化されるよ!」ってことです。
SSLは特別なことではなく最近ではごく普通になっています。個人で運営するサイトもみなSSL化していることが多く、グーグルも推奨しています。
「タウンライフ不動産売買はSSL化してるから個人情報は安全だ。」とおもっていたら間違いです。
いくらタウンライフ不動産売買が個人情報を厳重に取り扱っても、査定会社が雑に扱っては意味がありません。
タウンライフ不動産売買は広告会社です。査定会社から紹介料をもらったらその後の取引は不動産屋に丸投げです。
いくら個人情報保護といえど、あまり期待はしないほうがいいですね。
地方の不動産に強い!?
これは次項で説明しますが、口コミではタウンライフ不動産売買は地元不動産に強いらしいんです。
筆者所有物件は地方不動産なのでちょっと期待しながら査定したいとおもいます。
タウンライフ不動産売買の口コミは?
次にタウンライフ不動産売買の口コミをみていきたいとおもいます。
良い口コミ
・東京では2~3社しか出なかったのに名古屋だと5~6社も査定会社がでた
・地方の不動産にもかかわらず対応してくれた。
・信頼性が抜群。
悪い口コミ
・日中の連絡不可の時でもしつこく連絡してくる業者がいる。
・買い替えのしつこい勧誘をしてくる業者がいる。
・ネットで書かれている口コミはアフィリイエイト目的のものばかり。
提携業社が少ないにも関わらず、地方に強い口コミがあったのが驚きです。
運営会社がアフィリエイトサービスを提供しているので、アフィリエイト関連の口コミが書かれたとおもわれます。
では、実際にためしてみたいとおもいます。
タウンライフ不動産売買はどう?実際に使ってみました。
筆者所有物件概要
・埼玉県の分譲区分マンション
・3LDK 65平米 築年数は9年 最上階の東南
・駅徒歩3分
・駅から近いが、目の前が繁華街でラブホや飲食店があるのがデメリット。
・現在賃貸中。(オーナーチェンジで売り出すか、賃貸人退去後空室で売り出すか、賃貸継続か検討中)
新築の売れ残りを購入し、実際住む予定でしたが転勤で5年ほど賃貸にだしていました。
壁紙、障子、畳は交換済み。
築10年を前に今後の運用に悩み中
査定スタート!
まずはこの画面から
・物件種別(分譲マンション・一戸建て・土地・一棟アパート、一棟マンション・投資マンション(1K,1R)・一棟ビル・区分所有ビル(ビル1室)・店舗、工場、倉庫・農地・その他)
・都道府県
・市区町村
・エリア
を選択。
すると次の画面になります。
今回査定する物件はマンションなのでマンション用の内容を記入します。
・面積
・間取り
・築年数
・お客様と査定物件の関係性
・ご要望
・査定物件の住所
次に個人情報です。
・名前
・フリカナ
・ご年齢
・住所
・お届け方法
・メールアドレス
・電話番号
入力完了すると1件でてきました。
初めてでてきた会社なのでわくわくしながら申し込み完了!
このような画面になります。
強制的にタウンライフのメルマガ登録されてしまいました。
まあ、仕方ないですね。一括査定するときはメールアドレスは捨てアドにしましょう。これ鉄則です!
こんなメールが届きます。
○○様
townLife不動産売買運営事務局です。
このたびは、townLife不動産売買をご利用頂き、
誠にありがとうございます。ご連絡差し上げるまでに数日間のお時間がかかる場合がございます。
早速、「成功する不動産売却スペシャルガイド!」の小冊子を無料進呈いたします。
下記URLをクリック頂きますと、PDFファイル形式にて読むことができます。
ぜひ、マイホーム売却にお役立てください。
29ページのレポートが届きます。内容はごく普通に不動産売却についての話です。
気になる査定結果は?
さて、タウンライフ不動産売買に査定依頼をして2時間後、メールがとどきました。
○○様
このたびはタウンライフより
売却相談のお問い合わせを頂き
誠にありがとうございます。
担当致します、○○と申します。上記の物件の査定という事でお問い合わせ頂き、
さっそくですが、直近の当該マンションの
過去の成約事例を見ましたら、
昨年の4月に11階の部屋の取り引きがあり
【2080万円】で成約しております。相場のお値段を出すのであれば
上階になるので「プラス50万円~」。専有面積(65㎡)×㎡単価(31万~33万)
ぐらいが妥当な価格だと判断できると思います。
上記の価格は、あくまでも相場のお値段になりますので
例えば「もう少し価格を上げて売却したい」という事も可能です。以上、ご参考にしていただけましたら幸いでございます。
あれ??
鑑定結果はメールだけ???
てっきりこんな査定結果報告書が届くとおもっていました。
だってタウンライフ不動産売買にはこのようにしっかりとした売却価格査定書が貰えるって書いてあるんですよ!!
査定額の2080万はちょっと低いなと感じますが、査定書のイメージ画がのせいで、しっかり査定してる感じが全然伝わらないです!!
もちろん、筆者は他サイトで何度も不動産の売却査定しているので、査定結果がメールで届く会社もあれば、きちんとした査定書を添付してくれる会社もあることは知っています。
どちらがいいとは言えませんが、タウンライフ不動産売買のイメージ図のせいで初めて査定する人は「きちんと査定してもらえなかった!」といったイメージを持つ方もいるのではないでしょうか・・・。
やはりこのあたり、タウンライフ不動産売買の運営会社が不動産屋でなく広告屋であることが伺えますね。
まとめ
タウンライフ不動産売買についてのまとめです。
・総合広告会社でIT企業のダーウィンシステム株式会社が運営している
(不動産屋でないので、ちょっとズレや誇張感あり)
・売却より住み替えメイン(投資物件だったので住み替えの勧誘はなかった、専任媒介契約の話も今のところなし)
・全国300社以上と提携(他より少ないが地方でも査定可能)
・個人情報はばっちり保護!(タウンライフ上では保護されているが査定会社で保護されているか不明)
・地方の不動産に強い口コミがある。(筆者所有地方物件でも査定可能だった。)
地方物件でも査定ができたのはよかったのですが、元不動産業に携わっていたものとしては、タウンライフの誇張感が否めません。
地方物件をお持ちでそうゆうのが気にならない方は候補の一つとして使ってみるのもアリなのかもしれません。
WRITER
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