空き家投資で稼ぐ方法は?3つの活用法と高利回りを狙うコツを解説!


「空き家投資に興味はあるけど本当に利益が出るのか?」
「手間やリスクが多そうで踏み出せない…」
このような悩みを持つ人は少なくありません。
実は、空き家投資には少額から始められて高利回りを狙える魅力的な方法がいくつも存在します。
ただし、空室リスクや修繕費用の高さ、売却の難しさ、法的なトラブルなど、注意すべきポイントも少なくありません。
この記事では、以下のようなポイントをわかりやすく解説しています。
この記事を最後まで読むことで、空き家投資のリスクを抑えながら堅実に利益を出すためのノウハウが身につきます。
そして、空き家こそがあなたの資産形成を加速させる「狙い目物件」である理由もご理解いただけるでしょう。
私たちAlbalink(アルバリンク)では、訳あり物件や空き家を活用した高利回りの投資物件をご紹介しています。
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目次
空き家投資で利益を得る3つの方法
空き家を活用して収益を生み出す方法には、いくつかの選択肢があります。
ここでは、初心者でも取り組みやすい代表的な3つの手法を紹介します。
賃貸経営で家賃収入を得る
空き家投資の方法の中でも最も安定的に収益を得やすいのが、賃貸経営です。
その理由は、地方では築古住宅を安価で取得できることも多いため、初期投資が少なく済むからです。
さらに、改修後に安定した賃料を得られれば、ローン返済を行いながら毎月のキャッシュフローを確保することも可能です。
たとえば、200万円で購入した空き家を月5万円で貸し出した場合、年間家賃収入は60万円となり、運営費を引いても実質利回りは10%を超えることがあります。
このように少額で始められるうえ、安定した副収入源を確保できる点が空き家で賃貸経営する大きな魅力です。
リノベーションして売却益を狙う
老朽化した空き家をリノベーションし、価値を高めたうえで売却する方法も人気があります。
中古住宅市場では、「リノベーション済みであるか」「デザインは自分好みか」といったことを重視する人が多く、購入時に適切な立地と構造を選べば、リフォーム後の販売価格が2〜3割上昇することもあります。
特に、水回りや外観を中心に改修すると、見た目の印象や清潔感がアップし、購入希望者の増加につながります。
たとえば、築40年の物件を300万円で購入し、150万円をかけて改修した場合、販売価格が600万円まで上がれば、利益は150万円となります。
ただし、売却時期の見極めや市場動向の調査を怠ると、想定した利益を得られないこともあるため注意しましょう。
売却する際には仲介手数料などの費用が発生しますが、計画的に進めれば効率的な収益化が可能な方法です。
以下の記事では戸建て物件にかけるリフォーム費用の目安について、詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


民泊や店舗など別の用途で活用する
空き家を賃貸や転売ではなく、民泊や店舗として再活用する方法もあります。
一般の住宅やマンションの一室などを旅行者に有料で貸し出す宿泊サービスのことです。
ホテルや旅館とは異なり、個人が自宅や空き家を活用して運営できる点が特徴です。
特に観光地や商店街近くのエリアでは、宿泊施設・カフェ・シェアオフィスなどへの転用が増えており、こうした活用方法は、固定の入居者を持たず、運用方法を柔軟に変えられる点が強みです。
仮に月10日間、1泊8,000円で民泊運営を行った場合、月収8万円、年間96万円の収益が期待できます。
ただし、住宅宿泊事業の許可申請や消防設備の設置など、法的手続きを守る必要があります。
参照元:住宅宿泊事業者の届出に必要な情報、手続きについて|国土交通省
参照元:民泊における 消防用設備の設置について|総務省消防庁
このように、空き家を店舗や民泊に転用する方法は、地域の条例や周辺環境との調和を考慮することで、持続的な運営が可能になるでしょう。
民泊の開業方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


空き家投資の5つのメリット
空き家投資には、少ない資金からでも始められる魅力があり、長期的な資産形成にもつながります。
ここでは、主な5つのメリットを順に解説します。
少額の資金でも投資をスタートできる
空き家投資の大きな魅力は、比較的少ない資金で不動産投資を始められる点です。
なぜなら、新築マンションのように高額な初期投資が不要なため、自己資金が限られていても参入しやすいからです。
また、自治体の補助金やリフォーム支援制度を利用すれば、自己負担額をさらに減らすことも可能です。
たとえば、200万円で購入した物件に50万円の改修を加え、月5万円で貸し出した場合、年間60万円の家賃収入を得られるため、初期費用を5年以内に回収することも可能です。
このように、少額から始められるということは、万一の損失リスクも限定的であるため、初めての投資経験を積むのに適した選択肢と言えるでしょう。
高利回りを実現しやすい投資手法である
空き家投資は、他の不動産投資の手法に比べると高利回りを実現しやすい方法です。
理由は、同じ家賃収入を得る場合でも、初期投資額が少ない分利回りが高くなるからです。
例えば、リフォーム費を含めて400万円投資し、月5万円の家賃収入を得た場合、年間60万円の収益となります。
この場合の表面利回りは15%。一般的なマンション投資の3〜4倍にあたります。
投資種別 | 初期投資額(例) | 年間家賃収入 | 表面利回り |
都市型マンション | 約2,000万円 | 約80万円 | 約4% |
空き家再生賃貸 | 約400万円 | 約60万円 | 約15% |
もちろん、空室や修繕リスクを考慮する必要はありますが、エリアをしっかり選定すれば、安定した高収益を実現できるでしょう。
戸建て投資の利回りについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


短期間で融資を受けやすい環境が整っている
空き家投資は、比較的短い期間で融資が通りやすいと言われています。
なぜなら、融資金額が小さいため、金融機関の審査がスムーズに進みやすい傾向があるからです。
地域の信用金庫や地方銀行では、空き家再生を目的としたローン商品を設けているところも増えています。
さらに、日本政策金融公庫のような政府系金融機関では、低金利でリフォームや改修費を借りられる制度も用意されています。
たとえば、500万円の融資を年利2%・返済期間10年で組んだ場合、月々の返済額は約4万6,000円です。
この支払いを月5万円の家賃収入でカバーできれば、黒字経営が実現します。
このように、小規模融資を活用することで、手元資金が少なくても実践的な投資を始められる点も、空き家投資の大きな魅力と言えるでしょう。
なお、当サイトでは、さまざまな不動産投資ローンについて、金融機関ごとにまとめた記事を公開しています。
ぜひ合わせてご覧ください。


節税効果が期待できる
空き家を賃貸運用することで、所得税や住民税の軽減につながる節税効果が期待できます。
なぜなら、以下のような費用を経費として計上できるため、課税所得を減らすことができるのです。
- 建物の減価償却費
- 修繕費
- 管理費
- 保険料 など
特に中古物件は耐用年数が短いため、建物価格の多くを短期間で減価償却できます。
さらに、住宅用地として利用すれば、固定資産税が最大1/6まで軽減される特例もあります。
参照元:住宅用地に対する固定資産税の課税標準の特例|国土交通省
たとえば、年間家賃収入が60万円で経費が40万円発生した場合、課税対象は20万円。
税率20%なら、年間4万円の節税効果が得られる計算です。
節税は「副次的な収益」とも言えるため、支出をしっかり管理することで、実質利回りをさらに高められるでしょう。
不動産所得に使える経費については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


ノウハウを蓄積しやすくステップアップが容易になる
空き家投資は、小さな規模から始めて経験を積みやすい投資スタイルです。
なぜかというと、初期投資が少ないため、仮に失敗してもダメージが限定的で、学びを次の投資に活かすことが可能になるためです。
たとえば、DIYを通してリフォームの工程を体験すれば、コスト感覚や業者選定の判断力も身につくため、以下の表にあるように、より大きな投資にステップアップすることも可能です。
段階 | 投資内容 | 投資額 | 収益 |
ステップ1 | 空き家再生 | 約300万円 | 利回り15% |
ステップ2 | 小規模アパート | 約1,000万円 | 年収益150万円 |
ステップ3 | 一棟マンション | 約2,500万円 | 年収益300万円 |
少額で経験を積めるということは、リスクを最小限に抑えながら知識を広げられるということです。
実践を重ねるうちに、より効率的な投資判断ができるようになるでしょう。
不動産投資の種類とその詳細については、以下の記事でわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


空き家投資の4つのデメリット
空き家投資には多くの魅力がありますが、当然ながらリスクも存在します。
これらを正確に把握しておくことで、事前に対策を立てることができ、投資判断の精度が高まります。
ここでは、特に注意すべき4つのデメリットを紹介します。
需要の低いエリアでは空室リスクが高くなる
空き家投資のリスクの中でも特に大きいのが、入居者が見つからず空室が続くことです。
人口減少が進む地域では、賃貸需要そのものが縮小しているケースも少なくありません。
総務省の住宅・土地統計調査によると、2023年時点で全国の空き家数は900万戸に上り、地方によっては20%以上に達する地域もあるとされています。
需要のないエリアでは、リフォームをしても家賃設定に上限があり、収益が伸びにくいのが現実です。
たとえば、同じ築40年の物件でも、駅徒歩10分の立地では1ヶ月以内に入居が決まるのに対し、郊外のバス便エリアでは半年以上空室が続くこともあります。
立地選定の際は、以下のようなポイントをチェックし総合的に判断しましょう。
- 人口動態
- 家賃相場
- 交通アクセス など
単に「安いから買う」ではなく、「貸せるかどうか」を基準に選ぶことが成功の秘訣です。
修繕やリフォームに高額な費用がかかることがある
築古の空き家は、見た目以上に修繕費がかかる場合があります。
外壁や屋根だけでなく、配管や電気設備など目に見えない部分の劣化も進んでいることが多いのです。
特に築40年以上の物件では、耐用年数を過ぎた構造体が多く、補強工事や断熱改修が必要になることも珍しくありません。
建物や設備などの資産が「経済的に利用できる期間」を指し、税務上は減価償却費を計算するための基準となる年数です。
こうした改修は費用が高くつき、投資額が膨らむ一因となります。
たとえば、購入価格200万円の物件に対して、リフォーム費用が300万円を超えると、想定利回りは一気に下がってしまいます。
下記の表は代表的な修繕項目と費用の目安です。
修繕箇所 | 平均費用 |
屋根補修 | 70〜250万円 |
水回り(キッチン・浴室) | 50〜400万円 |
外壁塗装 | 50〜200万円 |
シロアリ防止処理 | 15〜30万円 |
購入前に「ホームインスペクション(建物診断)」を行えば、劣化箇所や改修コストの目安を把握できます。
建物の劣化状況や欠陥の有無、修繕の必要性などを建築士などの専門家が調査・評価することです。
中古住宅の売買やリフォームの前に行われることが多く、「住宅の健康診断」とも呼ばれます。
この一手間を惜しまなければ、思わぬ出費を防ぐことができるでしょう。
売却が難しく出口戦略が制限される可能性がある
空き家は、購入後にリフォームしても売却が難しいケースがあります。
築古の物件は土地の価値が中心となるため、建物が古いほど売却価格は下がります。
さらに「再建築不可物件」と呼ばれる、建築基準法上の接道義務を満たしていない土地では、再建築ができず、買い手が見つかりにくくなります。
建物を建てる土地が、幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していなければならないという、建築基準法で定められたルールのことです。
仮に再建築不可の物件を400万円で購入し、300万円かけて改修したとしても、市場価格が500万円程度にしかならないこともあります。
このような物件を購入する場合は、賃貸経営や民泊運用など、複数の出口戦略を想定し、「売れなくても収益化できる選択肢を持つ」ことが、柔軟な投資を実現します。
再建築不可物件のリスクについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


境界未確定や法的トラブルに注意が必要
空き家購入の際には、境界や登記情報などの法的トラブルに巻き込まれる可能性があるため注意が必要です。
古い空き家は、境界の不明確や、登記情報が実際の土地と異なるケースがあり、特に相続物件では、所有者が複数いる「共有名義」の状態になっていることも多く、契約を進める前に整理が必要です。
こうした問題を放置すると、売買契約や改修工事の際に近隣とのトラブルへ発展するおそれがあります。
また、登記簿の地積と実測が違っている場合、隣地との越境が発覚し、訴訟に発展するケースもあります。
購入前に確認すべき事項は次のとおりです。
- 登記簿上の所有者と売主が一致しているか
- 相続登記が完了しているか
- 境界標が残っているか、位置を確認したか
- 越境・地役権の有無を調べたか
法務局で登記事項証明書を取得し、土地家屋調査士による測量を行えば、トラブルの多くは防げます。
法的な確認を怠らないことが、投資リスクを減らす第一歩です。
空き家投資を進める方法3ステップ
空き家投資は、勢いで始めるよりも、手順を踏んで計画的に進めることが成功の近道です。
ここでは、初心者が失敗せずに進めるための3つのステップを紹介します。
ステップ1:市場を調査して投資対象の物件を選ぶ
空き家投資で最初に行うべきは、市場調査と物件選定です。
「どんな地域で」「どんな需要があるか」を把握せずに購入してしまうと、空室リスクが高まるおそれがあるためです。
例えば、以下のような情報をチェックし、客観的に分析するようにしましょう。
- 地域の人口動態
- 交通アクセス
- 賃貸需要
- 生活インフラの整備状況 など
また、「空き家バンク」や地元不動産会社の情報を活用することで、未公開の優良物件を見つけやすくなります。
さらに、物件選びでは、表面利回りだけでなく、総投資額に対する「実質利回り」を意識することも大切です。
たとえば、購入費300万円+改修費200万円=総投資額500万円で年間家賃収入60万円の場合、利回りは12%になります。
数字で検証することで、感覚的な判断を避け、現実的な投資戦略を立てられるでしょう。
なお、弊社アルバリンクでは、高利回りの投資物件の紹介を始め、物件周辺の賃貸需要にも丁寧にお答えしております。
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ステップ2:資金計画を立てて資金調達を進める
空き家投資において2番目に行うべきは、資金の見通しを立てることです。
空き家投資は少額から始められるとはいえ、物件購入費やリフォーム費などを合計すると、数百万円単位の支出になります。
そのため、自己資金だけでなく、融資や補助金を活用しながら、綿密な資金計画を立てなければなりません。
たとえば、一般的な資金計画のテンプレートは次の通りです。
費用項目 | 目安金額 |
物件取得費 | 200〜400万円 |
リフォーム費 | 100〜300万円 |
登記・仲介手数料 | 20〜30万円 |
運転資金・予備費 | 約50万円 |
また、融資を受ける場合は「返済比率」を家賃収入の50%以内に抑えるのが理想です。
仮に、月家賃8万円のうち返済が4万円以内であれば、手元資金に余裕を持った運用ができます。
このように複数の資金源を組み合わせることで、安全かつ効率的な運用が可能になります。
ステップ3:リノベーションと運用の計画を立てる
物件を購入した後は、リノベーションと運用の方針を明確にすることが重要です。
リノベーションでは、単に見た目をきれいにするだけでなく、入居者が快適に暮らせる空間を作る視点が求められます。
改修の優先順位は、以下の順に考えると良いでしょう。
- 安全性
- 生活機能
- デザイン性
特に外観や水回りは入居希望者の印象を左右しやすく、費用対効果が高いポイントです。
また、リフォーム後の運用計画も同時に立てましょう。
ターゲット層を想定し、家賃設定や募集方法を明確にすることが大切です。
遠方の物件を運用する場合は、管理会社に委託するのも一つの選択です。
管理手数料は家賃の5〜8%程度が相場で、手間と時間の節約につながります。
しっかりとした運用計画を立てておけば、突発的なトラブルにも冷静に対応でき、長期的な安定収益が見込めるでしょう。
空き家投資でよくある失敗パターン3選
空き家投資は、少額で始めやすい一方で、思わぬ落とし穴も存在します。
ここでは、実際に多くの投資家が陥りやすい3つの失敗パターンを取り上げ、その原因と対策を解説します。
DIYに挑戦したが途中で断念して放置してしまう
コストを抑えるためにDIYリフォームへ挑戦する人は多いですが、途中で作業が止まり放置されてしまうケースが少なくありません。
これは、最初は意欲的でも、予想以上に時間と労力がかかり、仕事や家庭との両立が難しくなることが主な原因です。
また、DIYの途中で、配管や電気工事といった、業者への依頼が必要な箇所の不具合が見つかった場合、一から資金計画を立て直さなければなりません。
このようなことが原因で、工事が中途半端な状態で長期間放置されると、建物が劣化し、再度リフォームを依頼する際に追加費用が発生するリスクもあります。
さらに、追加でかかった3ヶ月分の家賃収入が得られなくなることも大きな損失です。
電気や水道などの専門分野は早めに業者へ依頼し、DIYを無理に進めず、効率的に進めることが結果的に収益を守ることにつながります。
以下の記事では、空き家をDIYで再生させる成功ポイントを詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。


自然災害によって損失が発生する
自然災害による損失は、空き家投資における見落とされがちなリスクです。
台風や地震などの被害は、築古住宅ほど受けやすく、修繕費が高額になることもあるのです。
特に1981年以前に建てられた木造住宅は、現在の耐震基準を満たしていない場合が多く、地震による倒壊リスクが高いといわれています。
地震が発生したときに建物が倒壊せず、人命を守れるようにするための建築上のルールです。
建築基準法で定められており、日本のような地震が多い国では非常に重要な基準です。
また、屋根や外壁の経年劣化を放置していると、台風時に損傷し、雨漏りや内装腐食につながることもあります。
たとえば、築50年の木造住宅を保有している場合、台風で屋根の一部が損壊し、修繕費に50万円以上かかってしまうケースも想定されます。
対策としては、火災保険や地震保険への加入をおすすめします。
また、耐震補強を事前に行っておけば、損失を大幅に軽減できます。
「古い家だからこそ備える」という意識が、長期安定経営の鍵になるでしょう。
不動産の地震リスクについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


遠方の物件で管理が行き届かず投資が頓挫する
自宅から遠い場所にある空き家を購入した場合、途中で運営が困難になるケースもよくみられます。
遠方の物件は定期的な点検や清掃が難しく、放置している間に草木が繁茂したり、害虫被害が発生したりすることが主な原因です。
こうした状態が続くと、入居者や売却先が決まらないだけでなく、「特定空き家」に指定される可能性もあります。
放置されて危険や迷惑を及ぼす恐れがある空き家のことで、2015年施行の「空家等対策特別措置法」に基づいて、市区町村が指定できるものです。
参照元:「特定空家等に対する措置」に関する適切な実施を図るために必要な指針|国土交通省
特定空き家に認定されると、固定資産税の住宅用地特例が解除され、税負担が数倍に膨らむことがあります。
参照元:住宅用地に対する固定資産税の課税標準の特例|国土交通省
たとえば、年額10万円だった固定資産税が特例解除後に60万円へ跳ね上がるといったケースも起こり得ます。
このようなリスクを避けるには、信頼できる管理会社へ委託することが効果的です。
管理を外部に任せることで、安心して収益化に専念できる環境を整えましょう。
空き家投資で失敗しないための6つの方法
空き家投資を成功させるには、「利益を出す方法」を考える前に、「失敗しない仕組み」を作ることが重要です。
この章では、初心者でも実践しやすい6つのポイントを紹介します。
需要があるエリアかどうかを徹底的に調査する
空き家投資で最も重要なのは、「立地需要の見極め」です。
どんなに綺麗にリフォームをして、家賃を安く設定しても、入居者がいなければ家賃収入は発生しません。
そのため、以下のような情報を集め、総合的に分析する必要があります。
- 人口動態
- 通勤圏
- 交通インフラ
- 教育施設の有無
- 病院・商業施設の有無 など
不動産ポータルサイトの賃貸募集件数や、地域別の人口推移データなども参考になるでしょう。
参照元:e-Stat 社会・人口統計体系|独立行政法人統計センター
需要がある地域は、リフォーム後の入居決定も早く、家賃下落リスクも低く抑えられるため、「安く買うより、貸せるエリアを選ぶ」ことが空き家投資成功の第一歩です。
リフォーム費用を含めた利回りをシミュレーションする
利回りを考える際は、購入費用だけでなく、以下の費用を含めた総額で計算することが欠かせません。
- リフォーム費用
- 諸経費
- 税金 など
これを怠ると、見かけの利回りと実際の利益が大きく異なる結果になります。
たとえば、購入価格300万円、リフォーム費200万円、年間家賃収入60万円のケースで考えてみましょう。
この場合の表面利回りは12%(=60万円÷500万円)ですが、固定資産税や管理費などを差し引いた実質利回りは約8〜9%に低下します。
費用項目 | 金額 |
物件購入費 | 300万円 |
リフォーム費 | 200万円 |
固定資産税・維持費 | 年間10万円 |
年間家賃収入 | 60万円 |
実質利回り | 約9% |
このように、初期投資全体を踏まえた利回りを試算することで、投資の現実的な見通しが立てられます。
「数字で見る冷静さ」が、リスクを減らす最良の防御策です。
利回りのシミュレーションを行う際には、以下の記事を参考に収支計画書を作成することをおすすめします。


瑕疵の有無や重要事項説明書の内容を確認する
空き家を購入する際は、契約前に「瑕疵(かし)」と呼ばれる欠陥の有無を必ず確認しましょう。
不動産に本来あるべき性質や品質が欠けている状態のことを指します。
つまり、見た目や契約内容からは分かりにくい「欠陥」や「不具合」を意味します。
また、重要事項説明書には、耐震性能や接道義務などの記載がありますが、ここを見落とすと将来的な再建築や融資で支障が出る可能性があります。
チェックすべきポイントは次の通りです。
- 雨漏りや傾きなど構造上の不具合がないか
- 上下水道や電気などの設備が正常か
- 建築基準法や都市計画法に違反していないか
- 再建築が可能かどうか(接道義務の有無) など
専門家による「ホームインスペクション(住宅診断)」を依頼すれば、劣化箇所を明確に把握できます。
数万円の費用はかかりますが、将来のリスクを軽減するためには有効な手段です。
以下の記事では、瑕疵のある物件を売買する際の注意点をわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。


契約不適合責任に備える体制を整える
空き家の取引では、契約不適合責任に備える必要があります。
売主は「契約不適合責任」に従い、契約内容に適合しない場合、以下の責任を負う可能性があるのです。
- 修繕
- 代金減額
- 契約解除 など
参照元:e-Gov法令検索|民法第五百六十二条(買主の追完請求権)
中古物件の取引では、売主が個人の場合「免責条項」を設けることが多いですが、完全に免責されるわけではありません。
購入後のトラブルを避けるためには、契約時に「免責範囲」「修繕負担の有無」を明確にしておくことが重要です。
また、以下の資料を確認しておくことでも、後の法的トラブルを防げます。
- 登記簿
- 建築確認申請書
- 図面
- 検査済証 など
少し手間でも、書類確認を怠らない姿勢が「守りの投資」を実現します。
契約不適合責任について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


自治体支援制度と補助金を使いこなす
空き家再生では、自治体の補助金制度を積極的に活用しましょう。
申請が採択されれば、最大で100万円程受け取れる場合もあり、初期費用を大きく抑えられます。
全国の自治体が何らかの空き家支援制度を実施しており、主に以下の費用が対象となるケースが一般的です。
補助金の種類 | 内容 | 補助上限額 |
改修補助金 | 空き家再生・耐震改修費 | 200万円前後 |
取得補助金 | 空き家購入時の支援 | 120万円前後 |
解体補助金 | 老朽化建物の撤去費 | 50万円前後 |
参照元:空き家利活用事業補助金|荒川区
補助金は年度ごとに予算枠や申請期限があるため、早めの申請が採択のカギになります。
「もらえる支援」を活かせば、実質投資額を大幅に削減できるでしょう。
エリアの将来性と出口戦略の見通しを立てる
空き家投資では、購入後の「出口戦略」を意識しておくことが欠かせません。
なぜなら、築古物件は資産価値が下がりやすく、売却時の選択肢が限られるためです。
たとえば、将来の人口減少が予想される地域では、家賃を維持するのが難しくなる一方、観光地や大学近くなど特定の需要がある地域では、安定収益を維持できる場合もあります。
出口戦略には主に次の3パターンがあります。
戦略 | 内容 | 向いている物件 |
売却 | 利回り確定後に高値で売る | 市街地・再建築可 |
継続賃貸 | 長期保有して家賃収入を得る | 管理が容易な地域 |
民泊・店舗転用 | 短期収益を狙う | 観光地・駅近 |
「いつ・どう手放すか」を最初に決めておくことで、迷いのない投資判断が可能になります。
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空き家投資を成功させる最大のポイントは、「早く」「正確な」情報をつかむことです。
市場に出回る前の物件情報は、わずかなタイミングで売れてしまうことも少なくありません。
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まとめ
空き家投資は、少額から始められ、賃貸や売却など多様な運用方法で高利回りを狙える魅力的な投資手法です。
しかし、空室リスクや法的トラブルなど、さまざまなリスクも伴います。
これらのリスクを回避するためには、「利回りの高い物件」を見極めることが重要です。
弊社アルバリンクは訳あり物件専門の買取業者として、多くの投資家に高利回りの物件を紹介してきた実績があります。
独自のネットワークとノウハウにより、初心者でも取り組みやすい物件を提案してくれるのが強みです。
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