「マンションが高く売れるタイミングを知りたい」
「売り時を逃して損をしたくない」
「高く売れるポイントは何?」
マンションの売却をするなら、 高く売れるタイミングで売却したいと誰もが思うのではないでしょうか?
結論から言うと、2024年の今がマンションを売る適切なタイミングです。
なぜ今なのか、その理由と売却時に注意したいポイントについて解説します。
目次
2024年はマンション売却における適切な時期
マンションの売却には高く売れる時期とそうでない時期があるのはご存知でしょう。
2024年は近年と比べて不動産の価格が上昇し、売却に良いタイミングといえます。
なぜ今が売り時なのか、データや背景を見ていきましょう。
2013年からマンション価格が高騰している
マンションの価格は2013年から上昇を続けています。
国土交通省のデータを見ると、不動産全体の中でもマンションが飛び抜けて価格が上昇しているのが分かります。
円安や他国の紛争により建築資材が高騰していることや、人件費や輸送費も上がっていることなどが原因で、新築マンションの価格は上昇傾向です。
新築マンションの価格が上がったことにより、中古マンション購入の需要も高まりました。
上昇の波に乗っている今が売り時といえるでしょう。
国土交通省より引用:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001745770.pdf
リモートワークが普及した影響
マンション高騰の理由は、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増えたことがあげられます。
自宅にいる時間が増えたため快適な住宅への意識が増し、住宅に求める条件も変わりました。
利便性の良い都心よりも静かで広い住宅の需要が高まり、より安い住宅費で住めるよう住み替えをする人も増えました。
そのため 安く手に入る中古マンションにも人気が集まっているのです。
マンション売却の適切なタイミングを見極める判断ポイント
マンションを売却するには適切なタイミングを見極めることが大切です。
判断を誤ってしまうと高値で売れないなど、自分にとって不利な状況になりかねません。
タイミングを見極めるためのポイントを詳しく紹介します。
時期
1年の間でもマンションが売れやすい時期とそうでない時期があり、これを知っておけば売却で有利になります。
どの時期に売るのが良いのか、最適なタイミングを解説します。
1月に売りに出すのが最適なタイミング
一番売れやすい時期は新生活スタートに合わせた2~3月です。
転勤・就職・進学などで住む地域やライフスタイルが変わるため、新居を検討する人が増える1年で最も需要のある時期です。
需要の高い時期なら買い手も多く、価格も自分の要望に近い売値で売れるでしょう。
2~3月に合わせて売りに出せるよう、 遅くても1月中には売却の準備を済ませておく必要があります。
売れにくい時期を避ける
繁忙期である2~3月を逃すと一気に需要が低くなります。
その中でも 6~8月・12月は特に売れない閑散期です。
この時期に売却をしようとするとなかなか買い手が付かないばかりか、繁忙期よりも安く買いたたかれてしまうというデメリットがあります。
売れにくい時期を避けて売却に出すことを覚えておきましょう。
新築マンションの価格が上昇している時
売却に適切な時期として、新築マンションの価格が高騰しているときを見逃してはいけません。
中古マンションの価格は新築マンションの価格上昇と連動する傾向にあるからです。
新築物件が高くなると、買えない人たちが中古物件に流れてきます。
そのため、新築マンションの価格上昇に合わせて中古マンションを売るのが賢い選択です。
築年数
マンションを売るための判断ポイントとなるものの1つが、築年数です。
当然ながら新しい程高く売れるので、売却を先延ばしにしないようにしましょう。
築年数ごとの平均価格は以下の表を参考にしてください。
公益財団法人 東日本不動産流通機構より引用:http://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202402.pdf
築年数が5年未満
築年数の浅いマンションは売れやすく、新築とあまり変わらない価格で売買されることもあります。
新しいため傷みも少なく、買い手にとっても好条件の物件といえるでしょう。
築年数の浅いマンションは購入価格から2割程下がった額で取り引きされるのが一般的です。
しかし、マンション全体の価格が高騰しているタイミングなら、購入価格よりも高く取り引きされるケースもあります。
築年数が5~10年
比較的新しく、5年未満のマンションよりは価格が下がっているため、買い手にとっても条件が良く購入に至りやすい物件といえます。
コストパフォーマンスの面から見ても、 中古マンションでは一番人気の高い築年数です。
売却を検討しているなら10年を過ぎるまえに手続きを進めるとよいでしょう。
築年数が10~15年
築年数10年を過ぎると古いイメージを持たれ、人気も価格も急に落ち始める頃です。
個人の住居内の設備やマンション全体の外装なども、修繕が必要になる時期なので、所有者は金銭的な負担を覚悟しなければなりません。
15年を過ぎるとさらに買い手も付きにくくなります。
税金
マンションを売るタイミングによって支払う税額は変わります。
どのように変わってくるのか詳しく解説します。
所有期間を考慮する
不動産を売却することにより譲渡所得税が発生します。
この税金は 物件の購入から売却までの期間によって税額が異なり、5年を過ぎているかどうかで決まります。
5年未満(短期譲渡所得) | 5年以上(長期譲渡所得) | |
所得税 | 30.63% | 15.315% |
住民税 | 9% | 5% |
合計 | 39.63% | 20.315% |
5年未満で合計39.63%、5年以上で合計20.315%と、約2倍もの差があります。
税金における控除を活用する
譲渡所得税の負担を考えると、5年を過ぎるまで売却を待とうと計画する方もいるでしょう。
しかし、 3,000万円の特別控除を使えば税額を減らせます。
所有期間に関係なく控除を受けられ、譲渡所得から最高3,000万円まで適用可能です。
譲渡益が3,000万円を超えた分に対してのみ税金がかけられ、 3,000万円に満たない場合は税額が0円となります。
周辺環境の変化
売却のタイミングを見極める際に、マンション周辺の環境の変化にも注目しましょう。
近所に大型ショッピングセンターや新しい駅などができると決まったら、高く売れるチャンスです。
利便性の良い好立地として人気が高まるので、今までより高値でも買い手が付きやすくなります。
逆にショッピングセンターが閉店したり、近くの役所や総合病院が移転したりするなど、利便性が悪くなるケースもあるので注意が必要です。
ライフイベント
高く売れる時期に売却を合わせるのも重要ですが、現状で住んでいるマンションなら、自分の住み替えに都合のよい時期もあるでしょう。
子どもの入学や独立、自身の転職など、自分のライフイベントに合わせて売却の計画を立てることも大切です。
マンション売却の適切なタイミングを見極めるための注意点
マンションの売り時を見極めるために注意したいポイントもあります。
知らずに後悔することのないよう、事前に把握しておきましょう。
土地の価格が下落している
マンションの価格は土地の価格変動と連動しています。
土地が安ければ新築マンションも安く売りに出され、新築マンションの価格が安ければ中古マンションの売値も下がってしまうのです。
2024年現在で中古マンションが高値で取り引きされているのは、土地の価格が上昇しているのが理由の1つです。
土地の価格上昇のおかげで築年数の古い物件でも高値で売れています。
金利が上昇している
住宅ローンの金利が上がると買い手の購入意欲が弱まり、マンションが売れづらい時期に入ります。
中古マンションの購入に住宅ローンを使う人も多いため、金利の上昇は購入者の減少に繋がる傾向にあります。
低金利政策が行われているタイミングなど、 金利が安いときを狙って売りに出すのも良い選択の1つでしょう。
経済動向に注視する
マンションの売り時を逃さないためには、経済動向に注目することも大切です。
景気・物価・脱コロナ・円安など、 経済の変化がマンションの売れ行きや価格に影響を及ぼします。
景気が良くなればマンションの購入者も増え、円安が続けば外国人も買いやすくなるでしょう。
日銀の金融政策にも注目する必要があります。
まとめ
この記事では、マンションを売る適切な時期や、売り時を見極めるためのポイントについて解説してきました。
マンションの価格が上がり続けている、2024年現在が最適なタイミングということもお分かりいただけたでしょう。
2~3月の新生活が始まる時期は最も需要が高まるときです。
売却を考えているならこの時期を逃さないよう、1月中には不動産屋で準備を終えるようにしましょう。
乙間チョコ
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